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2004/5/10(月) - 2004/5/14(金)
5日め

テーマ内部告発、あなたもしますか?

今日のポイント

組織にとってもいいことであるという確信のもとに

投票結果 現在の投票結果 y75 n25 これまでの投票結果の推移
凡例
キャスター
藤田正美
藤田正美 ジャーナリスト

昨晩、ある時代小説を読んでいたらこんな場面がありました。家老が領主に対して辞任を申し出て、領主からその理由を問いただされます。そうすると家老は、本音として「自分は傲岸不遜(ごうがんふそん)な人間で、年……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

トラブルの経験から得たものnew(犬千代の母・兵庫・パートナー有・52歳)

わが社でも2年前にトラブルがありました。社会的にも経営面でも大きな打撃を受けました。その時の体験で、社内からの問題提起があったら傷は浅くて済んだのにと実感しました。この体験のおかげで社員一丸となって立て直しのために頑張り、会社もグレードアップしました。問題は小さいうちに解決する、問題を見つけたらすぐ解決する、後でじゃなく今すぐ解決する。経営理念に立ち返れば必ず解決できます。

内部告発が一般的でない行為だけにnew(パレアナ・東京・パートナー有)

藤田さんがおっしゃる通り、「自分がどれだけ正義を見いだすことができるかがポイントになる」と思います。また、内部告発が難しいことの原因の一つに、一般的な行為ではないことが挙げられると思います。もしも、自分なりの正義感を自分の中に築いていける人々の集団の中にいたとしたら、むしろ普通のこととして受け止められることでしょう。最もその場合は、あえて内部告発とは言わずに、「単なる正しい提言」であるのかもしれません。

手段であって目的ではないnew(YOGI__BEAR・東京・パートナー有・36歳)

内部告発は、組織内部の浄化を促すためにも、必要な制度だと思います。内部告発は「組織に対する裏切り」だとは考えていません。しかしながら、内部告発は組織の自浄作用を促す手段であり、目的ではないということも認識されるべきだと感じています。

近年「ガバナンス」「コンプライアンス」といった言葉が一般的に使われるようになってきたのは、不公正な取引によって社会全体(消費者、従業員、株主、不正を行った会社自体、他)が不利益を被るのだという認識が高まってきているからだと感じています。「内部告発」が「公共の利益を守るための手段」だとすれば、それを行使することよりも、不正を防止する抑止力として働く仕組みを作り上げることのほうがずっと大切だと考えます。

なぜかといえば、内部告発が乱用されることは、社会にとって不利益となる場合も考えられるからです。「内部告発しやすい環境を整えて不正を抑制する」ことが、最後は会社の利益になるのだという考え方が、企業にも浸透し始めています。不法行為や不正に気付いた人が匿名で報告できる社外窓口を設置する会社も、ここ数年で増加しているようです。内部告発とうまく共存共栄することで、組織内のコミュニケーションや風通しが良くなるといったメリットもあるのではないでしょうか。

命にかかわることならばnew(よんよん・福岡・パートナー有・38歳)

勇気が必要なだし、自分の身にも降りかかってきますが、三菱ふそうの事件のように命にかかわるようなことなら告発したいと思います。ただ、雪印が賞味期限を過ぎたもので新しく製品を作っていましたが、そんな場合はしません。わたしは賞味期限について大して気にしていないので、問題はないと思っています。人によっては大問題なのかもしれませんが。

内部告発しても保護されないとなると(べんじゃみん・東京)

内部告発者が今後、法で保護されると聞きましたが、私立学校の教員であるわたしは保護の対象外のようで、今後、もしも違法行為を目にするようなことがあったら、自身の進退とてんびんにかけねばならないのだろうか、と思うことがあります。

まずは社内での是正を働きかける(くにまつ・大阪・パートナー無・53歳)

告発より、まずは社内での是正を働きかけます。それでコンプライアンスが実行できればよし。昨今企業の社会的責任の在り方とともに、このコンプライアンスが唱えられ、稚拙な内部告発は減少しているでしょうが、反面「あきれかえる」不正も横行しているものと思われます。人としての在り方が希薄な企業、社会に発展はないのではないでしょうか。提案などで是正されないのなら、人として毅然と未来のために「告発」も行い、軌道修正するべきです。目先の利益は意味がない。「企業もまた人なり」です。

会社より社会的責任を優先させる(いまいくん・埼玉・パートナー有・41歳)

たぶんしますね。もちろん内部告発することによって会社の経営が危うくなり、結果として職を失う可能性もあるでしょうけど、個人的なポリシーとしても(刑事告発などの)リスクを考えても会社より社会的責任を優先させます。

真っ向から戦ってよかった(kuniwaka2001・神奈川・パートナー有・32歳)

会社を辞める覚悟があるのならば、してもいいと思いますが、現実はとても難しいことだと思います。わたしは内部告発というか、上司が業者と癒着していたため、それを指摘し、職場に居づらくなりました。結局会社を辞めました。

人間、だれでも自分がかわいいものです。また、支える家族がいる場合、どんなことをしても今の自分の収入を守ろうとするのもよくわかる。そういう人と戦うのは、かなりの覚悟がいることだと思います。でもわたしは真っ向から戦ってよかったと思っています。最終的には、その上司も別のセクションに移動しました。

顔と名前を出してまで告発する勇気があるか(巽・大阪・パートナー有・43歳)

