
自分の自信を取り戻し始めた(なんなん・パートナー有)
威圧的な父親の下で育ったため「男性に高圧的に話される」と萎縮してしまいます。夫に「おまえの考え方は間違っている」「一般的に……、普通は……」と言われ続けて自分が取るに足らないちっぽけな人間になった気がしていました。ずっと正社員で仕事を続けていたのに夫の希望で専業主婦になって、その後派遣で仕事を再開したのですが、収入的に「夫にはかなわない、わたしが駄目なんだ」と思い込んでしまった気がします。そんな時『夫の言葉にグサリときたら読む本』を本屋で手にとり、精神的に追いつめられていたことに気がつきました。もしかしたらわたしが勝手に追いつめられていたのかもしれません。
それから一人で民間のカウンセリングを受けて自信を取り戻し、コーチングセミナーや仕事のための資格取得の学校に通ったり、友人と旅行に行ったりと「自分の自信」を取り戻し始めたら「夫からの言葉の暴力」も減ってきました。「わたしの受け取り方(心の余裕)」が変わっただけかもしれませんが……。今後夫からの「言葉の暴力」が悪化したり、耐え切れなくなったら「自信をもって離婚」を選択できるように自分自身のスキルアップを目指しています。30代子どもなしの意見かもしれませんが……。
子どもをいつ作るか、話したら……(Afghandog・千葉・パートナー有・25歳)
結婚して2年になります。夫に子どもをいつつくるかという話をしたとき、「子どもはあと10年はいらない。妊娠したら病院でおろせばいい」と言いました。これが言葉の暴力に値するのかどうかわかりませんが、相当落ち込みました。子どもがいてはいけない環境でもなく、愛する人の子どもが欲しいのは当然です。たとえ今、子どもができて、夫にそれを報告したところで喜んでくれないとしたら、とても悲しいことです。そう思うと夫がほしいと思うまでは子づくりは当分の間お預けです。
「この結婚にはだまされた」(マリア)
現在、離婚に向けて調停中です。離婚を決意したのは「この結婚にはだまされた」という夫の一言からでした。昨年末に結婚したので短い結婚生活でしたが、生活に対して彼との考えのギャップの差に愕然とし、また結婚してから一度もセックスをしたことのないセックスレス生活から「別れようか」と切り出したときの言葉です。そのときの口論では「浮気はしてない、生活費を入れてる、暴力を振るったわけでもない。つまり僕は何も悪くない」と言われ、延々と非難の言葉を浴びました。また言葉だけでなくけんかの最中にはテレビのリモコンを床に投げつけ、壊すなど間接的暴力も受け、いつ何時本当のDVに発展するかわからない状態でもありました。調停を起こしてるにも関わらず、いまだ「離婚をすることは恥ずかしいことだから、時間がたてば頭を下げて帰ってくる」と半年以上思い続けている彼と彼の両親にはあきれるばかりです。
「安月給のくせに」がギャンブルへと追い立てた(Kylin・大阪・パートナー有・45歳)
家庭内で言葉の暴力を受けるのは女性だけとは限りません。「安月給のくせに」と言われ続けて、それを補うためにギャンブルに走った人を知っています。本人は懸命に働いているのに、収入という単一のモノサシだけで人格まで判断されてしまった悲劇だと思います。何を隠そう、わたし自身もパートナーに言葉の暴力を投げつけた経験があります。 それは「主婦失格」という言葉です。当時は、疲れていてムシの居所が悪かったのですが、結婚したばかりだったので、彼女はかなりショックを受けたようです。「言葉の暴力」の一番の罪は、言葉を発した加害者が被害者に与える影響に気が付かないことです。
DV加害者の対人関係基本コンセプト(ヒロカ・千葉・パートナー無・30歳)
あります! しかし悔しいことに、恋愛モードに入ってると言い返せないんですよね。で、後で考えてむかつくことが多いですね。しかし、場数を踏んでしまうと、暴力男の対人関係基本コンセプトが読めるんです。それは「支配と服従」で、決して「対等・協力」ではないんです。「支配と服従」しかないから、とにかく自分の優位を保たないと不安でしょうがないので、ありとあらゆる難癖をつける。そういう男にはまってる人がいたら申し上げますが、「わたしが彼を助けてあげたい」はやめましょう。耐えてしまうと、結果的にお互いろくなことがありません。
まずは自分を大切にして、「彼がいようがいまいがちゃんと生きていける」自信を取り戻してください。誰にだって欠点はあって当たり前です。毎日暴言を言われりゃ落ち込むのも当然ですが、そんな扱いに耐える必要ありませんから。自分の人生は彼のためだけにあるわけじゃないので、大事にしてください。
こんな言葉に、疲れも倍増(ラプラス・神奈川・パートナー有・40歳)
この頃主人に「くそばばあ!」、「おにばばあ!」、「デブ」などと言われます。しかも娘(11歳)の前で。「まだまだ序の口よ」といわれるかもしれませんが、やはりいい気持ちはしませんよね。フルタイムで働いて、クタクタなのに……。疲れが倍増します。