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サーベイ

2005/5/30(月) - 2005/6/3(金)
1日め:テーマの背景 | 2日め | 3日め | 4日め | まとめとリポート
4日め

テーマ企業のモラルについて考えたことはありますか?

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凡例
キャスター
竹田圭吾
竹田圭吾 ニューズウィーク日本版編集長

モラルというと、不祥事を起こした企業ばかり注目されがちですが、実際には「社会的責任」を果たそうと地道に努力している日本企業のほうがはるかに多いです。有名なのはキヤノンやリコーですが、最近はそれ以外にも……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

消費者をあざむかない企業(summerfield・東京)

企業のモラルということで考えることは、製品の内容や製造工程などで環境や人の健康をきちんと考えているのかどうか、ということがあります。例えば食品で「無着色」とか「国内産使用」と大きく書いてあっても裏に小さく添加物が書かれていて、消費者をだましているのでは(特に小さい文字が読みにくい人などに対して)と思えるものが氾濫しています。また広告で「環境を考える」といいながら環境破壊となることを強引にすすめている企業など……。企業の活動は少なくとも環境破壊をしたり、消費者をあざむく商品内容は人間としてのモラル違反ではないかと思います。それがまた大規模な場合、森林破壊など地球規模でとりかえしのつかないことになっています。

頭を下げて仕事をしたことのない人には(motokuro・大阪・パートナー有・47歳)

統合されて親会社の言いなり状態です。親会社の人は「択ばれし者」なので現在の当社の役員は生き残るために人が変わりました。頭を下げて仕事をした事ない人にはモラルなんてないでしょう。私個人とすれば某乳製品会社の物とフランス製(原爆実験した時から)はいまだに購入する気になりません。

企業のモラル水準を知るために(kyoko-o-55・兵庫・パートナー有・28歳)

実家が小さい会社を経営しているので、よく家族でそういう話をします。規模が小さければある程度、会社内でのモラルや秩序を保てますが、大企業に勤務する友人の話を聞くと風通しの悪さなどに驚くことも多いです。今日のキャスターさんのコメントで、外部からの圧力、ということがありましたが、確かにモラルを重視しているか、社会に貢献しているか、というのは気になります。そこの商品やサービスを購入する際に参考にしたい点ですが、その情報をどう仕入れればよいのかよく分りません。当然のことながら、その企業のHPではいいことしか書いていないし、宣伝でも、「木を植えています」など良い点ばかりアピールされています。植林していても、パッケージのリサイクルに取り組む姿勢が不十分だったり、そもそも過剰包装をし続けていたり、という状態ではそこで買い物をする気はなくなります。こういうようにすぐ我々消費者の目に触れる部分で判断できることはわずかだと感じますので、どのように知っていけばよいのか、良い方法があればお聞きしたいです。

社員の満足があってこそ(syura・神奈川・パートナー有・43歳)

数年前の全社会議では、「利益!」一辺倒でした。が、今年は、「コンプライアンス上で、利益!」という言葉がついてきています。不祥事でニュースをにぎわせていた三菱が、同じゾーンのビルだということもありますが、上層部はとても神経質になっています。今年の新入社員のアンケートでは「社会的、法的に間違ったことでも会社の命令であれば従う」という社員が58%もいましたが、それは意識を変えていただきたい、との訓示がありました。男性は特に、集団になるとその組織を守ろうとして個人生活を犠牲にする傾向が大きいと思います。個人を大切にすることを基礎として、組織人の面ももてれば、人間らしい生活を保てると思うのですが、はたして、コンプライアンスを意識するとともに、個人も育つかどうか。モラル向上には、個人個人の人間性の向上にかかっているように思います。「顧客満足」もよいですが、「社員満足」あってはじめて、顧客にも、満足してもらえるのでは、ないかと思います。

クレームで企業を成長させる(SA-YA・群馬・パートナー有・32歳)