そこで当然のように行われていて、それが不正だと気付かなかったという場合もあるでしょうが、あきらかに社会正義に反すると気付いたら、告発しなくてはと思います。それにつけて思うのは、牛肉偽装事件を告発した西宮冷蔵の社長さんの戦いです。個人が表に出たために取引先を失い、辛酸を舐められましたが、とうとう復帰されましたね。頭が下がります。

あのように、自分の顔と名前を出して内部告発ができるかと問われれば自信がありませんが、「内部告発? しないよ。どこでもあることじゃない」とまで倫理感を鈍麻させまいとは思います。最近は、内部告発に限らず個人が表に出たため、世間から叩かれるケースがとても多いですが、それにもめげず己の信じる道を進む人も増えていますね。わたしも勇気を出さなければと思うことしきりです。

業界ごとにハンドブックの作成を(しまこ・京都・パートナー有・37歳)

わたしは製薬企業に勤めていますが、社員全員に「コンプライアンスハンドブック」が配布され、どのような行為がコンプライアンスに違反するのか、事細かに規定されています。また、社内には専用の相談窓口もあります。しかしみなさんの投稿を読んでいると、そのような企業はまだ少数派なのでしょうね。わたしは恵まれていると感じました。

組織に長く帰属すると、客観的に自らの行為を検証することが難しい場合があると思いますので、ぜひ省庁が音頭をとって、業界ごとにこのようなハンドブックの作成を義務づけ、社員教育を行っていくことが重要だと思います。法整備はもちろんですが、まずは「モトを絶つ」ことが一番だと思います。

綿密な計画としたたかさをもって(Petite・ニューヨーク)

必ずすると思います。わたしにとって会社組織とは仕事(自分のスキルを最大限活かせるプロジェクト)を遂行する箱という認識であり、忠誠を誓う存在でも保守するべき存在でもないからでしょう。よって、「裏切る」という価値観は、ここには適応しないため、自分や社会にとって正しいかそうでないかで物事を判断すると思います。そして、内部告発の際はあらゆる状況を想定して綿密に計画し、共倒れにならないようにしたたかに動くことも現実問題として熟考するでしょう。イラク戦争勃発でうやむやになってしまった感のあるエンロンスキャンダルで考えさせられた末の結論です。

NO

告発する者が失うものは大きい(A6M2・愛知・パートナー有・47歳)

内部告発しても自分の雇用が保障されない以上、内部告発には踏み切らないと思います。逆に言えば、匿名性が保証されていれば告発するかもしれません。社会正義か組織かという問いかけはごもっともですが、小さな正義で告発しても社会的な意義は小さいと思います。告発されたほうより、告発するほうが、いろいろな意味で失うものが大きいのではないでしょうか。日本でも公益情報提供者保護法を制定する動きや、大企業を中心に告発窓口を整備する動きがありますが、こういう制度が整備されていない現状では、多少の「悪事」には目をつぶるというのが、現実ではないかと思います。

組織の一員としてできることはほかにないか(Reiko・東京・パートナー有・32歳)

多くの内部告発による事件発覚について思うのは、組織の一員として、まだ、できることがあったはず、ということである。わたしはエンジニアだが、自分の技術的信念に基づいて、客観的事実を誠実に伝えることを怠っていないか、いつも自問したい、と考えている。実際には、その後の社内的立場や上司と対峙(たいじ)する労力を考えると非常に難しいが、結局は、こうした隠ぺい工作の発覚が企業を倒しかねない時代であることも事実であり、内部告発して会社ともども社会的信用を失うか、社内で一時苦しい立場に陥るか、の二択であれば、後者のほうがましではないだろうか。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

組織を超える価値観をもちたいもの

昨晩、ある時代小説を読んでいたらこんな場面がありました。家老が領主に対して辞任を申し出て、領主からその理由を問いただされます。そうすると家老は、本音として「自分は傲岸不遜(ごうがんふそん)な人間で、年を取ってからその傲慢さを押さえることができなくなってきた。そんな人間が家老職に留まっているのはよくない」と答えたのです。そうするとその領主は、「その傲慢さを自分のために使ったことはあるか」と問い返します。答えは「否」です。藩のためにやってきたならば、その傲岸不遜を恥じることはない。領主はそう諭して家老を慰留したのでした。

内部告発は、どんな人にとっても決して簡単にできる行為ではありません。踏み切るまでには、自分のこと、家族のこと、同僚のこと、上司のこと、それに会社さらには社会のことまで、さまざまなことが頭の中をよぎるはずです。それでも目の前で行われていることが、反社会的であり、それを正すことが社会はもとより、自分の属する組織にとってもいいことであるという確信があるから、告発するのでしょう。けっして、自分の利益になるからということではないはずです。むしろ、少なくとも短期的には自分にとって不利益になるからです。

常に組織の論理が優先されるような社会はいい社会ではないと思います。ちょっと事例は違いますが、反日本的とか反政府などの言葉が、イラクの人質問題で出てきましたが、僕は耳を疑いました。国民が常に政府の言うことを聞かなければいけない社会なんて気持ちが悪いと思いませんか? それぞれの人が、自分の理想とする社会をもっていていいはずだし、それをぶつけ合うことが、さらにいい社会を構築することにつながってくるのだと思います。だから組織を超える価値観をもちたいとも思うのです。

一週間、お付き合いいただき感謝しております。またみなさんとこの場を借りて議論できることを楽しみにしております。ありがとうございました。

藤田正美

藤田正美

ジャーナリスト

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