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2005/5/30(月) - 2005/6/3(金)
1日め:テーマの背景 | 2日め | 3日め | 4日め | まとめとリポート
2日め

テーマ企業のモラルについて考えたことはありますか?

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キャスター
竹田圭吾
竹田圭吾 ニューズウィーク日本版編集長

日本企業のモラルが低下してるよね……周囲からそんな声が聞こえてくると、私は思わず問い返してしまいます。本当に? 一部の大企業が不祥事を起こしたからって、企業全体のモラルが低下してるなどと言えるの? じ……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

研修を通して会社全体で取り組みを(パステラ・東京・パートナー無・32歳)

社会人10年目ですが、会社のモラルについては、職場のOJTを通じてのみで、研修教育として受けたことがありません。会社のモラルが違法行為だったり、世間の見方からしてみるとかなり異常だったり、正しいモラルいうものが軽視されているから事件になってしまうのだと思います。個人では考える機会はあっても、会社としてモラルについて問いかける機会が少ないので、研修教育していかなければいけない時期にきているのではないでしょうか。

企業の本質は利益追求(ジル・徳島・パートナー無・36歳)

ないと言ったら嘘になります。でも、企業の本質は利益追求です。資本主義の日本では利益追求こそが最終目標です。モラルについても、今の社会情勢の中で、企業のブランド力をアップさせるための、利益を向上させるための道具になっているのではないでしょうか。最近のCMをみても自分の会社のイメージをよくするためのモラル、いかによくコマーシャルして企業イメージを上げるかではないでしょうか。最近では、あまり期待していません。

カウンセリングを含めた生産的な人材管理を(ハネサコ・オーストラリア・パートナー有・42歳)

日本の企業のCSRに対する認識、対応は非常に遅れていると思わざるを得ません。まず、人材管理の分野ですが、これは社員を査定をする所謂「人事部」のみならず、社員が困った時にカウンセリングを受けられるような機能も果たすわけですが、もっと、海外の企業がどのようにこの分野に力を入れているのか、リサーチし、どんどん取り入れるべきです。JR西日本の悲惨な事故の背景には、運転士の方は「仕事を失う危機感」に追い詰められていたと、聞きました。会社は彼のミスを「いじめ」のように、ただ叱り飛ばし、始末書を書かせるのではなく、「なぜ、ミスが生まれたのか、再発しないようにはどのようにしたらいいのか」と建設的なカウンセリングを、査定などとは関係ない部分で受けさせるべきだったのではないでしょうか。私の会社(豪州)では、マネージメント・スタイルに対する、批判、注文、提案はもちろん、日々の仕事上の小さな悩み事など、HR(人事)でまず受けとめてくれます。そして、それが査定に結びつくようなことはありません。CSR、HRに対する日本企業の改革は急務です。二度と貴重な命があのような形で失われることが無いように、日本の企業は真剣に取り組むべきです。

監視組織が必要(月の猫・神奈川・38歳)

日本でこの手の事件が後を立たないのは、結局「業界を監視できる強力な存在がないから」だと思っています。最新の話題の鉄橋談合問題にしたところで、40年以上、その業界では当然のこととしてくりひろげられてきたことです。それは業界関係者すら認めていることです。形ばかりに談合をやめましたと言ったところで、それを監視し、本当にやっていないのかを見極める存在がなければ、またやると思っています。本来は企業の監査担当が自浄努力をするべきですが、それが出来ないなら、外部団体を作ってしまうべきです。公正取引委員会がソレにあたるのかもしれませんが、動きが遅すぎます。権限をもっと与えても良いのかもしれません。また、この問題は発注側に見積能力がないという、根本的な問題が改善されないと繰り返される問題だとも思っています。

現場の良心でカバーしている現状(いつたく・茨城・パートナー有・40歳)

企業のモラルは、たとえ安全に関係がなくとも、危機管理の1つであるように最近思います。日航しかり、JR西日本しかり。企業のモラルが低下するとそれはかならずいつか外から見えるもので、そうしたときに、顧客は離れていきます。普段からの危機管理意識を経営陣が持つことが大事だと思います。実際に現場を預かる人間はそういうモラルの崩壊の結果に一番近いところにいるので、現場から遠い経営者よりは意識していると思いますが、危機意識を現場の個人として持っていても組織には広がりません。そのもどかしさを現場の良心でカバーしている場面は多々あると感じます。

