
年齢関係なく、親子ともに幸せでいること(BECK・東京・パートナー有・49歳)
「子どもを授かった時がその人の育児適齢期」だと思います。私は晩婚だった上に流産を繰り返し、子どもを授かったのは38歳でした。第二子を希望しましたが、またもや流産を繰り返し、断念しました。以前ある人が「子どもが何人欲しいか、そして最後の子どもを何歳で産むかを考えたら逆算して人生設計を立てると良い」とアドバイスしてくれました。ですが人生は時としてそのように進まない時もあります(私がまさしくそう!)。確かに30代後半の育児は体力的にきついと思うこともありましたが、育児で大切なのは、親子共々幸せな状態でいることです。どのようにしたら、そのような状態でいられるか、それには年齢は関係無いのではないでしょうか。そして親が自分の中に確固たる軸を持っていることが大切で、これも年齢とは関係無いように思います。ただ、自分の親や祖父母に対しては、もっと早く子どもを生めば良かったと思います。祖父母にもっとひ孫を見て欲しかった。また両親ももっと若い内なら孫ともっと遊べたかなと思うことはあります。
母親一人で育てるのではなく(syura・神奈川・パートナー有・43歳)
出産年齢には、ある程度物理的なタームがあると思いますが、子育てには適齢期はないと思います。うちの娘は、10歳ですが、今6歳の息子の子育てに積極的に加わりました。息子の言葉がきちんとしているのは、娘の疲れを知らない指導のおかげです。また、10歳の娘は、おばあちゃんと発声練習を行い、童謡などの遊びを小さい頃から一緒にしていました。私は母親ですが、育児といっても周囲の人や両親、兄弟友達、保育園の先生などがきちんとかかわってくれることで、子どもは広範囲に影響を受け育ちます。確かに大きな%で、子育ての責任を担うのは、母かもしれませんが、子どもはそれだけの存在ではないと思います。だから、私は子育てには適齢期はないと思います。子どもであっても子育てにかかわれるし、年齢が上がっても体力ではなく、経験や知恵による接し方ができると思っています。なお、下の息子は、まだ下の兄弟がほしいのだそうです。物理的には生めますが(笑)これからは、他の子どもや、孫(!?)にかかわる方向性で行きたいと思っています。
授かるタイミングが適齢期を決める(山本光子・東京・パートナー有・34歳)
体力や子育てをする環境は、人によってまちまちです。若くても体力のない方もいらっしゃいますし、30代後半から40代前半でも体力のある方はいらっしゃいます。私は一度の流産と不妊治療を経験して結婚7年目で妊娠し子育てをしています。今34歳で、確かに体力的に疲れることもありますが、精神的には「私にはこのタイミングが授かるタイミングだったんだ。」と感じています。妊娠したくてもできない気持ちを味わってきた私にとっては、まず、「人によって子どもを出産し育てるタイミングは違う」と思っています。また、高齢出産であっても、経済的に余裕があればベビーシッターや家事の補助などいくらでも体を休める手段はあります。結論として、「育児の適齢期はそのカップルによってそれぞれのタイミング」なのだと思います。
子どもとの生活を楽しめるなら(oopon・千葉・パートナー有・35歳)
街中で、若いお母さんを見かけることがあります。楽しそうに散歩しながら子どもに声をかけていたり、時には道の真ん中で叱っている姿も。子育てを通していろんなこと知ることがあるし、楽しいと思えることもあります。見ず知らずの人が子どもに声をかけてくれるのがうれしかったりします。ただ、親が子どもを産んだことを後悔するばかりだとしたら、その親にとっては、適齢期ではなかったのかもしれないと考えます。いいことばかりではないですが、子どもと過ごす生活を楽しむことができるなら、年齢は関係ないことではないかと思います。
欲しいと思ったとき(なりきち・三重・パートナー有・32歳)
私は29歳で一人目、2月に32歳で二人目を産みました。現在育休中です。やはり若いお母さんに圧倒されることは多いです。行事に出席しても服装も若いですしね……。でも適齢期はないと思います。仕事と自分のスタンス、主人や両親との関わり合い方など年々変化していくものです。いつ産めばよかったかなんて分かりません。「あ〜20代前半で産んでおけばラクだったかなー」と思う反面、大学在学中に妊娠した友人は「あ〜何でこんなに早くお母さんになっちゃったんだろう」、と仕事や遊びに熱中している私たちを見て思ったと言ってます。欲しい!! と思ったときが適齢期なのでは? 何が起きても腹がくくれてますよね、自分が決めたことだから。欲しい、と思ってすぐに出来るものでもありませんし。今、保育園の同じクラスに40代のママがいます。いつもキレイではつらつとしています。お腹もペタンコでスタイルも抜群。やっぱり年齢じゃなく、個人の意識の問題だな……っていつも反省しちゃいます。
タイミングは待っても来ない(kmasami・新潟・パートナー有・31歳)
仕事第一でいたら、子どもをつくるタイミングを逃してしまいました。その時に年上の同僚に言われたことばがあります。「年齢を重ねればそれだけ責任を持って仕事にあたらなければならないのよ。楽になることなんてないのよ。子どもをもう少し、もう少しと先延ばしにしても、その時その時で責任のある仕事を任されるのよ」と。たしかにその通りです。最近、少し余裕もでき、子どもが欲しいと思っています。でも、でも……と言わずにこの欲しい時をチャンスと思っています。
育児には終わりがないから(ありる)
今、5歳・3歳・0歳の子がいます。私は「妊娠・出産は体力もあり単価が低くて会社に迷惑をかけない若いうちに。リスタートを早くすれば、絶対目指すところにはたどりつける」という考えで、それを迷わず実践してきました。が、今保育園ママ同士でいろんな交流を持つ中で「育児という事業は、何歳で出会っても深い意義がある」と思います。妊娠出産には肉体的な適齢期がくるけれど、育児に適齢期はない。そう思います。しかし……今思うのは、育児って子どもが何歳になるまでが育児なんでしょうか。子どもを産んだら育児には終わりがない。子どもが何歳になろうと、何かが起こる可能性は消えず、親としての仕事は終わらない。常に「自分+子どもの人数分のリスク」を負い続けなければいけないんだと思います。可能性の話を考えると、若いうちに子を持つということは、リスク期間を延ばすことでもある、と考えると、かえってある程度やりたいことはやってからの方が適齢期、という捉え方もあるのかもしれません。