

会社と一緒に成長した
(saji)
一つの会社で定年まで勤め上げようなどとはまったく思いませんが、ある程度長いスパン続けたほうが、社会人としておもしろい経験ができると思います。わたし自身、転職した先が成長途中の企業で、その渦中のダイナミズムをこれでもか、というほど味わいましたし、さらにその中で複数部署を経験し、いろんな視点で物事をとらえることができるようになりました。まさに、会社と一緒に成長したな、という感じがしています。
信頼関係を築けば大きな仕事のチャンスも
(asa-yayo・東京・パートナー有・32歳)
同じ会社で今勤続10年目になります。その間に一般職から総合職へ職種転換しました。そして営業事務の仕事から企画業務へと異動も経験しました。部署が違えばまったく違う世界が広がり、また職種を転換すれば、求められる仕事内容も違いました。ただ、その中で一番重要だと思うのは、「社員同士のコミュニケーションをしっかり取り、信頼関係を築いていくこと」だと思います。一社に勤め続けるメリットは、コミュニケーションをしっかりとりながら人間関係構築を続け、信頼関係をきちんと得られれば、よりいっそう大きな仕事が巡ってくるチャンスがあるという点でしょうか。自分が本当にやりたい仕事に巡り合うまでは、一社で勤め続け、いろいろな仕事にチャレンジしたいと思っています。
会社の長期ビジョンを見据えて仕事する(ちゅうた)
暮らしているのはそんなに都会ではないので、今の雇用条件(正社員)で給与も維持に近い形で転職を考えられるほど、会社自体の数がありません。また、今の条件をすべて失ってでも転職したいと思う会社にも出会ったことがありませんし、自分に起業が向いているとも思ってません。なので、結果的に一社に勤めることになると思います。メリットはいろいろな部署を経験することができます(中には、ずっと同じ部署の方もいますが)。
また、会社の長期ビジョンを見据えながら「今、何をやるべきか」を意識しながら仕事ができます。また、自分が築いた実績に裏打ちされた評価がバックにある中で働けるのは、自信にもつながります。給与面では、今後どのようになっていくか不確定な部分が大きいですが、福利厚生面や育児休暇制度などの制度が充実しているので、安心があります。キャリアアップの転職の機会があれば、考えるかもしれませんが、キャリアアップの転職がそんなに誰の前にも訪れるとは思えません。
安定した人間関係と収入(ぶなのもり・東京・既婚・38歳)
メリットはもちろんあると思います。特に会社の中でしか通用できないようなキャリアを積んできた場合、自分をその値段で買ってくれるのはその会社しかないと思うから。でも、それって自分にとっての自信にもならないし、自分がやりたいことと微妙にずれてきた場合、生活をとるか自分の人生をとるかの選択に悶々と悩んでしまう自分がいます。
わたしは、大学卒業して今の会社に総合職として入社して以来、16年間在籍しています。その間、結婚と2度の出産を経て職場に復帰。困難もありますが、社内のキャリア的にはそれほど遅れをとっていないかなとも感じています。しかし、育児を通して、今の仕事以外の人生の生き方のようなものに魅力を感じています。悩みながらそれでも一社に勤め続けるメリットは安定した人間関係と収入です。
子どもがいても勤められるのは(あかりママ)
基本的にはイエスです。子どもがいても勤められるというのは、ひとえに自分が今まで培ってきた人間関係や仕事に慣れているからだと思っています。ただ、子どもや家族の状況で一時的に退職したい場合もあるでしょう。そういうときに再就職がしやすい職場だといいのですが、資格もないので、一度退職するとあとがありません。その辺がジレンマで苦しいときもあります。
「幸せな不安定」を選ぶこと(タコタコ・東京・38歳)
ちょうど、早期退職に応じる決意をしたばかりです! 14年勤務した会社が、大規模な早期退職者募集を実施。退職するメリットとデメリットをすべてノートに書き出して考えてみました。定年まで勤めるメリットは、厚生年金のほか、経済的安定面で非常に大きいと思います。
しかし、それを選ぶべきかどうかは別。男性と同じように出世していける環境と能力がないわたしには、会社側に「辞めてほしい」と思われ続けても居残る「不幸な安定」より、新しい夢を実現させる「幸せな不安定」を選ぶことにしたのです。
しばらくの間は貯蓄(+退職金)を少しでも増やせるように、資産運用の勉強をします。そして、来年中の再起を狙いたいと考えています。結論としては、メリットもデメリットも諸刃の剣。自分次第だと思います。

