
無認可で良い保育園は少ない(だんごまま・奈良・パートナー有・42歳)
YESがとても多いのは、やはり無認可より、認可園のほうが内容が優れているからではないかと思います。「無認可だけどとてもいい」というケースは非常に稀なのではと思います。長女から末っ子まで、私立の認可保育園に預けましたが、長女がはじめの1ヶ月だけ行った保育園とは雲泥の差でした。認証でも認可でもない施設だった場合、何か問題が起こったときの責任の所在が不明確になりそうで恐いです。
いっそ民営化したほうが(ladybird・東京・パートナー有・32歳)
入れたいというか、2人の子どもを現在入れています。現在の認可保育園のよいところは、保育費が安いこと、園庭を含めて広いこと、離乳食などの給食を一人一人に合わせて手作りしてくれることです。逆に困るところは、迎えに行く時間に厳しい(少しでも遅れたら注意される)こと、公立のため、自治体の方針(保育園にばかりお金をかけるのではなく、地域全体の子どもに目を向けるべきだ、など)によって正規職員が年々減らされていて、しかも地域の子育て支援を保育園が行うことになって先生方の負担が増しており、子どもたちにしわ寄せが来そうなことです。いっそ民営化したほうが、こちらのニーズを受け入れてもらえるのかな、と思うことがあります。
人の命をあずかる責任(rogko・新潟・パートナー有・31歳)
うちの周りの無認可保育園はあまりいい噂は聞きません。子どもを迎えに行っても玄関で親を待たせて中に入れてくれなかった、という話も耳にしたことがあります。我が家がお世話になった保育園はオープンで、「どうぞどうぞ見ていってください」と言われていたので、この話を聞いたときは驚きました。そして3年ほど前、知人の娘さんが無認可保育園で亡くなりました。ショックでした。ベビーベッドにフタをするという考えられないことをしていて出ようとした子どもが首を挟み窒息死しました。人の命をあずかると言うことでは認可保育園がいいと思います。保育士の質は、人間性の問題ですから。
先生方の努力を認め、一緒に子育てを(透明な海・東京・パートナー有・39歳)
無認可の保育園よりも、という意味でYESです。昨年から1年間、東京都の認証保育所に2人お世話になりました。園庭は確かにないものの、お母さんの負担を考えて、毎日手ぶらに近い状態でつれていけたり、夜遅くまで保育していただいたり。おかげで1年間、仕事に集中することができました。先生方がとても若く(人件費の関係もあるからでしょうか……)“体で”育ててもらった、という感じです。今年の4月から、区立の保育園になりましたが、毎日袋いっぱいの着替え等を持ち、週末にはシーツの洗濯の増え、夕方はお迎えの時間が早いので、ベビーシッターを週3回お願いしています。先生方の年齢層も幅広く、連絡帳のコメントを読むと、「自我の芽生え」というような言葉が頻繁に使われて、比較してみれば、こちらは”頭で”育てている、という印象を持ちました。働く親として、認証保育所はとても使い勝手のよいところで、園庭がない分、穴埋めすべく、たくさんお散歩に連れて行ってくれた先生方のご苦労も大変なものです。一方、区立の保育園は、いろいろ制約があるけれども、仕事に偏りがちな生活を、子どもよりに戻してくれている、という感じがしています。大切なのは、どこの保育園にいっても、そこになじんで先生方の努力を認め、一緒に子育てをすることではないでしょうか。一番初めに上の子を入れた別の区立の保育園は、私にとって子育てをしていく上で心の支えでした。朝送っていくほんのひと時に、先生のアドバイスを聞き、何度助けられたかわからないほどです。保育園なしではやっていけないのですから、今後も先生方と大いに意見交換をして、親も楽しく通園したいと思っています。

必要に応じて利用できるサービスの拡充を(にゃんたん・千葉・パートナー有・32歳)
上の子を認証保育所、認可保育所、民間保育所、現在認可保育所とあちこちにお願いしてきました。運営や地域も異なり、どこも一長一短です。園庭のない保育所も遊び場を開発して外遊びを積極的にしてくださいました。消防署の前を通り、はしご車の実演をしてもらったこともあったようです。買い物のお手伝いをしたこともありました。安全の確保を強くお願いしたいですが、様々な経験をさせていただき感謝しています。みなさんの支援をいただいて、自分も社会を支える一人でありたいと思います。必要なときにはいつでも利用できるサービスの拡充を望んでいます。
質のギャップはなくなってきている(ありる)
よくわかりません。上の2人は0歳児から無認可(一定の基準を満たし区から補助や紹介を受けているという点で「未認可」という言い方もあります)園で育ってきています。下の子も4ヶ月後には0歳でそちらに入園の予定です。認可園では保育時間が足りず、最初から申し込みをせずにきました。5年前、無認可園は事故や不祥事等色々事件になった時期で、不信感はぬぐえず、区から紹介された無認可園4つを見学した上で吟味して決めたところです。保育料や保育環境を考えると認可園が一番なのは当然ですが、3人目が生まれた今でも、転園は考えていません。むしろ、認可園での民間委託騒動やベテラン保育士の集団リストラ等、まるで民間無認可への歩み寄りとも受け取れる話を聞くにつけ、認可園への気持ちは失われていっています。最近の認可園の変化は、むしろ今まで就労を諦めていた人の需要を掘り起こしているだけで、これまで困り続けていた人たち(=私のような認可園を諦めざるをえなかった人たち)の需要を満たすものにはなっていないと思います。まあ、それはそれで……とも思いますが。「本当は認可園に入れたいけれど」と思えるだけの質のギャップがなくなってきているのは確かだと思います。
社会生活を学ばせたい(桃coryn・パートナー無・28歳)
私はまだ独身ですし、子どもを育てているわけではないのですが、今後子どもを預けることがあった場合を前提にしてお話します。認可・無認可には特にこだわらないつもりでいます。ただ……ベビーシッターのような1対1の関係よりも、集団生活の中で小さな社会を学ばせたいので、ある程度子どもの人数のいる所に預けたいです。なおかつ、先生としっかりコミュニケーションをとり、私自身との信頼関係ができていれば、特に形態にこだわりは、ありません。