
人という財産として(chachakocha・USA・パートナー有・48歳)
「人は石垣、人は城」といったのは、武田信玄でしたでしょうか。私は、起業10年目の中国向け投資・マネージメントコンサルタント会社(本拠地・シカゴ)に参加して5年目です。創始者は香港出身の中国人女性です。同僚は数名、全員、国籍や得意分野が異なります。私が参加した動機は会社の趣旨、方向に賛同したことはもちろんですが、なにより起業家である彼女自身が魅力的で「この人とこの会社でいっしょに仕事をしたい!」と思わせてくれたことです。経営者の彼女はおしゃれで、向学心に燃え、オープンマインドで私が提起するアイデアにまず耳をかたむけ、基本的に挑戦させてくれます。評価は公平かつ厳格、成功の暁には大喜びします。だからこそこちらも真剣に取り組みます。起業家(=雇い主)にとって私という雇用者は「人材」ですが、私にとっても起業家は「人材」です。おたがい響きあい共に進化していける環境と関係を求め合ってこそ、起業は初心貫徹かつ発展していけるのではないでしょうか。私は、単なる人材、「人という材料」としてだけでなく、”人財”「人という財産」として大切にされていると思います。その思いが自信となって、「この人ならいっしょに私たちの会社で楽しく仕事ができる」といった連鎖反応をよび、新たな人材を会社にもたらすきっかけにもなっていきます。
雇う側も雇われる側も(イスタンブール・関東・30代・パートナー有)
人材を大切にしているかどうかが、企業の成長にもつながっていると思います。うまく人を動かすことができる・育てることができるかどうかがキーなのだということは、今までの経験からも実感しています。一方で雇われるほうも企業に頼りすぎていたのではないか、「○○してくれるべき」「私はもっと評価されるべき」などの想いが、実際の行動よりも強すぎていたのではないかとも思います。個人が責任ある行動をとりそれが企業活動に反映されて初めて実績となる。実績が認められれば他の企業に移っても評価される力がついていくということを、企業も雇われる側も知っておくことが必要なのではないかと思います。
最後は人(瑞坂菜・愛知・パートナー有・43歳)
本当にその通りだと思います。会社設立以来、「最後は人」その言葉が頭から離れません。適材適所の配置と、独立できるまで育成する。そして、その後も関わってくれる「人材」。なかなかいませんが、永遠の課題と思い取り組んでいます。
ES満足(のりたろう・福井・パートナー無・31歳)
私の立場は管理職です。どんなに売上がある会社でも、人材がなければ機能しないと思います。CS満足は、ES満足がなければ成り立たないと考えています。現在、ES満足の向上の為に奮闘中です。
ハンデがあっても(有依・埼玉・パートナー有・26歳)
子どもがいても、シングルマザーでも、フルタイムで働くことができなくても、会社にとって必要な人は必要なんだということを体験しました。能力のある人は、たとえハンデを背負っていても、会社がサポートしてくれるものです。特に小さいわが社にとって、無駄な人員が一人いるだけで、毎月の利益に大きな負担がかかります。