以前勤めていた会社は企業存続のために利益を追求していたけれど、その前に地域のことや消費者の立場に立つ会社でした。そこで学んだのが、「クレームは企業が成長するためのありがたい指摘」。どんな小さいクレームも社長まで伝えるように厳しく言われました。小さい会社だったからできたのかもしれませんが、大きい会社であっても基本は同じではないでしょうか。そういう視点に立ったとき、消費者に立場を変えた時に、些細なことであっても何か気がついたときは一消費者としてクレームと言うよりも「気がついたこと」と言う姿勢で企業に伝えることは大切だと思います。言われることも言うことも当然になってくれば、他人任せの改革よりも意識改革につながり、企業全体の改革につながる気がします。

消費者も企業も、利潤追求に偏っているから(Pururu・東京・パートナー有)

極端な例で、利益があるからと武器を売りまくり、また儲かるからとその会社の株を買う、なんていうことをすべての人がしないところに、人間としてのモラルが働いているのではないかと思うのです。企業のモラルが低下しているとは感じませんが、利益追求姿勢が以前より露骨になっているとは感じます。それは消費者側も同じです。私たち消費者がいなくては企業の利益はありえません、企業側のモラルを問うことも大事ですが、消費者側のモラルも問われていると思います。より速く、より安く、とどんどん挑発しあって、お互いの妥協点が見つけられなくなってしまっているような気がします。狭義の利益追求はお互いに一時的な成果があがっても、決して長続きしないと思います。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

消費者や個人投資家の立場から問うていくこと

モラルというと、不祥事を起こした企業ばかり注目されがちですが、実際には「社会的責任」を果たそうと地道に努力している日本企業のほうがはるかに多いです。有名なのはキヤノンやリコーですが、最近はそれ以外にも専門部署をつくってコンプライアンス(法令の遵守)や労働者の権利保護に努める会社が増えてきました。SA-YAさんが以前勤めていた会社のように「利益追求の前に地域や消費者の立場に立つ」会社や、syuraさんがお勤めの会社のように「まずコンプライアンスがあり、そのうえで利益を追う」会社も、今では珍しくありません。

ただ、kyoko-o-55さんが言うように、モラルやCSRに関して企業がどれだけ真剣に取り組んでいるかを、HPや宣伝物など企業の自己主張だけで判断するのはむずかしい面があります。理想的には第三者機関によるチェック制度がほしいところですが、それにはかなりのコストがかかります。チェックをきちんとすることで社会が得られる利益とのバランスが見合うか、そのために製品やサービスの価格が多少高くなっても消費者が納得するかなど、もう少し議論に時間がかかるかもしれません。

現状で企業にそうしたチェックを入れる方法としては、社外取締役による経営監視、投資家向け調査会社などが行っているCSRの評価査定、消費者による選別(モラルが高い企業の製品を買う、低い企業の製品を買わない)、そして問題に気づいた社員による内部告発などが考えられます。それぞれに制約や限界がありますが、組み合わさることで、企業が緊張感を保って自発的にトラブル防止に取り組むようにする機能は果たしていると思います。

いずれにしても、消費者や個人投資家としての私たちがすぐにできること、いちばん直接的にかかわることができるのは、消費者や個人投資家としての立場から企業のモラルを問うことです。その意味では、Pururuさんが言うように「消費者側のモラル」もまた問われていると言えるでしょう。それぞれの企業に求めるのは安全性の重視なのか、環境保護なのか、人権や多様性への配慮なのか。価格やサービスの面でどの程度まで不便になることを許容できるのか。企業のウェブサイトに投稿するなり、NGOやNPOの活動に参加するなり、motokuroさんのように「某乳製品会社の物と(核実験をした)フランスの製品は購入しない」といったストレートな行動をとるなりして、企業にメッセージを送る必要があるでしょう。

その場合にもう一つ大事なのは、頑張っている企業はきちんと評価してあげる、ということです。問題を起こした企業をただ非難してプレッシャーをかけるだけでは、企業はモラルの維持を単なるノルマとみなすようになりかねません。問題を自分から公表し、解決するための努力を誠実に続けている企業に対しては、それを評価して製品やサービスを推奨したり投資するような仕組みが必要だと思います。みなさんは、「この企業は応援したい、こんな企業だったら応援したい!」という会社はありますか。

竹田圭吾

竹田圭吾

ニューズウィーク日本版編集長

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