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2005/1/10(月) - 2005/1/14(金)
1日め:テーマの背景 | 2日め | 3日め | 4日め | まとめとリポート
5日め

テーマスマトラ島沖地震、他人事ではない?

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凡例
キャスター
竹田圭吾
竹田圭吾 ニューズウィーク日本版編集長

衝撃的なニュースというのは、人の思考回路をまひさせてしまう面があります。なので私は、大きな事件に接するとまず自分の中の感情の「スイッチ」を切るようにしています。そうしないとショックや同情心に押し流され……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

こんなときは、ばかばかしいTV番組は控えてほしい(フレーバーママ)

テレビの画面であの惨状を見ると他人事ではないとは思う。しかし現状はそれよりもはるかに大変だと思うのにいまひとつ自身のことと具体的に感じられるまでいかない自分に、ジレンマを感じます。それにしても、こうした惨状があるときにばかばかしいグルメ番組や物を粗末にするような番組は控えてほしいと思うし、たとえば「ごちになります」なんていう番組なら、今回の食事代金をすべて義捐金に回しますといった声が(この番組に限らず、ですが)上がってもいいように思います。

この災害だけにメディアの関心が集中するのはなぜ?(sunchild220・北米・パートナー有・28歳)

私の現在住んでいる北米西海岸も地震が起きるといわれている場所ですし、津波も来るケースはありうるわけで、他人事ではないという気持ちはあります。しかし、今回のインド洋大津波に関しては、とても冷めた眼で見ている自分がいることも確かです。日本も含め、先進国のメディアが毎日集中してこのニュースを扱っていることが、不思議でなりません。見えていないところでは、毎日多くの人が苦しんだり亡くなったりしています。なのに、なぜこの地域の今回の津波だけこのように大きな支援が各国政府や団体、個人から出るのか。日本にも、台風や新潟の地震で被害に遭われ、いまも生活が大変な方もたくさんいるのに、社会の関心がインド洋大津波にだけこぞって集中するのは、なんとも複雑な気分です。メディアの力は怖いと改めて思ってしまいます。

基本的な知識や備えが当たり前のことになる必要性(心月)

科学の進んだ現代でも、地震の完全な予知はできてはいません。メディアなどでも、地震の怖さの特集はありますが、現実に身近な人が被災したとか、現地に住んでるとかでない場合は、どうも危機感が薄いような気がいたします。本当は、もっと生活の基礎レベルでの防災知識や備えが、雨が降ったら傘を差すぐらいのごくごく当たり前のこととして、浸透すべきかもしれません。

この時期にバカンスを楽しむ神経って?(ラムネ&タマ・神奈川・パートナー有・35歳)

テーマからそれますが、何が信じられないといえば、あの大惨事(しかも日本人も巻き込まれ大変な事態になっている)にも関わらず、何ごともなかったかのように「バカンス」を楽しむ日本人がいたことです。インタビューではずっと滞在していたわけではなく、地震、津波の後で行ったとのこと。何日たったからいいとか、そういうものではないとは思います。近くの海では発見を待っている方、その帰りを待っている残された家族がいらっしゃるというのに……。私には理解できないことでした。

自分の力では避けられないことがあると実感(志在千里・東京・パートナー有・30歳)

水上コテージにあこがれていた私が、夫と新婚旅行の行き先を検討していたとき、候補地の1つがモルディブでした。最終的にはタヒチへ渡航することに決まりましたが、ちょうど地震が発生した時期と重なった新婚旅行だっただけに、他人事とは思えませんでした。ニュースを見ていると、新婚旅行でモルディブへ渡航された方もいるとのこと。本当に自分の力では避けようのないことってあるのだなと思いました。

実際に体験しないと意識は変わりにくい(イスタンブール・パートナー有)

アジアのビーチリゾートはよく出かけていたので「もし自分が行っていたら」と思いゾッとしました。混乱に乗じて子どもさらいや性犯罪も起こっていると聞いて、本当に心が痛みます。私が実際に体験した災害は、子どものころの水不足です。給水車からでしか水がもらえない体験はショッキングなできごとでした。また、その後は水に対しての考えが確かに変わりました。ミネラルウォーターの普及にともない「水はただではない」という考えが浸透しましたが、それにもまして「またなくなるかもしれない」という思いを常に持つようになりました。実際に体験しなければなかなか意識は変わらないものです。ただ、常に災害対策は必要だとあらためて痛感しています。

NO

ピンとこないので危機感を感じなかった(有依・埼玉・パートナー有・26歳)

私は他人事、NOに1票を入れました。住まいは埼玉です。「津波」と聞いてもピンときません。映像を見ても洪水との違いもいまいち分からず、どういう状況で被害にあったのかを把握することもできず、危機感を感じませんでした。旅行会社に勤める友人によると、こんな状況にもかかわらず、来月の予約はいっぱいだそうです。「地震」の恐ろしさはメディアでもよく取り上げてますが、「津波」のメカニズムも広く浸透させるべきかもしれませんね。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

「天災」は存在せず自然災害もすべて「人災」であるということ

衝撃的なニュースというのは、人の思考回路をまひさせてしまう面があります。なので私は、大きな事件に接するとまず自分の中の感情の「スイッチ」を切るようにしています。そうしないとショックや同情心に押し流されて、物事を客観視できずに大事な部分を見失ってしまいかねないからです。

では、スマトラ島沖地震・インド洋大津波という大災害の大事な部分とは何でしょうか。それは、ある意味でこの世に天災というものは存在せず、自然災害もすべて「人災」であるということを示した点ではないかと思います。

災害の被害の大きさを決めるのは、その原因となった自然現象の規模や程度ではありません。それが起きた場所にどれだけの規模の人がいて、それが引き起こす異変にどの程度まで備えていたかどうかです。大昔にも今回のような地震や津波は起きましたが、いまのような人類社会がなかったころは被害などありませんでした。逆に移動や情報伝達や防災のインフラが未発達で、避難という行動がシステム化されていなかったころは、小さな自然災害が甚大な被害をもたらすこともありました。

地震や津波は予知しえない「天災」であるという意識をもつことは、心のどこかに「備えてもどうせムダだ」という諦めを植えつけかねません。地震の発生から何時間もたった後の津波によっても多くの方が犠牲になったインド洋大津波は、こうした災害は防ぐことはできないけれど、人間の知恵と努力と注意によって被害程度を最小限にまで減らすことは可能だということを再認識させる事件だったと思います。

その意味で、投稿をいただいたみなさんの多くがただ感情を揺さぶられて「他人事でない」と感じるのではなく、さまざまな教訓を学べる機会として今回の事件を「他人事でない」と感じるのはきわめて健全だと思います。私もみなさんと同じように、ハートでは被災者の方々の不運を悲しみつつ、頭ではできるだけ冷静に事件の意味を考えて心に刻めるよう努力しようと思います。

と言いつつ、今年こそは年末に「今年を象徴する文字は『災』」などというニュースが流れる年になりませんように、と「神頼み」してしまいますが……。

竹田圭吾

竹田圭吾

ニューズウィーク日本版編集長

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