
再就職も難しい状況を考えると……(rye・兵庫・パートナー有・43歳)
共働きであったが、夫の転勤により泣く泣く退職、その後徐々にお互いの価値観がずれてきてしまい、現在では修復不可能だと思う。働いていたときは、子どもと3人生きていくくらいなんとでもなると考えていたが、40半ばになると、再就職も難しい現状である。現実問題、これから教育にもお金がかかるし、子持ちで若いころに離婚した友人などはやはり経済的に大変そうである。両親が不仲なら離婚する方が子どものためにもよいといわれるが、経済的安定がなければ無意味だと思う。いまは、夫は金づるで、子どもの父親だと考えることにしている。再就職がかない、生活できるだけの経済的基盤が確立すれば離婚するかもしれないが、現状では難しく、あきらめるしかないと思う。
専業主婦だった母がやっと離婚を決意。応援したい(あいぴょん・パートナー無)
ちょうどいま、私の両親が離婚調停中です。原因は父にあります。私の母は専業主婦でしたので、やはり経済的なことが原因で離婚を決意するまでに何年もの時間を要しました。しかし、本当の自分の幸せを考えたとき、そして、自分が生涯を閉じようとしているときのことを考えたとき、母は、戸籍上、父の「妻」という立場にあることが、とても嫌だと思ったといいます。私は始めから、母自身の幸せを考えて離婚を勧めていましたが、世代の違いも手伝って、母はなかなか離婚に踏み出せずにおりました。離婚という決意するまでに、母には、私には想像もつかないほどの苦悩があったと思います。
母が離婚という結論を出したいま、娘の私は、その決断が正しいものであったということを、調停などすべてが片付いたときに母自身が実感できるよう、母を全面的にサポートし、前へ前へとグングン引っ張って行ってあげたいと思っています。

娘が成人するまで待ちました(夢想花・千葉・41歳)
6年ほど前から「もう一緒にやっていけない」と思っていたものの、「娘が成人するまでは離婚しない」と決めていました。その娘も20歳と19歳になったので、離婚を申し出て、なんとか承諾してもらったところです。
私自身が母から「お前たちのために離婚しなかった」と言われ続けて、とても不愉快でした。ですから、「言い訳に子どもを使うまい」とそれだけは決めてました。娘たちには、私が離婚したい理由、離婚することでの影響など話して、どうするかを自分たちで選んでもらいました。
子どもは確かに大切ですが「自分がよりよく生きるために何が必要か」というところをよく考えた方がいいと思います。親が心から幸せでないと、子どもはそれを感じ取ります。「お母さんは自分のために我慢してるんだ」と子どもが思うようなことがあれば、それは子どもにとって大変不幸なことです。親のお荷物になってる、なんて思ったら自尊心もなくなってしまいます。
子どものためにあきらめた末は熟年離婚(ゆかりっくす・神奈川・パートナー有・30歳)
子どものために離婚をあきらめると、子どもが独立したあとの熟年離婚が待っています。でも、子どもにとっては、独立しても両親は両親なわけで、いくつになっても離婚はショッキングなものだと思います。かといって、子どものために離婚をあきらめていて、子どもが独立したあと夫婦2人での生活に耐えられるんだろうか? と疑問です。さらに、夫の介護をしなければならないときも来るかもしれないと思うと、とうてい耐えられないと感じます。
不仲なのに離婚しないのは子どもにとってもストレス(Cpyon・東京・パートナー無・33歳)
自分自身、離婚しました。いろいろと悩みましたし、正直、子どもに対して「父親を奪ったという形になってしまうだろうか?」とか「大きくなって不都合が生じるだろうか?」などと考えるときはあります。しかし、自分の親を通しての経験から思うと、生き生きと自分らしくいれる方が子どもにもよい影響を与えるし、離婚したことに対して後ろめたさがなく前向きであれば、子どもも理解してくれると思っています。
私の親は、家庭内別居状態です。母の手元にはいつでも出せる状態の離婚届があります。しかし、経済的な問題や、60歳を超えて「いまさら」という考えがあるようです。普段は何も干渉しあわないので問題ないのですが、ちょっとしたことで母親は私にグチをこぼします。その話が発展すると過去の話まで持ち出してきて……。「離婚したらいいじゃない」と返すと「経済力もないからしたくてもできない」と言われ、一体私に何を求めているのか、私は悲しみとストレスが溜まる一方です。そのような状況よりは、離婚して子どもにストレスを与えない状況の方がよいと思います。
子どもの高校卒業を待っています(えりなつママ・香川・パートナー有・43歳)
いまは、子どもの成長を待っているのが正直な気持ちです。とりあえず、子どもの高校卒業をめどに……と思っています。老後は、主人とは別々の生活を考えています。それまでに、しなくてはいけない課題をいっぱい山のように抱えていますが、1つ1つクリアしていけばいいと思います。
離婚を考え始めたのは、陣痛が始まってすぐです。もうこの人の子どもはこの子1人でいい、と思い、夫の家の血が混じるのがすごく嫌になりました。価値観、性格すべてが嫌になりました。いままで我慢したのであと6年です。思春期だけは、1人で抱えるのには荷が重すぎるような気がしますが、夫はいてもほとんど子育てには協力してくれないし……。いままでもそうだったようにこれからもそうだろう。親戚づきあいもせず、ご近所づきあいもなく、友達もなく、口から出るのは自分のことだけです。実に情けない、本当に寂しい人生になるような気がします。私1人でココの家族をフォローするのには、かなり限界がきました。早く経済的、精神的自立がかないますように……と思い、いま頑張っています。