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サーベイ

2005/5/30(月) - 2005/6/3(金)
1日め:テーマの背景 | 2日め | 3日め | 4日め | まとめとリポート
3日め

テーマ企業のモラルについて考えたことはありますか?

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キャスター
竹田圭吾
竹田圭吾 ニューズウィーク日本版編集長

昨日のコメントに「利潤追求という企業本来の使命と、社会に対する責任・貢献は相容れない面がある」と書きました。この問題に対する一つのシンプルな解決策はあります。それは後ほど触れるとして、みなさんのコメン……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

昔なら闇に葬られていたことが明るみに(てるっち・大阪・パートナー有・34歳)

派遣で仕事をしているのでいろいろな企業にお世話になる事が多く、常に考えてしまいます。ただ、近年変わってきたのは昔の(と言っても私が社会人になったのが14年前なのでけっこう最近ですが)企業は上司が言うことが絶対だったし、白いものでも黒といわれたら黒と思えみたいな思想がまかり通っていたのに対し、今は上司であろうと道徳的に間違っていることは正そうとする空気があるということです。雪印の事やJR西日本の事。三菱自動車のリコール問題……。今までならは闇の中で葬られていたような問題が今はみんなの意識の違いから大きく取り上げられてきた。意識の変革には痛みが伴います。今、日本の社会は古くからの膿を吐き出し、生まれ変わろうとする時代がやっとやってきたのではないでしょうか? そう思えてなりません。

日々の業務の中で培われていくもの(mkawakami1970・岡山・パートナー有・34歳)

企業には理念があり、それを基に運営され、社員は行動します。個々の考え方は千差万別で、たとえ企業の考え方には反対していたとて、不思議と企業が示した方向を向いて皆仕事をしているような気がします。企業のモラルは実は、日々の業務の中にある些細なことの積み重ねであるように思えます。日常起きるちょっとしたトラブルの対処法とか、有事にいかに部署を越えて協力し合う態勢が取れるか、とか。企業が指し示し、持つべきモラルは実は、日々の業務活動の中で培われてゆくものではないかとつくづく感じているところです。

昇進するのは、会社に染まれる人ばかり(Chikako-H・パートナー無)

以前に勤めていた商社は談合問題で処分者が出たり、査察が入ったりしていました。その集団の中にいると麻痺してしまい、判断ができなくなったり、上司に気に入られたいから反対意見を言えなかったり、といったことが起こります。大きな会社で上に上がっていく人は、モラルがあるという人とは逆のタイプの人のような気がします。でも実際堅実で良い人というのは、仕事の上司として物足りないものです。矛盾してしまいますが。

一人一人がゆとりをもった生活を送れるように(琴祐・神奈川・パートナー有・33歳)

単純に、どうして経営者(企業)は利益ばかりを優先させるのだろうと思います。環境問題、少子高齢化などが現実問題として現れているので、数年(5年か、10年か、20年か、50年かはわかりませんが)はマイナス成長でも良しとして、社員への利益還元の割合を多くし、一人ひとりがゆとりをもった生活を送れるようにしてほしいです。そして、「良心に従って生きるとは何か」を個人としても企業としてもとらえ直す必要があるのではないでしょうか。休みが増えて、給料が減るのはいっこうに私はかまいません。夫はサービス残業ばかりで体は壊れる寸前(介護事業サービスの会社で働いています)。30代の働き盛りに会社に使い捨てにされて、この先幸せな未来が待っているとは到底思えません。どの大手企業も、不祥事を起こしながらもその経営者や幹部がどん底の生活を送っているとは思えないので、そうとうな貯えがあるのだなあと思っています。なんか、憤りを通り越して、感心してしまいます。

モラルの欠如は会社生命を奪うことも(梶本洋子・東京・パートナー有・52歳)

たった二人の会社でもモラルは存在します。零細である場合、モラルの欠如が会社生命を奪うことさえあるとも考えています。例えば、取扱説明書制作を主たる業務にしている私の場合、「1業種1クライアント」を一つのモラルだと考えています。無意識のうちに機密漏洩を犯していまうことを恐れるからです。モラルの欠如は危機感の欠如でもあるように思います。「こんなことぐらいでは大事に至らない」とか、「我が社の屋台骨が折れたりはしない」と、どこかで思うことに問題があるのではないでしょうか。万人の中の一人。その一人一人の意識こそが大切さなのだと、私は思います。

一番見られるのはトップの対応(ゆん21・東京・パートナー有・28歳)

