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2003/7/28(月) - 2003/8/1(金)
3日め

テーマ公的年金はアテにしない?

今日のポイント

マスコミの報道だけを情報源にせずに

投票結果 現在の投票結果 y68 n32 これまでの投票結果の推移
凡例
キャスター
小野瑛子
小野瑛子 家計の見直し相談センター

たくさんのすばらしいコメント、本当にありがとうございます。YESの方も、NOの方も、思いは同じ。公的年金制度は存続してほしいし、しっかり年金も払ってほしい。もちろん、公的年金だけで豊かな老後が送れるな……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

12、3年前から生命保険会社の年金を2口契約(stray-rabbit・東京・34歳)

わたしはベビーブームの時期に生まれているので、わたしが60歳ぐらいになるころは公的年金はまったく期待できないと思っています。万が一、もらえたとしても、物価が上がっていてお小遣いにもならない気がします。一生懸命働いて稼いでいる給料から引き落とされるのですから、自分にしっかりと返ってきてほしいとは常々思いますが、一切期待していない分、12、3年前から生命保険会社の年金を2口契約しています。でも、このご時世を考えると、生命保険もきちんと払い戻されるのかと不安になります。

厚生年金は国民年金より期待できる?(Chikako-H)

国民年金の話なので、56歳の方が、自分はいくらもらえるのかを聞いたそうですが、65歳になったら6万円もらえる……と言われたそうです。厚生年金は国民年金より多くもらえるそうですが、それほど期待できるものでしょうか? ほとんどもらえないのなら、払いたくないのですが、やはり失業手当てが欲しいので、雇用保険には入っています。雇用保険と厚生年金と健康保険がセットになってしまっているので、やむを得ず入っているというか……、取られているという感覚です。お給料も上がっていないのに、ますます払う人が減ってくるのではないでしょうか? まったくアテにできません。

もしもらえたらラッキー(ピンクダイヤモンド)

アテにしてない、というよりはアテにできないので、数年前から私的年金を積み立ててます。もらえるものと思ったら悲しい思いをするので、もらえないものと考えています。今、納付している国民年金は、戦時中または戦後大変な中頑張ってきたお年寄りに捧げるものだと思っているので、腹も立ちません。もしもらえたらラッキーというところですね。

「将来年金をもらえない」わけでは……(i_kojima・埼玉・既婚・48歳)

わが国の公的年金制度は優れていますが、少子化の進行、税収不足、国債発行の状況下、制度の検討が叫ばれています。しかし「将来年金をもらえない」わけではありません。国民年金は1万3300円×12カ月×40年で638万4000円払い込んで、将来は年間で80万4200円の給付を受けます。10年間の給付では804万2000円ですが終身支払われます。厚生年金について言えば、保険料率が折半負担(13.58%)のうち本人負担分が6.79%です。将来の給付率は年代に関係なく100%を超えます。

アルバイトをしていて、130万円の収入がある人が国民年金の保険料を払わないと所得税の公的年金の保険料控除が適用されないため、1万3300円×12カ月×税率10%で1万5960円の税金を余計に支払うことになります。マスメディアの情報をうのみにしない、このことを日々の習慣として身に付ける必要があります。たとえ真実や事実であっても送り手側の間違い、偏った考え方で情報の何割かが歪んでいます。

新聞記事を読みますと、国民年金と厚生年金を混同して論じていますし、給付に関して明らかに誤った記述をしています。また現在抱えている公的年金の問題を本質から捉えていません。支給開始年齢の繰上げ、保険料の負担増、現在の給付額削減などの実施及び検討が行われていますが、「将来の年金を受け取ることができない」、このことは考えられません。どこかの回し者ではありませんが、これだけは言えると思います。「保険料を支払わない」、この行為は自分で自分の首を絞めることに等しいと。

NO

制度の見直しを徹底的に議論して(なつつばき・40代)

「公的年金を廃止する」ということをどう考えるかという発想から答えを導き出すと、やっぱりNOです。仮に、国民すべてが私的年金に切り替えたとすれば、民間保険会社は、おそらく、老後の生活費を確保するためには、働ける限りずっと働きつづけるという前提で、保険料算定がされるでしょう(このことは、経営を成り立たせるために不可欠の発想となると思います)。公的年金の確立と歩調を合わせるように「定年制」が定着してきたことの逆の流れが本流となるだろうと思います。

