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2005/2/21(月) - 2005/2/25(金)
1日め:テーマの背景 | 2日め | 3日め | 4日め | まとめとリポート
2日め

テーマ今のポルノに賛成ですか?

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キャスター
松本侑子
松本侑子 作家 翻訳家

ご意見、どうもありがとうございました。 ポルノの何に反対する人が多いのか、いくつか問題点が見えてきました。 1つはwillowさん、Biseさんのように「見たくも無いものを見せられる」不快感と迷惑……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

人々のファンタジーを規制できるか(bebe2002・兵庫・パートナー有・27歳)

ポルノは、その人それぞれ個人のファンタジーや欲望が現れるものなので、現在の「ポルノ」は現実の人々が持つファンタジーですから、それを規制したり、禁止したりすることは不可能だと思います。もしも、今の女性に対して魅力的な「ポルノ」がないのならば、それは表現していくしかないのではないでしょうか?

規制は困難(kabocha・広島・パートナー有・45歳)

今のポルノに賛成というか、最低限の基準として「公共の福祉に反しない程度……」といってもどの程度がいいのか難しい問題です。しかし、インターネットがますます普及しつつある現在、無差別に、簡単にHな情報が多量に手に入りやすくなっています。それを規制するのはなかなか難しいことでもあり、いろんな規制も後手になることが多いでしょう。

NO

見たくもないのに(willow)

あまり目にした事が無いので、今のポルノって何なのかちょっとわかりません。ただ、以前はそういう雑誌とかビデオとかは、欲しい人がそういう場所まで行って、つまり自分の意思で手に入れてましたが、最近は、勝手に傍若無人に人のPCだのに入ってきます。こういうやり方には、大反対です。見たくも無いものを見せられたり、悪質ですよね。

おおっぴらなものが多い(Bise・東京・パートナー無・38歳)

ポルノが社会の秩序を保つためにある程度必要だということは認めざるを得ません。でも、日本はあまりに男性主体の社会であり続けてきたために、これみよがしにといったおおっぴらなものが多すぎて、非常に不愉快です。朝夕の通勤電車で堂々とイラスト入りのポルノ記事を読んでいる男性がいるなんて、世界の他の国にあるでしょうか?(ちなみに、痴漢が多いのも日本だけ!)また、子供の保護という観点からみても、日本は異常に遅れていると思います。私は、個人的にはもっと規制を強めて、見たい人以外の目に入りにくいような社会になって欲しいです。

規制と性教育の両輪(Chikako-H・東京・パートナー無)

ここ数年異様な事件が多いと思います。ネットで気軽にかなり危ないサイトも見れることも原因かと思います。海外の女優の情報をネットで見ていた時、どこをクリックしたかわからないのですが、色々なサイトが出てきて、X印を押すにもかかわらず、どんどん画面が進んで、一体いくつ画面が開いているのがわからないような状態になった時があり、しかもかなりきわどい映像で、びっくりしました。規制が追いつかないのかもしれませんが、厳しくするべきだと思います。また小説や漫画でもかなり下品なもの暴力的なもの、過激なものがあるのではないでしょうか。規制だけというのではなく、知るべきスタイルで性の知識を伝えるというのがあったらいいと思います。

強要されるポルノ(Kylin・大阪・パートナー有・45歳)

「今の」が何を指すのか疑問に思いつつ、ポルノに反対するのは、厭がってる人に強制する点。見たくないのに見せつけられる点、厭がってるのに性を強要する点(これは、男女どちらにも)、価値観を強要する点( 例えば、女性の体型の太い・細いなど)。同じヌードでも、美術館の彫刻で性器丸出しのものがありますが、「美術」と「ポルノ」の境界線を誤りなく考えておきたいです。

Japanese Doll の意味(ホッティー・オーストラリア・パートナー有・31歳)

