イー・ウーマン高成田享自民・公明連立政権の継続を望みますか?

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会議番号:2532

自民・公明連立政権の継続を望みますか?

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【開催期間】
2008年09月08日より
2008年09月12日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

高成田享　朝日新聞石巻支局長

福田首相の突然の辞任で、次の自民党総裁・首相がだれになるにせよ、「年内解散」の可能性が高まってきまし……

議長コメントを全文読む

1日目の円卓会議の議論は...

福田首相の突然の辞任で、次の自民党総裁・首相がだれになるにせよ、「年内解散」の可能性が高まってきました。昨年の参院選以来の「ねじれ国会」で、与野党の対立は激しくなり、重要法案は衆院の3分の2の多数による再可決という手続きを経ないと成立しないという変則的な状態が続いています。

こうした事態を脱するには、衆院でも、自民・公明連立政権を支持するのか、政権交代を求めるのか、国民の意思を明確に示す必要があると思います。そこで、ズバリ、現在の自民・公明連立政権の継続を望むか、新しい枠組みの政権を望むか、議論してみたいと思います。

今回の辞任劇の引き金を引いたのは、今年1月に成立した新テロ特措法の延長問題だったと思います。延長を求める福田首相は再議決の期間を考えて、臨時国会を設定しようとしましたが、公明党が再議決による延長に消極的になったことから、政権運営が行き詰まったのです。テロ特は対米協力の柱で、昨年末にも期限切れで、自衛艦がインド洋をいったん離れた経緯があり、2年連続しての「失態」は、なんとしても避けたかったのだと思います。

次の総選挙で、【1】自・公が3分の2をとれば、それは与党への国民の絶大な支持ということになりますから、野党も参院で否決ばかりしていればいいということにはならないと思います。逆に、【2】民主党を中心にした野党が過半数を占めれば、政権交代でねじれも解消されますが、国民が納得できる政策運営ができるか、未知数という面もあります。

中途半端な状態は、【3】自・公で過半を得たものの、3分の2をとれない場合で、ねじれによる混乱がひどくなるおそれがあります。さらに、やっかいなのは、【4】自・公も民主も過半数をとれない事態で、そうなると、政権の軸となる自民と民主があらためて、そのほかの党に連立を呼びかけることになるでしょう。そうなると、民主・公明という連立だって、ありうることになります。

いろいろな可能性や組み合わせを考えながら、議論を進めていきましょう。

高成田享
朝日新聞石巻支局長


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