わたしは、定年という区切りをつけて、多少切り詰めても、ゆったりのんびりできる時間を確保したいと思ってしまいます。もちろん、民間保険には選択肢が増えるでしょうから、ゆったりしたい人用のコースも設定されるでしょうけれど、そのための保険料はゾッとするほど高くなるでしょう。どちらにしても、公的年金が制度としてなくなった場合、公的年金制度より条件のよい民間年金が、国民すべてを対象としたサービスとして存在するという想像はどうも現実的ではないように思います。公的年金がバランスできるような、制度の見直しを徹底的に議論し、しかるべき結論を出すことが急務だと思います。

「いいえわたしは大丈夫」なんて言い切れない(トントン・神戸・既婚)

60代が目の前に迫ってきた年代のわたしたちに向かって、公的年金をアテにしないなんて言わせないでください。主婦業時代はもとより、共働きの時代に引継ぎ営々と義務を果たし続けてきたのですよ。今ごろになって給付率の切り下げなんて国の裏切り行為と言ってもいいんじゃないですか!

若い時代には「アテになんかしないわ」とわたしもうそぶけました。それが明日が見えてるようで見えてない若さというもの。が、わたしは今しみじみ払い続けていてよかったと思ったのは、老後を貯蓄でカバーできるなんて市井(しせい)の人間はそうそうできやしません。これでも退職金を夫もわたしも貰い、貯蓄は平均より多くてもです。これを読んでいられるあなたも「いいえわたしは大丈夫」なんて言い切れますか? 言い切れるのはお手盛り年金体制中にいる国会議員さんだけです。

現在の政治不信が公的年金をアテにできないとわたしたちに言わしめ、納付率の低下を招いているということをなんで「政治家さま」はわからないんですか!と言いたい。子どもを産まない女性が、とか、元気があっていい、とか、まったくトンチンカンな発言ばかり。いますぐ国会議員のあなたたちのお手盛り年金体制をまず率先して破棄し、わたしたち、市井の目線で年金改革を進めていくことから政治不信、ひいては日本国を立ちなおさせると言いたい! 一度国会議員の年金体制の一覧をぜひ公表する企画をお願いしたい。秋の総選挙がかまびすしい昨今、わたしたちが選んだ怒りの一票をしっかり投げつけてやりたい!

「アテにできる公的年金」を確立する時期に(まゆみtm・東京・未婚・34歳)

どうも腑に落ちないのですが、メディア・民間保険会社含め、「公的年金をアテにしない」という方向に世論を引っ張ることは、真剣な議論として世のためになるのでしょうか。ダメだダメだと騒ぐだけでなく、政府、官僚、公務員など、公的年金の仕組み・運営・運用に携わる人々の責任を問い、かつ適正な年金交付の実現に向けて社会を動かすべきではないですか!? 一部報道を信じるならば、国民の虎の子を預かっておきながら、のらくら責任をすり抜けて自分たちの年金の確保に血眼の公僕諸氏。もう時間もお金も無駄にはできないはずです。「アテにできる公的年金」の確立と、無駄遣いを許さないオンブズマン的社会風潮を醸成する時期ではないでしょうか。

基本的人権を守るためにも(りおは・東京・既婚)

勤続年数が少ないうちは、年金なんて遠い先のことだとばかり思っていましたが、勤続年数が10年を超え長くなればなるほど、年金が気になってきて、友だちに「最近、年金が気になるの」なんて言ってしまってます。たしかに生命保険の個人年金に入っているからいいという人もいるかもしれませんが、生命保険会社だって、財務状況がいいとは言い切れません。国家の年金が破綻する以上にもっと危ない気がしてしまいます。それに、お金を持っている人だけが福利を受けられるのは、おかしいと思います。わたしたちは、基本的人権を守るためにも年金という重要な福利厚生を捨てるべきではないのです。そのためには、何ができるか、どういう運用で、どうしていくべきか、わたしたちはもっと興味をもって主体的に考えていく必要があるのでしょう。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

みなさんの願いはそこにある

たくさんのすばらしいコメント、本当にありがとうございます。YESの方も、NOの方も、思いは同じ。公的年金制度は存続してほしいし、しっかり年金も払ってほしい。もちろん、公的年金だけで豊かな老後が送れるなんて甘いことは考えていないし、貯蓄や年金保険などで自助努力もするけれど、人間として最低限の生活が維持できるだけの額は公的年金で確保してほしい。安心して保険料を納付できるよう、根本から制度の見直しを行ってほしい……。みなさんの願いはそこにあるのではないでしょうか。今日はコメントが長くなるのを承知で、わたしも思いの丈を書きますね! 

