
「臨機応変」と「気まぐれ」(willow・パートナー有・48歳)
臨機応変というと肯定的に聞こえます。しかし、「私はいつも臨機応変よ」と言う友人には、ときどき、単なる「気まぐれ」だろう、という気持ちにさせられます。つまりは、結果オーライで、うまく行けば、機転の利いた即妙の判断が出来たと褒められるし、逆の場合は周りが振り回された挙句、ヘタすると連帯責任を負いかねないネガティブな状況だって起こります。時と場合によって、臨機応変も可の場合と、絶対アドリブ駄目という場合もあると思いますので、この判断はとても難しいと思います。自分ではいいと思っていても、周りは大変迷惑、という場合だってあるのですから、余程切迫して他にどうしようもない場合を除いて、熟慮の上にも熟慮して決めなければいけないことだと思います。
マニュアル以上のプラスαを(Lio・東京・29歳)
医療関係の仕事をしています。職場にはマニュアルがたくさんあります。しかし、マニュアルはあくまでも初めて経験することも、マニュアルを見れば最低限のことはこなせる内容があるだけで、プラスαのものはそこには含まれていません。プラスα、は経験から得ることができると思います。そしてプラスαのものをたくさん持っていれば、いろんな状況に臨機応変に対応できると思っています。
気分を落ち着かせてベストを尽くす(syura・神奈川・パートナー有・43歳)
臨機応変って、楽しいです。出張講習のPC講師をしていたとき、PCが壊れたり、入っているはずのソフトが入っていなかったり、受講生がきていなかったり、いろいろなアクシデントを経験しました。どんなアクシデントも、冷静に、臨機応変にその中でもなんとか目的に対してベストを尽くせるように対応できたとき、自信がつきました。自分がパニックに陥らないように「臨機応変、応用自在、海千山千、融通無碍」と呪文を唱えながら、気分を落ち着かせたりしてました。また、子どもや大人やお年寄りなどの世代の違う方と一緒に暮らしていると、それぞれとの対応で、臨機応変に対応する力がつくのかもしれません……。
繰り返すことで癖をつける(kiitos・東京・30歳)
臨機応変に対応することは難しいことではありますが、自分自身の感情のコントロールや的確な対応・物事を瞬時に見極める力などがつき、自分自身の成長や仕事への自信に繋がっているので恐れずに受け入れています。以前、海外旅行の添乗員をしていたときには、フライトキャンセルや遅延・空港ストライキをはじめ、お客様が現地でさまざまなトラブルに巻き込まれたり、迷子になられたり、泊まるはずのホテルの部屋が占拠されていたり、テロがあったり……想像もつかない突然の出来事に遭遇することが度々ありました。そのような時、予期しない状況にパニックになりそうな自分自身を落ち着かせ、どんな状況であっても、まず1分弱目を閉じて「よく考えろ、よく考えろ、なにが一番大事?わたしは今なにをするべき?なにをするべき?よく考えろ!」と自問自答し、するべきことに気づき、確認して目を開いたらその実現に向けてまっしぐらに進む。そんな方法で対処してきました。そして必ず振り返りをし、まわりのフィードバックを受けること……そんな繰り返しをすることでより瞬時に的確に対応する「癖」がついたと思います。
自分の発想を覆して(lovesnow・山口)
チャーリーズ・エンジェルで突発的な事件が発生し、今の計画の変更を余儀なくされる時、「プランB」と叫んで的確に対応するのがとてもうらやましい。10年前、仲のいい2人の友人たちがこともあろうに長崎と東京で同じ日に結婚式&披露宴をすることになった。最初に長崎の友人から招待状。出席の返事後に東京の友人から招待状。私はパニックになりしぶしぶ東京の友人には欠席の返事。ところが後で、ある友人に相談したところ、長崎から飛行機を利用すればダブルブッキングは可能だったとの返事。目からウロコでした。それまで私は遠方への移動は列車(新幹線)のみとかたくなに信じていたからです。何事も臨機応変に対応できるといいですね。