会社なら、営利追求が第一目的であるのは当然ですが、その際に、最低限の社会のルールや安全を守ることが大前提になるのも当然のことでしょう。このところの行きすぎたバッシングは、不安定な社会に生きる不満のはけ口になっているきらいがありますが、やはり社員ひとりひとりが集まって全体としての会社を構成しているのですから、末端の社員であってもまったく関係ないという態度では、その会社組織の意思伝達能力などに疑問を感じます。とはいっても、企業のモラルといったときには、一番みられているのは、会社のトップの対応ではないでしょうか。トップが消費者に納得のいく説明をし、適切な対応をしていれば、個々の社員のゴルフなんて報道されたりしないのではないかと思いますが。

ビジョンがなく、意見が通らない組織(でこ)

民間から転職した公務員ですが、職場は言われたことだけをやればいい人、時間だけ過ごせばいい人がたくさんいます。対人サービスの仕事ではありますが、「こうあるべき」などのビジョンを持った人は少ないのが現状です。上からの言われたことだけしていれば良く、下の者から「こうしたら」ということはほとんど通りません。日本全体にそんな雰囲気が漂っていて、どこも同じなのかもしれないと、JR西日本の姿を見て思ってしまいます。

NO

「諦め」の状態が続くと(rnm226・東京・パートナー有・38歳)

企業のモラルについて、考えても何も変わらないとあきらめているというのが本音です。過去に上司と話をした際、納得できないまま、平行線で、一人では何もできないし、気力もなくなってしまいました。でも、改めて考えてみると、この状態が続くというのは恐ろしい結果を生み出すということですよね。明らかにおかしい判断を誰もわからないなんて、企業のモラルの前に人としての道を外れてますものね。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

ウイルスのように広がり、組織の思考を停止させるもの

昨日のコメントに「利潤追求という企業本来の使命と、社会に対する責任・貢献は相容れない面がある」と書きました。この問題に対する一つのシンプルな解決策はあります。それは後ほど触れるとして、みなさんのコメントで印象的だったのは、モラルの欠如に対する危機感と、個人としてほとんど何もできないことへの無力感です。

厄介なのは、企業というのはある種、究極の組織ですから、集団心理みたいなものが働きやすいことです。「赤信号、みんなで渡れば怖くない」というやつです。個人のレベルでは、モラルや社会責任なんてどうでもいいと思っている社員や管理職や経営者というのは、そうそういないと思います。梶本洋子さんが書かれているように「モラルの欠如が会社生命を奪うこともある」ということや、ゆんさんが指摘するように「最低限のルールを守ることが大前提」であると、ほとんどの人は(程度の差はあれ)意識しているはずです。

しかしモラルの退廃というのは、ウイルスのように広がります。電車内でのマナーとかゴミのポイ捨てとか、世の中全般のマナーのレベルが低下している状況では、なおさら広がりやすい。あいつがズルいことしてるなら、俺だって……。あんなことして何も言われないなら、私だって……。と、なりがちです。これが部署ごと、部門ごと、事業部ごと、支社ごとと単位が大きくなるたびに罪悪感が薄らぎ、会社そのものとなると「自分以外の誰かが責任を取るだろう」という感覚と相まって、やがて組織全体が思考停止に陥ります。詳しい捜査や調査を待たねばなりませんが、橋梁工事のような長期的で大規模な談合や日本航空の連続ミスなどは、そうでないと説明がつきません。

組織の全体や大部分がそんなふうになってしまった状況で、自分だけで声を上げるのは相当に勇気のいることです。今年の3月、富山県のトナミ運輸という会社を58歳の社員が訴えた裁判のことを、みなさんは覚えていますでしょうか。運輸業界のヤミカルテルを内部告発し、30年間に渡って会社から差別的な扱いを受けてきたと原告が主張し、地裁がその訴えを認めました。内部告発制度を設ける企業は数年前から増えていますが、まだまだ相当の覚悟がないと、会社の内部からモラルの低下を正すためにアクションを起こすのはむずかしいというのが現実です。

内部からがむずかしいとなれば、外部から企業に「圧力」をかけるしかありません。一つのシンプルな解決策というのは、モラルを重視する姿勢が十分でないと感じられる企業の製品は買わない・投資をしないということです。みなさんは、製品を購入したり投資をしたりする際に、メーカーや企業がどれだけ社会に対する責任を果たしているか、モラルを大切にしているかといったことを意識することはありますか? 

竹田圭吾

竹田圭吾

ニューズウィーク日本版編集長

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