stray-rabbitさん

わたしの子どもたちもstray-rabbitさんと同年代ですが、第二次ベビーブームに生れたこの年代は、受験で苦労し、就職難に悩み、現在はリストラだの減給だのに脅かされ、老後の年金にまで不安を感じてしまう。ものすごい不公平感を抱いていらっしゃると思います。これからの日本を背負っていく30代が、こんな思いで生きていかなければならないこと自体、わたしは大問題だと思うのです。頑張れば頑張っただけ、あとで幸せな暮らしが送れるような日本になってほしいものですね。なお、「物価が上がっていてお小遣いにもならない」というのは間違いです。公的年金は物価水準によって年金額が変わります(物価スライド制)。将来、物価が上がっていれば年金額も増えるわけ。この点も生命保険会社などの私的年金との大きな違いですね。

Chikako-Hさん

国民年金の年金額は、40年間保険料を払い続けた満額でも79万7000円、夫婦2人で約160万円。一方、厚生年金の受給額は夫婦で250万円から300万円くらいの方が多いようです。上乗せ分だけ年金額が多いわけです。ただし、これは現在の給付水準であり、将来はどうなるかわからない。そこに不安がありますが、給料が下がれば保険料も少なくなりますので(その分、年金額も減りますが)、なんとか頑張って払い続けましょうよ。そして、「保険料を払った以上は、キチンと年金を払ってくださいね」と要求し続けましょう。わたしも毎月、必死で払っていますよ(というより、徴収されてる)。

ピンクダイヤモンドさん

たしかに、もらえないと思って自助努力を続けたほうが老後のリスクは少なくてすみますね。どっちにしても公的年金だけでは安心な老後は望めないのですから。世代間相互扶助の公的年金には、「戦時中または戦後大変な中頑張ってきたお年寄りに捧げるもの」といった割り切りも必要ですが、少子化の進行にともなって世代間相互扶助が困難になっている現在、新しい年金制度の発足が望まれます。

i_kojimaさん

本質を突いた投稿、ありがとうございます。昨日、わたしは「厚生年金は元本割れもある」というようなことを書きましたが、これは企業負担分も含めた場合であり、本人負担分だけで計算すると厚生年金の給付率も100%を超えますね。ただ、企業負担分をどう考えるか? 企業の収益は本来は従業員に還元されるべきもの、企業負担分だから従業員には関係ないとは言えないと思うのです。厚生年金は国民年金以上に制度の改革が急務ですね。マスコミ報道の問題点については、まったく同感です。

なつつばきさん

ご意見の一つ一つを、うんうん! とうなづきながら読みました。公的年金の保険料徴収や給付などは国が行っています。つまり、国が事務経費を負担している。私的年金の場合は、そうした経費が別途にかかるので、公的年金以上に有利な私的年金を期待するのは無理というものでしょう。「制度の見直しを徹底的に議論し、しかるべき結論を出す」ために、今わたしたちは何をしなければならないのか、そのあたりのご意見も伺いたいと思います。

トントンさん

すでに60代になっているわたしには、「今しみじみ払い続けていてよかった」とおっしゃる気持ちが痛いほど分かります。ほんとに、「老後を貯蓄でカバーできるなんて市井の人間はそうそうできやしません」ものね。問題は、いまの若い方たちが老後になったときに同じ気持ちになれるかどうか? 年金を受給している世代も含めた論議が必要だと思います。わたし自身は、自分の子どもや孫の世代のためであれば給付率の引き下げも我慢する覚悟ですが、トンチンカンな発言を繰り返す政治家たちには我慢できない思いです。まず、議員年金から見直してほしいですね。誰がいくらもらっているのか、しっかり情報開示をして。

まゆみtmさん

「メディア・民間保険会社含め、『公的年金をアテにしない』という方向に世論を引っ張ることは、真剣な議論として世のためになるのでしょうか」というご質問ですが、なりません、なりません! 絶対にそんな風潮に乗ってはダメです。わたしも週刊誌や雑誌などから公的年金についてコメントを求められることがありますが、公的年金を否定するような記事のコメントはお断りしています。本質を見極める目を持つこと、そして、オンブズマン的社会風潮を醸成することが大事ですね。イー・ウーマンのみなさんとご一緒させていただき、頑張れたらと願っています。

りおはさん

「国家の年金が破綻する以上にもっと危ない気がしてしまいます」には、同感ですね。国が信頼できないのに、なんで民間の保険会社は信頼できるのだろうと、わたしも不思議に思います。公的年金は世代間相互扶助の制度ですが、私的年金は個人の積立方式になっていますので、公的年金とは別に積立方式で老後資金を準備していくことも必要です。しかし、すべての国民の「基本的人権を守るためにも」、公的年金制度は絶対に守り育てなければならないと思います。

小野瑛子

小野瑛子

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