個々人のモラル意識を高めること(みあい・愛知・パートナー無・27歳)

私が以前勤めていた会社では従業員ひとりひとりの「モラルの低下」が叫ばれていました。内容としては、挨拶をしない、駐車場で騒いだりして近隣の住民に迷惑をかけたりなど、どちらかというと企業の倫理というより人間としての倫理のものでした。でもこうした根本的なものが緩んでいるから不祥事が起こりやすいのではないのでしょうか? ちなみに大企業で新聞にも載っている会社ですが、不祥事で警察沙汰になったこともあります。人数が多いので確率的に避けられないのかもしれませんが、まずは個人の心を引き締めることが第一です。会社を動かしているのは人間ですから。

NO

報道機関の基準でモラルを測らないで(maggiemaggie・神奈川・パートナー有・36歳)

企業のモラルというよりは、個々のあり方が問題なのではないかと考えます。一部がダメなら全てダメといいがちですが、そうとは思えません。近頃の企業の不祥事に対しての報道にも問題はないのでしょうか。確かに大変な悲惨な事故を起こした、説明は二転三転でよくわからない、調べてみたら助けずに出勤した、ボーリングだ宴会だ……。なぜこんなことになってしまったのか、公正に報道してもらいたいです。その報道機関が考える基準でモラルを測って、断罪してはいないでしょうか。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

社会が企業に求めるものは変化している

日本企業のモラルが低下してるよね……周囲からそんな声が聞こえてくると、私は思わず問い返してしまいます。本当に? 一部の大企業が不祥事を起こしたからって、企業全体のモラルが低下してるなどと言えるの? じゃあ、企業に必要なモラルって具体的に何? そもそも、企業にモラルは必要なのか、と。

そんなこと当たり前じゃん、と感じる方は、考えてみてください。談合や総会屋への利益供与、リコールなどのトラブル隠蔽、安全管理を怠ったゆえの大事故、環境汚染などの公害などが社会問題になるのは、今に始まったことではありません。企業のモラルは昔からそれほど高かったわけではないし、今の企業が昔よりずっとモラルが低いとも思いません。昔と違うのは、社会が企業に求める基準が変わったということです。

では、なぜ社会が求める基準が変わったのでしょうか。一言でいえば、資源の枯渇とか環境破壊とか貧富の差の拡大とか、企業が頑張って活動すればするほど大きくなる「資本主義の負の側面」をこのまま放っておくと大変なことになると、市民が気づいたからでしょう。労働者や投資家、消費者としての市民に支えられている企業としては、その声を無視するわけにはいきません。

問題は、ジルさんが指摘しているように「企業の本質は利益追求」であることです。たとえば、ある企業のプロジェクトが地域の環境を破壊しかねないと社内で問題になったとします。でも可能性はあやふやだから、ライバル会社は計画どおりにプロジェクトを進めようとしている。企業が環境に配慮してプロジェクトを諦めれば社会責任を果たしたと褒められるかもしれませんが、それは結果として株主や労働者の利益をそこなってしまうかもしれません。

そこまで極端でなくても、モラルを守ることと企業の目標が部分的にずれてしまうことは少なくありません。JR西日本のケースでも、これだけの大惨事になったから「社員に厳しい要求を課しすぎた」と非難できますが、事故が起きていない状況で、「安全優先のためにちょっと不便になるのでライバル会社に乗客を奪われるかもしれません」と説明して、株主や乗客の理解を得られたでしょうか。

だからと言って、モラルをないがしろにしてかまわないとは、もちろん言えません。だから、誰が、どういう基準で、どのタイミングで「これはいけないよ!」と言い出せるのか、言い出すべきなのかを、根本にたちかえって考えることが大切だと思うのです。不祥事が起きると「最近は企業のモラルがどうもね……」と他人事のようにつぶやいている人がいると、ちょっと心配になってしまいます。

そんなふうに「誰がどういう基準で」判断するかを考えてみた場合、大事なのは個人の判断です。みあいさんが書いてくださったように、「会社を動かしているのは人間」なので。みなさんは、「ここが気になった」「こうしておけばよかったと後悔している」「こうしたほうがいいと勇気を出して言ってよかった」と感じた経験はありますか?

竹田圭吾

竹田圭吾

ニューズウィーク日本版編集長

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