次の自分の居場所を求めたくなる
(まーちん)
わたしが勤務している会社では、最近立て続けに2名が退職しました。理由はどちらも同じで、「ずっと同じ会社や業界で働いていたので、まったく違う世界に出て、自分の世界観や価値観を広げたい」ということでした。わたし自身は転職を何度か経験していますが、真剣に仕事をしていると、自分のやりたいことが変化してきて、次の自分の居場所を求めたくなることはないでしょうか? 常に自分が成長でき活躍できる場が現在の職場にあれば、一社に勤め続けるメリットはあると思いますが、そうでなければほかに求めたほうがいいと思います。
違う会社で働いたからこそわかる自社の長所短所
(すてねこ・大阪・未婚・34歳)
何度か転職して、すべて違う業界を渡っています。就業形態も正社員から契約、派遣、アルバイトと、いろいろやってきました。そういう経験の中で、まず気付いたことは社内で「常識」と思ってることの大きな違いです。ある会社では当たり前にやっていたことがほかの会社では「ひどい非常識」だったり、その反対ももちろんあります。気付かないうちに、それらの会社での常識がしみついて、社外の方と話したり、行動する中にもでていることがいっぱいあります。当人の気付かない恥ずかしいこともありますしね。
たしかに一社で勤め続けるのもステキだと思いますが、違う会社で働いたからこそわかる自社の長所短所。それに気付くことができるのは、自分自身にとってプラスだと思います。ただ、何度か転職をしてると、どれだけ収入が増えたり、自分のやりたいことに近づいても、周囲の評価はよくないですがね。
二つに一つの決断をした
(jupiter)
YesかNoか、判断は難しいですが、キャリア優先で考えるならばNoでしょうか。1社に勤め続け、社内で一定の評価を得ていれば、信頼関係もあって仕事はやりやすいと思います。退職金・企業年金などの実用的なメリットもあります。反面、その一社での常識がすべての常識のように思え、視野を狭めてしまうことがあるようです。一つの価値観にどっぷりつかりすぎない工夫が必要でしょう。
それと、今の日本において、女性が一社に勤め続けて社内でキャリアアップできる会社が、果たしてどのくらい存在するのでしょうか。わたし自身は数年前、勤続10年のメリットをとるか、キャリアをとるかで悩んだ末、結局リスクはあっても転職でキャリアを上げるという道を選択しました。
いつでも転職活動をできるモチベーションを持つ
(MIYAさん)
同職種でもまったくの異業種に転職して1年半になりますが、とても勉強になる経験でした。会社、業界によってもさまざまで、会社によって良い点、悪い点を両方学ぶことができます。また違った種類の友人も両社でたくさんでき、転職しなければ経験できなかったであろうことも多かったです。
ベンチャー企業で若い社風のせいか、転職は2度3度当たり前という世界。海外の企業を辞めてくる人、多数の外国語が飛び交う社内で、わたしも初めはどきどきしましたが、さまざまな企業から自分に誇りとプライドをもって入ってくる(もちろん飛び立っていく人もいる)のが日常茶飯事なので、自分も負けられない、自己啓発のために何かしなければという意識に常に駆られています。わたしにはそういう状況が向いているのかもしれません。
人によると思いますが、前職は毎日14時間勤務を6年間続けましたので、ポジションのすべてを知ってしまい、異動はないとわかっていたことから、転職がベストだったと今でも思っています。これからもそう思ったら転職活動はいつでもできるモチベーション(ある意味危機管理でもある?)でいます。それは悪いことだとは特に思っていません。自分をより高めるための一種のチャンスです。
マルチプレイヤーになるほうがつぶしがききます(巽・大阪・未婚・43歳)
途中でリストラされる危険がないなら、新卒から定年まで同じ会社にいるのにメリットはあるでしょう。でも、こう言ってはなんですが、女子社員に平等な出世や昇給のチャンスがあるならともかく、そうでないなら、いろいろな職場を渡り歩いて、それぞれの仕事の進め方、人間関係、技術を身につけてマルチプレイヤーになるほうがつぶしがききます。20年間ひとつの職場でやってきたベテランが、突然の解雇で再就職先を探しても、違う業種では対応できないというケースもあるようですから。
正社員が派遣、契約社員より安定しているとも言い切れません。派遣会社を通したほうが権利が保証される面もあります。もちろん、そこの社風がとても自分に合っていて、転職してもそこ以上に働きやすい環境は望めそうもないというような場合もあって、待遇や将来性だけの話ではありませんけど。
応用の効く人材が勝ち残るのでは?(Mina)
一社に勤め続けるメリットはないと思います。わたしは数回の転職経験がありますが、それぞれの会社に働くメリットとデメリットがあって勉強になることを実感するとともに、いい経験にもなっています。転職の経験のない方々とお会いすると、視野が狭いような気がしました。これからは終身雇用も崩れ、たくさんの経験をし、それを活かした応用の効く人材が勝ち残るのではと思います。また、自分自身もそのようになれれば。
転職はときに効率的(miechan・東京・未婚・34歳)
すでに大学を卒業し、12年間で3社目になります。転職の度に、ポジションは変わってきましたが、業界は変えていません。一つの業界でも、ポジションが変われば、また、新たな勉強も必要になります。もちろん、1社に長く勤続することで得るものもあると思いますが、自分の強みを売りにして転職をし、ポジションを得たと思うと、今までの経験は無駄ではないと思います。また、結局は、自分にどんな力を蓄えたいかという視点では、一つの会社に居続ける場合、虎視眈々と待たなければならないかもしれません。転職の場合は、自分の希望のポジションを自分の力とタイミングが合えば、効率的と思えます。

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