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今年は日韓友情年。1965年6月22日に日韓基本条約が調印され、日韓国交正常化40周年を記念してさまざまなイベントが開かれていますね。この間、「近くて遠い」と称された日韓関係も劇的に変化しました。韓国語を学ぶのに、周囲の冷たい視線と後ろめたさを覚えた時代は、もう遠い過去。昨今の韓流ブームで、韓国に関心を寄せ、言葉を学ぶ人も増え、韓国語はぐっと身近な言語になりました。
一方、このところ冷え込んでいる日中関係ですが、中国の急速な経済発展、2008年の北京五輪を控え、中国語学習熱はますます高まっているようです。中国紙の報道では、日本の中国語学習者はすでに100万人を突破したとのこと。今、中国政府は世界各国への中国語普及に力を注ぎ、また、大量の留学生を受け入れています。教育省によると、2004年中国における留学生数は11万844人(前年比42.6%増)で、過去最高となったそうです。出身国178のうち、もっとも多いのは韓国人、次いで日本人……。韓国人留学生は3割以上を占め、大学のみならず、小・中・高の留学生も増えているようです。地理的に近いこともあるのでしょうが、中国に向ける関心、その中国語熱、留学熱には圧倒されます。
皆様はアジアの言語を学びたいと思いますか。どんな言語を学びたいですか。また、どんな目的でアジアの言語を学んでいらっしゃるのでしょうか。言語をフィルターにアジア像を皆様と語り合えればと思います。一週間どうぞよろしくお願いいたします。