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サーベイ

2005/5/9(月) - 2005/5/13(金)
1日め:テーマの背景 | 2日め | 3日め | 4日め | まとめとリポート
3日め

テーマ子どもの発達障害を疑ったことはありますか?

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凡例
キャスター
古荘純一
古荘純一 小児精神科医・青山学院大学助教授

発達障害は、先天性のさまざまな因子が関与した大脳機能の障害です。生まれた後の環境で障害が強くなったり軽くなったりすることはありますが、先天性と認識すべきでしょう。従って近年急激に増えるというよりは、以……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

自分にその傾向があったのでは(Hotelier・千葉・28歳)

私には子供がいないので、他者の発達障害を疑ったことはないのですが、やはり、自分が少しその傾向があったのではないか、と今になって思うことがあります。とにかく注意力散漫、その場で自分が何をやらなければいけないのかが全くわからず、最初の幼稚園では明らかに先生に邪魔者扱い。なぜなら、みんながお絵かきをしているときにお絵かきができない、うろちょろしてしまう、他人のクレヨンをいじる、そんなことを子供の英会話教室でもやってしまい……。これは、他の親御さんよりクレームが出て、ほんの数回通って終了。発達障害と疑うことが近年になって多くなったのは、子供に対する教育の過多とでも言うのでしょうか、習い事をすることも含めて他の子供たちと比べてしまうような事項が、周りに多く存在するようになり、だからこそ、小さな適応性のなさも、障害の片鱗ではないかと感じる機会が多くなったからであろうと、個人的には感じています。その後、母は私に文字や英語に関わるような大脳を使う系統の習い事やグループレッスンをさせませんでした。ただ、ピアノだけは厳しく習わせられました。ピアノを習得するというのは、大脳の問題ではなく、繰り返し体で覚えるという小脳の問題だからだ、ということでした。これ、本当なんでしょうか。そのほかの文字を覚えるということや、英語は小学校や中学校に入ってから、初めて習いました。二十歳になればみな同じ、そんな風になっていればよい、と思って育ててきたという母。そして、今こうして文章を書き、英語を使った仕事をして、ピアノで癒される毎日を考えると、感謝です。

得意なことを、もたせてあげたい(ひろえっち・北海道・パートナー有・35歳)

4歳の息子は、言葉がとても遅かったので、1歳半検診のときに、保健センターの「言葉の教室」を勧められ、3ヶ月に1回の経過観察をしていました。3歳から幼稚園に入れることにして、園探しをしましたが、子どもが大勢いる中に入っていけず、パニック状態に……。悩んでいたときに、家から比較的近い場所にある無認可の小さな幼稚園を紹介され、連れて行ったところとても安心した表情を見せました。自然の中で3〜5歳児を30人程度、混合保育していて、先生たちもとても暖かく、私たちの心配事をよく聴いてくださいました。今、年中に進級しましたが、時折こだわりやかんしゃくなどが見られるので、もしかすると多少行動障害があるのかも、とも思いますが、幼稚園で子どもの良い面を引き出してもらえたので、私たち夫婦としても、もし障害だったとしても、得意なこと、好きなことに目を向けて育てていけば大丈夫なのでは、と考えるようになりました。音楽が好きなようなので、夫が得意なギターを息子にも習わせることにしました。学校でうまく受け入れられないということがあったとしても、ひとつでも得意なこと、自信があることがあれば、明るく前向きでいられるのではないかと考え、そういうことをなにか持たせてあげられるように、いろいろなことをやらせてみようと思っています。

もしかしてADHD? (コリエコリコ・東京・パートナー有)

あまりにタイムリーな質問で、思わず投稿しようかどうか迷ってしまいましたが、まさに今我が子のことで悩んでいます。以前から多少落ち着きがなかったり、集中力が欠けているなとは思っていましたが、年々ひどくなっているように感じます。5才の頃ADHDでは、と気になって担任の先生に相談しましたが、その時は単なる個性では、といわれました。ただ、ここのところのエスカレートぶりに、最近色々な本を読んだり講演を聴きに行ったりしていますが、”もしかして”と思わせられる事例も多く、不安な毎日です。ただ、はっきりさせたくてもどこへ相談を持ちかければいいのか、どの専門医がいいのかわからず、ふつうの病気のようにすぐ近所のクリニックというわけにいかないので行き詰っているのが現状です。早く原因だけでも突き止めて、対処をしたいのですが……。

