
着物の値段が、呉服屋の10分の1!? (syura・神奈川・パートナー有・43歳)
ひさびさに専業主婦の小学校からの友達にあったら、彼女がここ十年くらい着物にハマっていることが分かりました。で、私と着物でお出かけすることになったのですが、そのとき私が着ていた着物の色違いを彼女がたまたま持っていたのです。ところが、お値段を暴露しあってびっくり。彼女は私の十倍のお金を払って購入していました。彼女は呉服屋さん、私はインターネットでしか着物を購入したことがありませんでした。その後、彼女もご主人のPCを使って操作をマスターし、デジタルデバイトを解消する努力をしています。もっと早くから知っていれば良かったと、悔やむことしきり、でした。
それぞれがハッピーでいられるのなら(airy・神奈川・パートナー有・40歳)
私自身は仕事でもプライベートでもパソコンも携帯電話も離せません。メールやネット、ファックスの普及によって、子どもがいても仕事をしていくことができました。けれど人体に悪影響を及ぼす電磁波の飛びまくる今の社会がよいのかどうかはわかりません。「使えない」「使わない」ことで、一方的に不利益な状態に陥ることには反対ですが、それぞれがハッピーな気持ちでいられるのなら、デジタルデバイドはあったままでもよいように思います。
「デジタル弱者」に優しく(ラムネ&タマ・神奈川・パートナー有・35歳)
セキュリティの問題等、まだまだ完璧とも思えず、他のメディア以上に情報が「散乱」し利用者の取捨選択・責任が問われると思えるので、安易に親やコンピューターに弱い人にはお勧めできないと考えていますが、ゆくゆくは利用せざるを得ないのであれば提案があります。「デジタル弱者」に対して、もっと平易な言葉を使ってあげてください。特にサポートセンターに申し上げたい! いろいろな用語があるのはよくわかりますが、トラブルに巻き込まれてただでさえ困惑しているユーザーに、業界用語を並べ立てられてもわからないものはわからないです。
田舎のアナログな現実とのズレ(ストレリチア・宮崎・パートナー有・50歳)
私のように地方に住んでいるものにとって、ネットからの情報は世界を変えるものでした。井の中の蛙が少しばかり外界の水を見られました。またこのサイトのように真摯な意見も読むことができます。しかしこの田舎のアナログな現実と少しばかりずれていることも感じています。私でさえそうなのですから私の周りの高齢者はもしネットからのあふれる情報を浴びたとき戸惑いのほうが多いかもしれません。テレビでときおり聞こえる「ホームページのアドレスは……」。これだけで高齢者は疎外感を持つみたいです。やる気をだすにもきっかけもないかもしれません。目も疲れるみたいですし。それはそれでいいかなと思うこのごろです。
悩みを持つ人々の情報交換の場として(あんじー・沖縄・パートナー有・40歳)
私は不妊治療をして8年になります。当初周りは、結婚してすぐオメデタされていた人が多く相談しづらくて、どこの病院に行けばよいのか悩んでいました。気持ちが軽くなり、色んな情報を知るチャンスをくれたのは、インターネットでした。はじめて検索で打ち込んだ文字は、「ふにん」。最近は病院のホームページに、治療内容や、不妊原因の解説、Q&Aコーナーまであります。治療の経験者が集まるサイトも多く、BBSで情報交換できるのは、ありがたいです。体外受精など高度治療に進む際に、判断できたり、背中を押すキッカケになったりします。また、知人はお子さんが重度のお米アレルギーになり、病院で県内でも例が無いと言われた時にパソコンを始めました。
若い世代との格差(ふろすと・兵庫・パートナー有・43歳)
ネットでものを買うと、割引などが受けられる場合や手数料が安く設定されているものが多いです。それを実家の両親に話しても、「ネット接続が怖い」(パソコンは一応持っているし、インターネットもできる環境)「検索の仕方が解らない」「操作がわからなくなった時、解決できない」などで、せっかくの環境が活用できていません。両親が特別だとも思えず、若い世代との格差(情報・技能・経済面)が広がりつつあるのを感じます。

女性の技術者、開発者を増やす努力を(Bise・東京・パートナー無・38歳)
実はあまり感じていません。それどころか、仕事をしていくなかで、もっともっとこの部分が便利になったらいいのになぁ……とアイデアが広がっていきます。多分好きな世界なので、どうして情報処理の道に進まなかったのかが悔やまれるぐらいです。ここで問題提起するとすれば、先日ニュースで日本は女性の理系研究者が主要国の中でも極めて低いというのを見ました(日11%/米32%)。私も文系で、中高と理数系の科目では赤点の常習犯でしたが、今考えてみると、もっと違う授業を受けていたら、私は理系の道に進めていたかもしれないと思うことがしばしばあります。理系のとっつきにくいイメージを払拭して、もっと女性の技術者、開発者を増やす努力を教育などの面でフォローして欲しいです。女性が開発したデジタル製品は、もっとフレンドリーになるかも……!?
使っていない人も、不自由はなく(もりぴぃ・埼玉・33歳)
会社ではネットを当たり前のように使っていますが、そういえば、家に帰れば周りの家族や親戚の中で、使いこなしているというのはほんの数人。我が夫婦は、そのわずかな一握りだということに今気づきました。しかし、周りの使っていない人は別に何の不自由もしていないような気がします。何か知りたかったら調べるよーと言っていますので、気軽に「xx調べてくれる?」とお願いしてきますし、喜んで調べてあげます。ただ、このサーベイのような充実した質の高いコミュニティ(読み書き時間の自由さ、著名人との近い距離、深いテーマとの出会い、さまざまな方との体験の分かち合い……等々)は、ネットを持っていなければ知ることができなかった世界だなと思います。ネットでの情報収集や通販、掲示板など、無理に教える必要はないと思いますが、興味のありそうな人には教えています。そういった事も、たまたま先に使っていた身の役目かなと思います。