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おしゃれのDNAというものがある。たとえばパリで、パリジェンヌに「おしゃれのお手本は誰?」と聞くと、「マ・メール(お母さん)」という声が少なくない。おしゃれのDNAがフランスでは健全に機能しているのだ。
日本ではどうだろうか。ちょっと前までは、お母さんがおしゃれのお手本だったという例は、日本では極めて少なかったように思える。いまだってきっと少ないはず。たいていはセレブとか、女優とかアイドルタレントとか。グレース・ケリーからニコール・キッドマン、ブリトニー・スピアーズ、小雪まで、いわゆるファッションミューズたちは永遠の憧れの的だ。雑誌の中でいえば、セレブやファッションピープルのおしゃれスナップがお手本という人だっているはずだ。そう、日本ではいまだ、おしゃれはファンタジーの産物であって、けっしてDNAからは育ってこないという神話がある。
それはなぜか? 日本では、女性が年を重ねると簡単に「おしゃれ」や「女」を卒業してしまうからではないだろうか。とはいえ、ただいまこの現象が激変中! おしゃれで、活躍する、ときに不良な大人の女が、日本でも急増中だ。これからはスタイリッシュな大人の女をお手本とする世代が必ずや育ってくるはず。生き方の面でもおしゃれの面でも、永遠に卒業しない女でいたいですね!
それでは一週間、よろしくお願いします。