

報酬や昇進などが保障されているなら
(K-CRAFT・東京・パートナー有・41歳)
ノルマはあったほうが燃えますが、それはノルマを達成した時に報酬や昇進などが保障されている場合ではないでしょうか? 鳥小屋の鶏のように一日の卵の成果物を課せられ、せっせと血眼になって働くのは、今の時代スマートであるといえない気がします。
仕事を合理的に達成するために、自分でもノルマを設定しますが、自分自身しかノルマの達成感や喜びを味わえない場合はだんだん士気が落ちてしまうのではないでしょうか。利害を持たせることは切ない気もしますが、そのほうがビジネスとして活性化すると思います。雇用側も就労側もノルマを適切にとらえて、個々人の能力に適したノルマを達成した場合、個人が達成感を味わえて向上心がわくような職場環境づくりを意識したいです。
モチベーションを高めるためのもの
(フィレリナス)
わたし自身は被雇用者の経験しかないのですが、「ノルマ」はそもそも働く人のモチベーションを高めるためのものだと思っています。しかしながら、わたしが過去いた会社では、経営がうまくいっているときは、タリフに基づく昇給、逆に経営難に陥ると、いきなりノルマに基づいた給与体系を導入しました。
雇い主と使用者の間には、それぞれの思惑があるのは常ですが、こういうふうにご都合主義的にノルマを導入されるのはどうかなと感じます。今いる会社でも「成果主義」は導入されていますが、非常に体系だったシステムで、それが自分のモチベーション向上の仕組みになっているため、目標の(ノルマの)達成に燃えています。
自分の評価を上げることを目標に(あきんぼ・東京・37歳)
ノルマ=目標となる基準です。今の職場では、ノルマは課されるものではなく、自己申告して達成するものなので、申告の時点から評価対象になっています。もちろん、目標が低ければ修正申告するように指示されます。その目標を超えられれば、自分自身もうれしいし、自分の評価(報酬)にもつながります。もちろん達成できなければ評価は下がりますが、上げることを目標に仕事をしなきゃ意味がないから、燃えてしまうほうだと思います。
ノルマのとらえ方の変化(pirorinne・東京・パートナー無・38歳)
営業配属半年間、ノルマはつらいだけだった。営業2年目、仕事内容がわかってくるとノルマは自分の業務知識と営業センスを測る目安になった。3年目からは、ノルマは単なる基準であり、営業成績は顧客からの信頼度に比例していると実感できるようになった。
ノルマを達成するために必要なのは、営業センスや業務知識である。営業センスとは「人となり」でもあるので、事業主にとって「ノルマがあると嫌」という人を正社員として採用し続けていいのか、悩む要素かもしれない。たとえば、男性社員が営業に配属されて「ノルマがあるのは嫌」と訴えたら、左遷、ですよね。女性にだけ許された言い訳に聞こえます。ノルマがあると萎縮してしまう人は、正社員として働くのは、どうか?と思います。達成できるかどうかは別としても。
自分自身で設定し(靖・東京・パートナー無・32歳)
工事の現場監督をやっております。営業職ではありませんので、俗に言うノルマはありません。しかし、現職は2〜3年の長期スパンの仕事です。ゆえに工事にかかるまでのセッティング、渉外、予期しないトラブルへの対応がいかに早く解決できるかを、わたし自身はノルマと定義しています。ノルマがあると燃えるというより、一つ一つが解決しないと次へ進めないので。わたしにとっては自然の流れです。
燃える条件(マシアスギリ)
もちろん燃えます。ただし、そのノルマが以下の条件を満たしているという前提です。第一にノルマがその人の本来のファンクションおよび職能に基づいたものであること。たとえばコスト部門であれば、コストの削減。レベニュー部門であれば、レベニューの拡大。第二に、ノルマを100%を超えて達成した場合には、100%を超える報酬があること。
第三にノルマの一定レベルが達成可能であるという裏づけ(それはマーケティング分析であったり、ビジネスプロセスの分析であったり)が雇用者もしくは被雇用者にあること。第四にノルマが雇用者、被雇用者の間で互いに合意されたものであること。ノルマ=成果主義ともいえると思っています。世の中成果主義全盛のようですが、一方でその問題点も指摘されています。わたしの知っている企業でもあるようですが、ノルマを経営の都合で設定されるというのはどうかなと感じています。
小さなノルマを課して(ふろすと・兵庫・パートナー有・42歳)
職場自体はあまりノルマにうるさいところではないのですが、自分自身で「今日はここまでやろう」「今週はここまで」と、小さなノルマを課しています。そのほうが仕事もイベントも、割とスムーズに乗り切れるし、時間も有効に使えそうな気がしています。でもとても到達不可能なノルマを、気の合わない上司に思いつきで言われたりすると、ここまで前向きには考えられないでしょう。