 大学付属の英語学校に通っていた時の事です。その当時、私はおかっぱにしていたのですが、ベネズエラから来たクラスメートに「それは典型的な日本人の髪型か?」とたずねられ、「そうではないが、日本人形(Japanese Doll)はこういう髪型が多いから、伝統的なものかもしれない」と答えました。彼はインターネットで検索したようで、仰天の結果に彼はびっくり、私もそれを聞いて大いに赤面しました。Japanese Doll とインプットしたところ、何と幼児ポルノのサイトにつながったそうで、「日本はこういうポルノが氾濫しているのか」と聞かれ、絶句した記憶があります。表現や性的興味の問題は別にしても、それらが簡単に、そして時には事故的に手に入ってしまう現実に対し、防衛の方法を学んでいく必要があると感じています。 

昨日までのみなさんの投稿を読んで

ポルノに反対するさまざまな理由

ご意見、どうもありがとうございました。

ポルノの何に反対する人が多いのか、いくつか問題点が見えてきました。

1つはwillowさん、Biseさんのように「見たくも無いものを見せられる」不快感と迷惑。ネットや携帯ではポルノサイト案内のメールが勝手に送られてきたり、混んでいる電車内でポルノや性風俗の記事が載った新聞や週刊誌を読む男性がいたり。

2つめには、ホッティーさんの書き込みにある幼児ポルノ。判断力のない子どもを被写体にしてポルノを制作することは犯罪であり、重大な子どもの人権侵害です。ところが、残念ながら、日本は世界でも悪名高き児童ポルノ大国であり、各国から非難を受けています。それだけロリコンポルノを求める男性がいる、ということです。奈良での女児誘拐殺人事件の犯人は、児童ポルノを集めていたと報じられています。

3つめには、Kylinさんの「価値観を強要する点」。ポルノは、男は性的に強くて犯す性、女は受け身で犯される性といった対等ではない男女関係が基本です。女の体は男が欲望のままに自由に使用できるといった誤った女性観も植えつけます(これが性犯罪、職場のセクハラを生みだす一つの原因でもあります)。さらには女は若くてグラマーな体型を持つ人だけに魅力がある、といった偏った価値判断を、見る男たちに知らず知らず植えつけます。しかも女の肉体はトータルに意識されるよりも、巨乳などと胸だけ、性器だけ、脚だけ、といったパーツとして切り離され、豊かな精神性や感情を持った一人の人間だという当たり前のことが意識されていません。むしろ日本のポルノでは、豊かな女性の人間性や自我、知性などは邪魔なもの、不要なもの、痛めつけて壊すべきものとして描かれています。これは日本社会全体が持つ女性観ともつながっているのかもしれません。

4つめとして、Chikakoさんが書いておられる「暴力的な」ポルノと性犯罪との関連です。電車内での痴漢、強姦、温泉などでの盗撮、といった明らかな犯罪をそのままポルノにして(演出にしろ、演出でないにしろ)、それがかなりの人気を集めているようです。男女の愛情や親しみにもとづいた性表現ではなく、女をナイフなど凶器で脅し、言うことをきかないと殴り、怪我をさせ、暴行するといった犯罪の現場がポルノとして大量に製作され、男たちは娯楽、楽しみとして大量に消費しています。東北で連続婦女暴行で逮捕された少年は子どものころから暴力的なポルノをネットで見ていたそうですが、最近のポルノの一番の問題は、女を痛めつけることが性的快楽として表現され、これが犯罪ではなく、刺激的なセックスのバリエーションだと思っている男たちが増えていることです。

 私たち女性は、ポルノを見たくない、そんなものは知らない、世の中には見る男性もいるかもしれないけど、自分には関係ない……という態度で、目をそむけてしまいがちです。以前の私もそうでした。

でも、いつか自分や家族が、暴力的で性差別的なポルノを見て誤った女性観を持ち、同じことをしようとする少年や男の強姦、痴漢の被害者になるかもしれません。恋人やパートナーが暴力的なふるまいをするかもしれません。あるいは、自分や家族は被害にあわなくて、ほかの女性が被害にあうだけなら、自分に関係がないことなのでしょうか?もし男と女が、同じ性的ファンタジーを持っていないなら、そのカップルは、どちらも心から満たされる豊かな性的関係を持てないことになります。

女性たちはポルノの何がイヤか、引き続き、ご意見をうかがいたいと思います。それを通じて、男女が分断するのではなく、気持ちをわかりあうための一つの道しるべにしたいと思います。

松本侑子

松本侑子

作家 翻訳家

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