

その理由は多岐にわたって(KAPO・北海道・パートナー有・30歳)
自分は不登校にならなかったものの、軽いいじめにあった時には学校へ行きたくないなと思ったことがありました。でも周囲に味方がいたり、負けたくなかったので登校し続けましたが。しかし不登校になるのは紙一重だと思います。状況によっては自分自身も不登校になったかもしれません。自分の学生時代より約15年たった最近の不登校は、その理由が多岐にわたるような気がします。不登校の生徒もその家族も苦しんでいることでしょう。フォローする体制や受け皿がもっとできればよいと思います。
「行けない」のには必ず理由がある(Petite・ニューヨーク)
わたしが不登校をしていたときの両親の対応に大変感謝しております。当時(80年代)日本の公立学校というのは、とにかく個性を持つ生徒にとっては窮屈な場所でしかなく、わたしはまったく居場所を失っていました。学校嫌いになっていきました。そんなわたしを両親はあたたかく見守ってくれ、「学校だけがすべてじゃない。ほかにも沢山選択があるから」と一緒に図書館に行ったり、留学セミナーに行ったりと、わたしが興味を持つことにとことん付き合ってくれました。
その後、海外に渡りビジネスの世界で充実した人生を送っています。今の自分があるのはあのつらかった不登校の時期に両親が理解してくれたからだと思っています。「学校にいけない」のには必ず理由があります。その理由を誰かが聞いて理解し、共に解決しなければ「学校にいける」ようにはなりません。この「理由」に耳を傾けられない人がいかに多いことでしょうか。悲しいことです。
両親の観察とコミュニケーションが大切(AlleyG・アメリカ中西部・パートナー有・36歳)
幸いにして不登校という悲しい結果には終わりませんでしたが、いじめられ続けて育ったので、学校生活が楽しいと思ったことはありませんでした。多くの児童が成長期の段階で心と体のバランスが多かれ少なかれ崩れて、そのイライラがいろいろな形で出るのでしょうが、両親がつぶさに観察しつつ心掛けてコミュニケーションを図ることで、問題をいくらかは軽減できると思います。
通学がストレスになっていた中学時代(Piupiu・神奈川・28歳)
自分自身が中学生だったころを思い返しても、学校にいかないで済むのであれば、どんなにかストレスが少なかっただうかと思います。わたしにとって中学校はまったく論理性の通らない所でした。そのため、学校に行けないという子どもの気持ちは理解できます。ただ、勉強だけなら学校以外でもすることができますが、社会生活とはどんなものか、社会の中で生きていくために必要な処世術とは、といったようなものを学ぶには、集団生活を経験することは必要であると感じます。
自分が社会に出てから、「世の中は論理の通る人だけではできていない、理不尽なことが通る」と実感することも多く、中学校での経験がある意味役立っていることもあります。「学校にいけない」子どもを理解した上で、学校という枠の中だけでなく長期的に社会人として育つために必要な教育をすべきではないでしょうか。
本人の特性だけが問題ではない(ニューパーツ・千葉・パートナー無・30歳)
日本以外の学校へ行ったこともないので、非常に偏っている意見かもしれませんが。日本の学校は統制式とでもいうのか、そのような印象を受けます。そんな組織の中に昔でいう、ザ・教師!みたいな一本スジの通っている先生さえも少なくなってきているのが、バランスの取れない学校の状態ではないかな、そうも思います。日本の社会全体が「根性論」では済まされなくなってきている今、児童本人の特性だけが問題ではない気がします。
お節介役が存在しなくなった今(優香理・埼玉・パートナー無・40歳)
自分はいじめられる体質ではないガキ大将タイプですが、不登校になる子どもがいる事実は理解できます。ガキ大将って、そういういじめられっ子にも配慮する役割なのですよ。あまりに理不尽にいじめられたり、追い詰めている現場を見つけたら、成敗する、そんなお節介役でした。言いたいことは、周囲にいる大人も、子どもたち同士も、そうしたお節介役が存在しなくなったのが、より深刻にしていると思います。
不登校の先輩の生き方から学べるかも(ikkyuusan193)
不登校はわたしが学生のころからもあった。彼らは現在どうしているのだろう。先輩の生き方からいま不登校で苦しんでいる人たちは、何か解決のきっかけをもらえると思う。

「学校第一」ではない環境で育ったので(ReeRee・千葉・パートナー無・38歳)
学校は好きでしたし「今日はちょっと行きたくないな」ということはあっても「行かれない」ことはありませんでした。わたしの親は「学校第一」ではなかったので、しょっちゅうではないけれど、体調が悪い時や家族で旅行に行く時に学校を休むこともありました。そんな環境だったので、逆にプレッシャーがなかったのかもしれません。会社にも「出勤できない」人がいて、理解や共感はできなくても応援したいと思っています。
正直なところ「わからない」(とらきち・京都・パートナー有・30代)
理解したいという気持ちはあるが、自分が本当に理解しているかというと、「わからない」というのが正直なところ。保育士という仕事柄子どもと接することが多いが、今の子どもがとくにわがままになったとか自己コントロールがしにくくなっているとは思わない。多少そういう面はあるかもしれないが、それが直接の原因ではないと思う。ただ思うことは、社会全体が失敗を許さない風潮になっているのではないかということ。不登校になってしまった子が立ち直るチャンスが必要なように、そうしてしまった側もやり直すチャンスが必要なのではないだろうか? そして人はいつでも変わることができると信じてもいいのではないかと思う。

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