判断の危うさ(梶本洋子・東京・パートナー有・52歳)

家族や私たちとはごく普通に接し、しゃべる内容や行動を見る限り正常児、むしろ頭の良い子に思えた小学2年生の甥が、クラス担任の先生からは「境界児」であると判断されました。両親は私同様その判断に対して非常に違和感を持ち、随分悩んだ末、公共の児童相談所のドアをたたきました。結果はあっけないものでした。甥は担当の先生に好感を持つことができず、故意に何の反応も示さなかったことがその誤解につながったというものでした。健常児でも境界児として扱われるその現実に、「恐ろしい」と、そして「決してあってはならないことである」と、強く感じました。原因が担当の先生にだけあるとはもちろん思いませんが、どこかが何かが間違っている、暗い気持ちで思ったことがございます。

NO

子どものストレスが原因か(いまいくん・埼玉・パートナー有・42歳)

「発達障害は最近増えているのでしょうか」との問いには「Yes」ですね。原因としてはストレスが一番ではないでしょうか? 私が小学生の頃は、家に帰ったらすぐにランドセルを放り出し、友達と暗くなるまで野球をしていたものです。ところが我が息子を見てみると、帰宅後は習いごとの予定がビッシリ! それはどうも我が家だけではないようです。そして習いごとをすれば、その成長の度合いやテストの結果などを気にするわけで……。ちょっと可哀相な気がします。

子どもと接する機会がないこと(みあい・愛知・パートナー有・27歳)

自分自身、結婚も出産もしていないのでまったく子どもと接する機会がありません。メディアでは学力低下などいろいろな問題が騒がれていますが、実感することはないです。こうやって子どもと大人がまったく接する機会がないことがある意味そういった問題が出てくる原因になっているのかもしれませんね。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

慎重な判断と、前向きな対応を

発達障害は、先天性のさまざまな因子が関与した大脳機能の障害です。生まれた後の環境で障害が強くなったり軽くなったりすることはありますが、先天性と認識すべきでしょう。従って近年急激に増えるというよりは、以前から一定の割合で存在したと考えるのが自然です。しかし社会的な不適応という観点からみると、増えているという実感を持つ現場の人が多いのも事実です。以前であれば、さほど問題とならなかった行動も細かく注意されることがありますし、少子化やライフスタイルの関係でほとんど同年代の子どもと遊ぶ経験もなく学校に入学する子ども達も少なくないことなどがその理由です。また、急速に普及したメディアの影響についても、科学的な研究結果はほとんど検討されていません。

発達障害という言葉に注目するあまり、大人が自分たちのレンズを通して子どもを見るようになることは危惧すべきでしょう。マイペースな子ども、生意気な感じの子どもを、保育・学校の関係者やスクールカウンセラー、時には一般の小児科や精神科の医師が、安易に発達障害と判断し混乱をまねいていることも事実です。発達障害の診断は主観的な観察に基づかざるを得ません。高血圧の診断のように共通の診断基準がなく、診断する専門家で意見が分かれることもあります。従って診断には熟達を要し、単に医師や教師としての経験が長ければみな専門家ということはありません。梶本さんの意見にありましたが、1回の面接で判断されることも危険です。先ほど申し上げましたが、発達障害は先天的因子が関与します。程度の差はあれすべての場面で不適応を示します。学校だけ、面接の時だけ不適応ということであれば、まず反応性のものと考えた方がよいでしょう。「ひろえっち」さん「Hotelier」さんの意見のように、ひとつでも得意なこと、自信があることをのばし、明るく前向きで、その場その場のことに悩むのではなく、成人した時を考え長い目で考えていくことが必要です。専門家と呼ばれる人たちに、診断をつけられただけで、何のアドバイスも得られず、困惑する家族の方もたくさんいます。アメリカでは、診断がなされると、まず親は、「自分たちの育て方の問題ではなかった」と安心し、それから専門家とその対応について相談するのが一般的です。

本日までは、注意欠陥多動性障害(ADHD)に関する投稿が多いように思います。極端にいえば子どもは皆ADHDに見えます。判断のポイントはどんな点でしょうか。ADHDと診断されたらどのように対応したらよいでしょうか。明日はADHDに関して触れてみたいと思います。皆さんのご意見をお待ちしています。

古荘純一

古荘純一

小児精神科医・青山学院大学助教授

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