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私にもこんな経験があります。30代半ば、普段は何も感じていなかったのですが、テレビのインタビュー番組に出演したときのエピソードです。にこやかな笑顔で対談を進めていたはずなのに、画面に映った私の表情は、ほほの辺りがこわばって、とても緊張しているように見えました。どうしてなのかしら? と思っていたときに、表情は、顔の内側についている筋肉によって作り出されているということを知りました。ご存知でしたか?
表情は、顔の筋肉と深い関係があるそうです。顔にも体と同じようにたくさんの筋肉があり、笑うときには笑うための、まばたきをするときは目を開閉するための、それぞれの表情筋が働いているのです。
本来、私たちは、生まれたときから、泣いたり、笑ったり、怒ったり、意識しなくても、表情を作っています。ところが、筋肉を十分使わずに怠けさせていると、筋肉が硬くなって、思うように動かなくなるというのです。筋肉の老化は、なんと20歳くらいから始まると考えられています。若さの頂点のころからもう老化が進行しているなんて、ちょっと怖い話ですよね。見た目は、若々しく元気な肌でも、何もしないで年を重ねていると、内部の筋肉から衰えが進んでいるのです。
「どうしよう……」と不安になったあなた、大丈夫です。「筋肉は年齢に関係なく、使わなければ委縮するが、使えば使うほど発達する」という法則があります。若々しくハリのある肌、弾力があって柔軟な表情筋を維持するためには、顔のトレーニングが必要なのです。
先日、イー・ウーマンユニバーシティの講座で、受講者のみなさんに、「フェイスニング」という表情筋のトレーニングを体験してもらいました。
口角をしっかり上げた笑顔をつくり、目を大きく開け、意識して口の周りに力を入れて、突き出したりすぼめたりするのです。これまで、大きく表情筋を動かすことがなかったみなさんは、思うように動かず苦労されていましたが、1時間の筋肉トレーニングは新鮮で、「顔のトレーニング」の必要性を感じてもらう時間になったようです。
生き生きと若々しい表情づくり、顔の運動は始めていますか?