
上手にできる親なんているんでしょうか?(willow・千葉・パートナー有)
親にそんなことができるのでしょうか?? 2人の息子の母親として(開き直るつもりは毛頭ありませんが)シンプルな疑問ですが、感情的にならない親っていますか????? 怒っては自己嫌悪、言ってることとやってることが違う自分に猛省、そういうことの繰り返しです。
もう1つ大いにに疑問なのですが、怒らない、体罰をしない、ということが、果たしてよいといい得るのでしょうか。それだと、なんだか、聡明で経験豊富な家庭教師みたいじゃありませんか?
ビジネスでは、ネガティブフィードバックは大変重要ですが、それは、双方が仕事という共通のアリーナで話しているからで、恐らくトピックも仕事の進捗やら成果などでしょう。同じアリーナ上では、フェアであるのが理想だから、ネガティブフィードバックがいかにうまくできるかは、仕事上人間関係をうまく形成するのに大いに寄与すると思います。しかし、母親と子どもは、同じアリーナにいません。親が、最善を尽くして言葉を選んでフィードバックして、「うまくできた!」と思ったとしても、子どもの方は、「また、いつもの文句だ」としか受け取らないこともあります。効果的なフードバックを学ぶ、とありましたが、それも、親側からの一方的な評価ではないでしょうか。子どもがどう感じたかは、数年後に、「言ってもしょうがないから何も言わなかっただけで、本音のところ、チョーむかついていたんだ!」という言葉を聞くかもしれないのです。
本音が顔に出てしまい失敗ばかりです(ふろすと・兵庫・パートナー有・42歳)
すぐ本音が顔に出てしまい、いつも失敗しています。特に眠いとき、忙しいとき、空腹なときには理性が働かず、子どもたちとけんかになってしまいます(大人げない)。先日も受験を控えた長男が「(プレッシャーのあまり)今日は何も勉強していない。受験大丈夫かな」と言うのを聞いて、露骨に嫌な顔をしてしまったようです。その後慌てて「大丈夫と思うよ」と励ましたけれど、後の祭り。もう少しましな対応をしたいです。
自分と子どもを信じていればできるようです(しろりむ・三重・パートナー無・36歳)
自分の子どもはいませんが、塾講師という立場上、生徒に対するネガティブフィードバックにはずいぶん悩んだ経験があります。もともと「褒めて伸ばす」という考え方なので、生徒のことはよく褒める方です。褒めるとやる気がでて、ますます成績が伸びるという例もたくさん見てきました。でも、完璧な人間がいないように、生徒だってときには「これはまずいなあ」と思うようなことをします。その場合、どの時点でどんなふうにそれを指摘するのかが非常に難しい。塾講師というのは、ある意味、人気商売です。生徒に人気が出れば評価が上がるという面もあります。すると、どうしてもネガティブフィードバックを出しにくいのです。「自分は生徒にこびているんだろうか」と、自分自身のいやらしさに悩んだこともあります。ネガティブフィードバックの出し方を間違えると、せっかく築いた生徒との信頼関係がだめになってしまうのではという神経質な恐れも持っていました。いま思えば、自分も生徒も信じていなかったのでしょうね。信じてないからネガティブフィードバックを出すのが怖かったのでしょう。
いまは自宅で小学生の子どもを教えていますが、ときどき宿題をごまかす生徒がいます。私はこの生徒が大好きなのですが、まだ4ヶ月の付き合いしかなく、なかなか上手にネガティブフィードバックが出せません。やんわりと「ごまかしいていることは先生はわかっているよ」というメッセージは出しました。生徒が私のメッセージをどう受け取ったのかはまだわかりませんが、いまはゆっくりと生徒の様子を見守っています。
子どもの状態に合わせて変えるべきなのでしょうね(wakano・パートナー有)
上手には伝えられていないと思います。難しいですね。方法は一通りではなく、子どもの状態に合わせて変える必要があると思いますが、さまざまな方法を知る事は楽しみです。
虐待体験を乗り越え、変わろうと努力中(momo-can・福岡・パートナー無・32歳)
私には虐待経験があります。本当はいけないと思いながらもどうしてこのような態度を取るのか、情けなくて涙する日々も多かったです。ですので、少しずつですが変われるように自分の言動には気を配っています。
子どもの人格を認め、ひとりの人間の意見として聞くことを心がけています。つい感情的に怒ってしまったときに「でも……」と子どもがいいわけをしようとした際、一度冷静になって子どもの意図を聞き出します。すると本来怒らずに済むことだったというのも少なくありません。子どもはまだ伝達方法が未熟なだけなので、そのときは提案と言う形で子どもに話をしてみます。
わが家で一度成功した例ですが、「ママ、面白くないTVが始まった(からチャンネルを変えて)」とよく言われ、「面白くない」という個人的な意見のために動かされるのが嫌になりました(子どもにはチャンネルを変える権限を与えておりません)。そのときに「ママはこれを面白いと思うの。自分が面白いと思ってるものを面白くないから変えてって言われたらどんな気持ちになるかな?」と子どもと2人で考えました。子どもは自分の主観的な意見を述べることは相手を不快な気分にさせるということが少し分かったようで、今度はどのような言葉であれば、相手を不快にさせずにチャンネルを変えてもらうことができるかを考えました。結果「ほかにどんな番組があるか、知りたいんだけど」と言うことにより、ほかの番組内容を知り、自分が興味があるものがあれば「私はこの番組に興味があるから見てみたいんだけど」と伝えることで丸く収まりました。
とはいえ、まだまだ失敗ばかり。感情的に怒ってしまいがちです。母親業は難しいものだとつくづく考えさせられています。
娘の言葉に反省させられたこと(lovesnow・山口・パートナー有)
犬の散歩に付き合いながら娘に聞いてみたことがある。「親に叱られたとき、どんな気持ちになる?」。いま考えればたいへん間抜けな質問だが、娘は、そんな私の愚問にも率直に答えてくれた。「パパはくどい。言ってる意味がわからないことがある。ママはタイミングが悪い、だからやる気がしなくなる」とのこと。感情を抑えた、叱る気配りも必要ということでしょうか。反省。反省。