
人を思いやることの大切さ(たん・愛知・パートナー有・31歳)
今は主婦ですが、以前の会社では「人」という財産をとても大切にしていたと思います。マネジメントをしており、大変忙しい毎日で、上司もとても厳しい人でした。でも、ちょっとした挨拶や疲れている時の「大丈夫?少し休んだら?」という心遣いだけで、私のモチベーションはかなり上がりました。そういう時は仕事の効率も上がり結果も出ます。忙しいから、業績が厳しいからといって、部下を叱り飛ばしたり、周りへの配慮が欠けるようでは、そこから先に明るい展望があるとは思えません。「人」を思いやり、大切にし、その意見を尊重するのは、甘やかすということとは違います。皆が気持ちよく働ける雰囲気というのは、企業にとってもっとも大切な部分だと思います。
本当の意味での継続のために(IPウーマン・35歳)
以前勤めていたメーカーは、本業があまり良くない割には、毎年それなりの業績を上げていました。これは土地、ビルなど、所有の資産を切り売りして急場しのぎをしているためです。これ以上売る土地がなくなったら、どうするのかしら?と人事ながら心配です。今の勤務先は、資産というものは何もありません。部屋やパソコン、コピー機すら借り物です。唯一の資産は人材。有資格者の頭脳と、それを信頼する顧客だけが、私の勤務先を支えています。中短期的に見て、会社を継続することだけが目的なら、不動産を含む資産がカギですが、中身を続けていくためには人材が重要だと思います。
お互いの意見を尊重しあうこと(21・長野・パートナー有)
やはり人材あっての会社だと思います。しかし、その人材同士が衝突し合っていては会社の継続は難しくなるのかなと実感しています。私の勤務する会社は、数年の間に急成長し、それに伴い短期間のうちに外部からいろんな人材を受け入れました。社長を含め昔からそこで働く人達と、外部から来た人達との間で衝突が起きています。あるプロジェクトもHP上で公開までしましたが、つぶれてしまいまいた。このままだと、会社もなくなってしまうのではないかと先行き不安です。会社を継続する鍵は、お互いの意見を尊重し合える人材だと思います。
高度情報化の社会で(K-CRAFT・東京・パートナー有・41歳)
やはり人材ありきでしょう。どこの会社でもそれぞれの業務のやり方に標準化があるでしょうから、一通りの業務は難なくこなすことができるはずです。しかし、大事なのは標準化通りではない動きになったときにどのように業務をこなしていくか的確に判断し実行することであると思います。それには、やはりスキルを持った人材が必要であり、鍵になると思います。いざと言うときに的確な判断をするためには、正確な情報収集が必要です。高度情報化時代の現在、あふれる情報から取捨選択して情報を集めるのもそれなりのスキルを持った人材が必要です。情報ネットワーク網が整備されてきましたが、今後社会に必要なのは思考力があり判断力、行動力、コミュニケーション能力を持った人材であると感じています。
人の発想力(大ネコ・千葉・パートナー有・31歳)
いかに付加価値を生み出して提供するか、あるいはコストを削減するかは、それを考える人の発想力にかかっています。
2つの要素(ミツチ・港区・パートナー無・43歳)
人材にも2つの要素があって、ひとつは高学歴で知性があり有能な人材、もうひとつは会社を良くしたいという情熱。前者だけでは意外と継続が難しいかもしれません。ほとんどが東大出身であったり、博士であったりするけれど、結構閉塞状態にある会社もあるようです。また、情熱のある人材だけで上場した居酒屋フランチャイズは後者の良い例かもしれません。願わくば知性と情熱の両方ある人材がいるのが継続の鍵ではないでしょうか?しかし労働力は余っているのに、人材は不足しているそうです。