
「ふーん」で片付けてしまわないこと(えま・東京・パートナー無・30歳)
10年くらい前に「銀行のATMの前でおたおたする人になりたくないの」とインターネットやコンピュータの勉強を始めた70近い大叔母がいます。「あれ食べたい」「これが見たい」という意味の単純な好奇心は元からそんなに強くないのですが、自分と社会の関わりといった視点から自分を見つめての「好奇心」というのは大切だな、とそのときからずっと心に留めています。新しい習いごとを始めたりもしてますが、何かモノや人に会ったときに自分の中で「ふーん」と片付けてしまわないようにしたいと思っています。
夫とよく話すことで頭を柔軟に(maggiemaggie・神奈川・パートナー有・36歳)
私が頭を柔軟にしておくために最優先していることは、とにかく夫とよく話をすることです。私よりも社会との接点が多く、感情的にならず、いつも私とは違う方向から物事を考える最も身近な人なので、いろいろと勉強になります。また、イー・ウーマンに常に関わっていることと、新聞、ネットなどからの情報に敏感でいること、アンテナを高く張りめぐらしておくことも、固まりがちな私の頭には大事なことです。
立ち止まってよく考えるのがいいのかも(あるす)
頭の中を柔軟にするために、などと特に意識しているわけではないのですが、何についても流さないで立ち止まって考えてしまいます。周りがどんどん流してしまうことでも、そのいきさつを知りたいし原点にゆきつきたい。最近、パンツの裾をブーツに入れるスタイルが多いですが、私はどうも受け入れられなくてずっと考えていましたが、最近になって現場を歩くときの地下足袋と同じだからお洒落と思えないことに気がつきました。好奇心とは違うかもしれませんが、新しいものや知らないことに好奇心を持つのと同じに、古いものや知っていると思っているものにも好奇心を持ち、それらのつながりを発見することは私にとって大きな喜びです。
「無意識の意識」を高めて柔軟性を保つ(risen・東京・パートナー無・34歳)
柔軟性を保てるように3項目に気をつけています。
1.ひとつの事柄について、必ず2方向以上から考えるようすること。ネガティブな私とポジティブな私では意見がかなり違いますから(笑)。
2.結論を出す必要がないときはあえて出さない。
3.プライベートは直感に頼る。
上記にを気をつけていれば、「無意識の意識」が高まると信じ、実践中です。人事のようですが、私の脳と五感はかなりハードな日々を送っているのではないかと思っています。
自分とは違う意見の人の話を聞くこと(norieda)
私は好奇心旺盛だと思います。年を重ねても好奇心が衰えることはありません。
去年の暮れに風邪をひきました。普段健康な私は、多少の無理をしても大丈夫だと高をくくり、仕事は休まず、週末には早朝から通信の勉強のためスクーリングに行き、風邪をこじらせてしまいました。それでも薬を飲んでいるから大丈夫と、週末には東京へ行き、美術館めぐりとショッピング、今度は治りかけた風邪もぶり返してしまいました。
私は頭を柔軟にするために、自分とは違う意見や感じ方を持った人の話もよく聞くようにしています。目からうろこが落ちるような発見があり、感動することがあります。そしてわからないことや知らないことは、恥ずかしがらずに聞くようにしています。子どものころ母が、「聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥」とよく言っていました。

「好奇心旺盛」は日常を楽しめていないことの表れのよう(佐々木 一郎・神奈川・パートナー無・33歳)
「好奇心」は減った。その分「好常心」(んな言葉ないが)は増えた。「いま経験してること」を素晴しいと感じられるようになるにつれて、「経験したことのないもの」への欲求は減ってきた。「好奇心」がゼロになるのも寂しいけど、「好奇心が旺盛」っていうのも、日常を心から楽しめてないことの表れみたいで、やっぱり寂しいことなんじゃないかな。だいたい、「まだまだ」っていう言葉を過去の価値に対して使う人は好きじゃない。「まだまだ」っていう言葉は、未来の価値に対して使ってほしい。
いまは逃げずに自分を深堀する時期だと思っています(summerstar・沖縄・パートナー無・34歳)
昔に比べれば、少なくなりました。でもそれでいいと思っています。というのも、いまは興味を絞り込み、深めていく時期だと思っているからです。好奇心って聞こえはいいけど、目先のことにとらわれて、自分を深掘りしていくことから逃げる口実に(自分が)しがちなので。
好奇心の対象については、情報にあおられるのではなく、自分の気持ちにしっくり来るものを選んでいきたいと思います。東京から転勤で沖縄に来て気づいたのは、自分で選んでいたつもりの好奇心の対象でも、向こうから来た情報を処理してただけなのかな、ということです。