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大型連休で中国に行こうと思っていたのにキャンセルする方もおられるようですね。何せ4月に入って3週連続で反日デモがあり、北京の日本大使館、上海の日本領事館、その他、日系のスーパー、商店、レストランなどに破壊行為が繰り返されたのですから、ちょっと心配になるのが当然です。
「こうした中国国民の感情的行為の根本原因は日本側にある」と強硬だった中国政府も、事態の沈静化に向けて動き始めました。確かに暴力行為は許されないのですが、第二次大戦という戦争をめぐる歴史認識の問題は、日中、そして日韓の間にささったトゲのようなものだと言われています。日本の歴史教科書はいわゆる「自虐史観」的な表現が、だんだんに薄れる傾向にあります。一方、中国や韓国の歴史教科書は、日本の教科書よりははるかに愛国心を強調し、その分、かつての日本が悪役として強調されているとする批判もあります。
みなさんは、こうした日中、あるいは日韓の「トゲ」を身近に感じたことがありますか。そしてそのときにどのように思われたかを教えてください。これから一週間、国と国という大げさな話ではなく、まさに個人と個人というレベルであの戦争や戦後、そして歴史を話し合ってみたいと思います。