背中を押すだけが成果につながるのか
(しろりむ・三重)
基本的に駄目です。ノルマを課されると、プレッシャーから猛烈にスタートダッシュしてしまうので、あとが続きません。長期にわたって成果を出そうとするのなら、わたしの場合はノルマがないほうがいいです。むしろクールダウンする期間を与えてもらったほうが成果を出しやすいように思います。でもそれって「休ませてください」ということなので、今の日本ではなかなか言い出せませんよね。
ノルマというのは社員の背中を後押しする力ですが、押すだけが成果につながるのかというと、わたし自身は疑問を持っています。たとえばアメリカの大学教員にはサバティカルという休暇制度があります。7年目ごとに1年間の休暇を与えられるというものですが、わたしはこれは成果達成のためには非常に有効だと思っています。しかし今の日本の現状からいうと、とんでもない話かもしれません。
積極的に立てる目標なら
(ぶぅ太郎・東京・パートナー有・31歳)
ノルマと聞くと、今までノルマを課されたことのないわたしは、「今月の目標はこの数値まで! 頑張るぞー!という営業的な体育会系のノルマ? それは無理!」と思ってしまいます(営業をやったことがないので、ノルマ=営業と思ってしまうのはあまりにも偏見ですみません)。ですが、ノルマではなく「目標」なら、あったほうがやる気が出ると思っています。
わたしの中ではこれらの違いは、強制的にやらされるものがノルマ、一つ一つ確実に上を目指していくように積極的に設定するのが目標だと思っています。そして、目標を立てるのは自分自身で、その目標が適切かどうかは上司など第3者の人と話し合うことが必要だと思います。上司はしっかり部下を見ていないといけないですし、本人の立てた目標よりも若干上の目標を示してあげると、本人は信頼されたうれしさに余計にやる気が起きるかもしれません(わたしは「君ならこのくらいはできるよ」と言われて、とてもうれしかった記憶があります)。毎日ダラダラ、や、自分ができる範囲で過ごしていたら、何も変わりません。なので強制的にやらされるノルマでは燃えません、積極的に立てる目標ではがんがん燃えてしまいます。
一丸となって、という雰囲気も苦手(mopi・神奈川・34歳)
仕事の上で目標や予算は重要だと思うし、達成するために努力を惜しむ気はさらさらありません。達成したら気分もいいし、目標があるからこそ頑張れるというのはあると思いますが、ノルマが提示されたからといって燃える!という感覚があまりありません。一丸となって、みたいな雰囲気も苦手です。ただ、達成するためにいろいろ考えたり実行したりするのは嫌いではありません。淡々としているのかも。
設定の仕方に一工夫ができれば(Kylin・大阪・パートナー有・45歳)
やる気が出る・出ないは、ノルマの設定方法で決まると思います。どのような業種でも、一般に、ノルマは会社上層部の「祈り」のような数値が提示されがちです。論理的背景は、「達成しないと赤字になる」「会社存続の危機」というセリフが多いところ。誰もが納得するノルマ、実力プラスアルファのレベルのノルマ、夢を持てるノルマなどなど、設定の仕方にも一工夫ができればいいと思います。
大切なのは結果よりプロセス(ジョゼフィーヌ)
わたしも「ノルマ」という言葉を聞いただけで拒絶反応を起こしてしまうほうです。どんなに努力したところで数字を残せなくては意味がない、という考え方にも疑問を感じます。資本主義社会に生きている以上はしょうがないのかもしれませんが、仕事において大切なのは結果よりプロセスだと思うからです。プロセスがよければ、おのずといい結果を生むのでは? 結果にばかりこだわる上司というのは、プロセスを見ていない、問題点を改善しようとしない怠慢な人物であることが多いような気がします。

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