

教育に何を求めるかによって選ぶ(しろりむ・三重)
わたしの住む地域では私立志向が非常に高く、とくに中高一貫の私立校に人気が集中しています。公立はすべり止めになりつつあります。実際、教育関係の仕事に就いている友人たちの多くは子どもを私立の小・中学校に入れています。文部科学省の方針転換に振り回され、カリキュラムがコロコロ変わる公立に比べ、私立のほうがレベルの高い授業を受けられるという考えのようです。また公立の教師は授業以外の仕事があまりにも多すぎて、授業の準備に十分な時間をとれないという傾向もあるようです。
実際、塾講師という立場から見て、私立と公立の差は歴然としてありました。公立が落ちこぼれを出さないようにする一方で、私立は吹きこぼれ(授業が簡単過ぎて嫌になってしまう生徒)を出さないようにします。それもあって私立は宿題や課題がびっくりするほど多い。授業も密度が濃い。カリキュラムもしっかりしている。親とすれば、私立で何から何まで面倒を見てもらいたいという気持ちになるのもわかりました。
ただ、公立には逆説的な意味での「自由」があります。先生の手が十分回らないことによって、生徒が自主的に何かを探すことができる。また公立・私立とは別に学校のカラーというものもあります。結局は教育に何を求めるかによって、公立・私立の中から自分の子どもに合う学校を選べばよいのでは。
インターナショナルスクールも視野に入れて(アンヘルカーサ・東京)
インターナショナルスクールのような私立校もわたしは選択肢に入れています。知人の子どもはインターナショナルスクールに幼稚園から通っています。彼女たちは小学校低学年から人間の体の構造について学んだり、自分たちの生活に即した授業を受けたりしています。また日本と違うなと思ったのは、少人数のグループ学習の際にお互いの意見を言い合って、最後にはまとめて発表するということを行っていること。日本人は自分の意見をきちんと言えない人が多い。子どものころからそのような場面で鍛えられている子どもたちは幸せだな、と思いました。
どこで質を判断したらいいのか(wakano)
わたしたちの県は公立王国とでもいうのか、私立に行く人は小・中学校ではまれです。よほど、教育熱心な親の意向で通わされているという感じです。私立の高校に至っては、勉強があまりできない人が通う所というイメージです。街のほうの公立学校の状況を聞くと、そんなにひどいのかな、とも思うのですが、県が教育に力を入れているので、わたしたちの県で、そんな不安は持っていません。大体「質」なんて、どこで判断するのかわかりませんが、私立の保育園・幼稚園だと児童集めに目映りのいい必要ない教育も多い感じだし、私立が質がいいだなんて思いはしないのですが……。
子どもにとって良い環境かどうかが気になる(matyu・千葉・パートナー有・27歳)
子どもはいないが、将来的なこととして考えると、公立・私立どちらでも良い。教育の質もどちらでも良いと考えています。なぜなら学校教育にはまったく期待をしていないためである。基本的な学習はわたしが教えようと考えている。子どもの成長で心配なのは「良い友人」を作る環境であるか?「良い経験」を得る機会をどれほど提供することができるか?である。今、野口健氏が進めている「環境学校」に興味がある。このような活動に税金を使ってほしいと願う。
学生が学校を選ぶ時代(のほっち・山口・パートナー有・33歳)
これからは、学生が学校を選ぶ時代だと思います。学校の質を問われることもあるでしょう。さらに社会に出るとしても、実力社会であってほしいと思います。学校という名のブランドに振り回されることなく、自分のやりたいことを見つけることのできる学校であってほしいです。
公立はカリキュラムに制限があり(みいや・香川・パートナー有・41歳)
本音はYesです。でも、中2の長男は私学に入れました。公立はカリキュラムに制限があり、やはり何でも自由にできる私立には勝てないかな? 質がよほどよければ、学費の面でも次男は公立に入れたいのですが……。なかなかそういう公立は見つからないのが現実です。
たくましく育ってもらいたいから(けいのん・神奈川・パートナー有・29歳)
わたしは地方出身で私立の小学校はありませんでした。私立、公立と都心で暮らしているといろいろ情報が入りますが、公立でもかまわないと思います。社会はいろんな人の集まりなので、判断する力も必要ですし、たくましく育ってもらいたいです。

企業・官公庁がewomanリーダーズの声を求めています。一人ひとりの声をカタチにして、企業・官公庁に伝える。それがイー・ウーマンとewomanリーダーズの活動です。ぜひ登録を!
詳細と登録

現在進行中のテーマはこれ! 今すぐご参加を!