
少子化=経済性と考える(靖・東京・パートナー無・32歳)
ある紙面で、「24時間保育に月17万円」という記事を読みびっくりしました。また、自分の子どもと接する時間はなるべく長く取りたいというのは、どの親にも共通した認識だと思います。子どもを産む前からそれ以降のコストは並ではなく、かといって収入がなければ、養育費は賄えません。少子化=経済性と単純に考えます。
大切に育てていきたい(inabapiccolo・愛知・パートナー有・36歳)
仕事を続けようと頑張っていたのですが、わたしの場合はつわりがひどかったため、仕事を辞めてしまいました。生まれてからはもっと大変で、仕事どころではありませんでした。今、2人の子どもがいますが、できればもう1人欲しいと思っています。子どもが3人いる友人も多いです。日本を支えていくのは子どもたちなので大切に育てていきたいです。
優先順位が低いことも事実(月の猫・神奈川・30代後半)
子どもが欲しいとは思います。いたらうれしいとも思う。でも、現実問題として優先順位が自分たちの中で低いことも事実です。仕事をしてることも理由の一つです。夫婦二人、家庭と仕事の両立がすでにパンパン。子どもを持つことはぜいたくだとすら思えてしまう。子育てにある意味、過大な負担を感じているのかもしれませんが、核家族で暮らしてる状況では、双方の両親にも頼れませんし、またそれ以前に、両親の介護問題すら浮上しかねない年齢です。晩婚だったとは思いませんが、すでに子どもを持つには、期を逸してると思っています。
会社では完全なるお荷物扱いに(しまこ・京都・パートナー有・37歳)
今、2人めの妊娠がわかったところですが、うれしい反面、1人めの時にくぐり抜けてきた嫌な思い出(評価が下がり、減給され、メーンの仕事から外され続けたことなど)がよみがえってきて、ゆううつです。社会的には「もっと産め!」の掛け声も高いのに、会社的には、完全なるお荷物扱い……すごい矛盾を感じます。
でもわたしは、大企業で働いているので、育児休暇もきちんと取得できるし、恵まれているんですけどね。小さい企業で働いている女性は、やはり出産を契機に辞職せざるを得ない方もまだまだ多いと聞きます。そういった精神的・経済的なデメリットを考えると、産まない女性が多いのも仕方ないかな、と思ってしまいます。それでも、子どもを持つのはとてもすばらしいし、多くの人に経験してほしいな、とも思います。わたし自身の中でも、かなり矛盾がありますね。
周り人たちの協力が必要(Pure・東京・パートナー有)
配偶者、会社、職場、祖父母などの理解と協力が必須です。突発的な病気の時に保育してくれる人も探す必要がありますし。働いている以上、仕事には責任を持ち、迷惑を最小限に抑えることも社会人として当然のこと。大変なことがたくさんあるけれど、生きている実感があるのは、働く社会へ貢献したときです。
まともな対策を考えてほしい(よんよん・福岡・パートナー有・38歳)
少子化が問題となっています。子どもを産まないのは子どもなど欲しくないという人もいるでしょうが、経済的に無理、子どもがいては仕事ができないという人も多いはずです。欲しいけど産休はない、子どもを預かる施設もないでは、子どもが欲しくても産めるはずはありません。少子化対策のために幼稚園の靴箱を新しくした、というご立派な対策もとられたそうですが……。子どもは国の宝のはずです。まともな対策を考えてほしいと思います。
価値ある育児と仕事の両立(yamin0727・千葉・パートナー無・32歳)
残念ながら、仕事をしながら子どもを持つことは困難と言わざるを得ないと思います。ですが、「子どもを持つことが困難」=「子どもをあきらめること」ではないと思います。わたし自身、2歳に満たない娘を持ち、責任ある仕事をしておりますが、これほど両立する価値のあることを、人生のうちで一度も経験しないのは、もったいないと考えます。育児とは、「育自」であるとも、耳にします。育児を通して、再度、子ども時代を体験することは、豊かな人間へと成長する助けとなると考えます。
資金繰りが難しい(fraise・東京・パートナー有・28歳)
都心に住むほど、仕事をしながら子どもを産むのは難しいと思います。育てるための資金、生活費も多く必要ですし、実家が地方の場合は、親の助けもなかなか借りられません。子どもを育てるために、経済的な理由で仕事を辞めることができない場合も多いです。そうした働き手に対する自治体、国の支援はとても少なく感じます。
完ぺきを目指すほど難しくなり(ふろすと・兵庫・パートナー有・42歳)
どちらも完ぺきに取り組もうと思えば思うほど、難しくなります。子どもが病気になったとき、親子の触れ合いが足りないかなと思うとき、そして今までできた残業や持ち帰りの仕事ができなくなったとき、特に自分のやりたいことができなくなったときなど、「何をやっても中途半端だな」と自己嫌悪。周囲のアドバイスやサポート体制を確保し、「中途半端な仕事でも、悪いお母さんでも今は許してもらおう」と開き直ったので、少し楽になりました。同じ思いをされた方は、たぶんほかにもおられるのではないでしょうか。
最初からあきらめてほしくない(イスタンブール・関東・パートナー有・30代)
人材会社に勤めていたので、働きたいけど子どもができたので仕事を辞めなくてはいけない、保育園に入れない、などさまざまなケースを見てきました。たしかに現代の社会状況や古い価値観の残る中、働きながら子どもを育てるのは大変だと思います。ただ最初からあきらめてほしくない。働きながら子どもを育てている方もたくさんいます。できることからやってほしい。自分も子どもができても、何か社会と接する機会を持ち続けたいと思っています。自分の人生も切り開いてきた方だったら、子どもがプラスになった人生も新しく切り開けるのではないでしょうか? まずは子どもには自分だけでなく父親もいるということを思い出してもらいたいです。
仕事と子育てを両立する最善策を考えたい(sachamaru・北海道・28歳)
まだ結婚もしていないので、経験を語ることはできませんが、難しいのではないかと思っています。実際周りを見ても、バリバリ仕事をしているのは、独身か子どものいない人です。子どもがいても働いているのはバツイチの人。それもかなり大変そうです。仕事と子育てを両立する最善策は、なかなかないように思います。最近それを解決できる事業案を考えて起業できたらいいなとおぼろげに考えています。
機が熟してこないと(TSUNAMI1969・パートナー有・35歳)
子どもは授かり物だとはよく言ったもので、わたしが息子を妊娠、出産した時期は、自分のキャリア形成の面で、比較的支障の少ない時期でした。31歳という初産年齢は、肉体的、医学的にはもう少し早いほうが良かったのでは、という年齢かもしれませんが、自分の精神的にはようやく納得できるようになったところ、という感じです。諸要件を考えると、子どもはもう1人いたほうがいいだろうな、とは思いますが、やっと自分の方向性を決めて再就職をしたばかり、しかも不安定な雇用形態だという自分の側の理由で、なかなか機が熟してこないというのが実際です。