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2005/1/24(月) - 2005/1/28(金)
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5日め

テーマ性犯罪者の個人情報を公開することに賛成ですか?

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凡例
キャスター
藤田正美
藤田正美 元『ニューズウィーク日本版』編集長

何回もこのキャスターを務めてきましたが、今回ほど熱心な議論が行われたことはいままでなかったような気がします。奈良の事件は、衝撃的な事件でしたし、全国的に犯人に対する憎しみも強かったと思います。それだけ……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

情報公開の前にすべきこと(MIYAさん・東京・パートナー有・31歳)

残念ながら「予防」には効果が見えず、現段階では同じような事件が起きないようにするほうが先決で大事だと思うので、「被害者の人権」を考えたら、やはりいまは適当限度内で公開するほか仕方がないと思います。

ただ、未来に向かって取るべき策としては、小学校時代からの性教育と、有害な情報の接点にセキュリティを張る法的、物理的措置、そして人間という動物について学ぶことや、マンガの描き方などの制限をすることです。表現の自由などによって人権を侵される結果を導いてしまうことのほうがおかしい話であり、法的措置が現実より遅い以上、警察が手をこまねいてしまう現実は消せないと思います。それは行政、立法で早急な対応をとるべきです。

また、時間がたって社会復帰して再発するのには、服役期間中に教育がなされていない点が指摘されています。この点も早急に法改正すべきです。服役させていればよいわけでなく、国庫は減る一方でもあるので、更生プログラムの確立をめざすべきです。それらがあってこそ、個人情報の公開もあっていいと思います。その上で社会に対しての認識もまた違った論点で話し合えるはずです。

受け入れ側に必要な準備(janis・北海道)

私は犯罪歴公開に抑止効果はないと思っています。毎日新聞やTVに出る検挙、逮捕報道、もしくは死刑制度に、現状、抑止効果がないのと同じです。なので抑止効果ではなく、防犯対策と防犯の地域連携のために、公開は必要なのではと思いつつあります。しかしそうなると、前科のある人は一生、更正態度と社会貢献とで地域にアピールしていかなくては生きられないことになります。前科を認めた上で社会貢献の一生を送るための、前科のある人の保護&更正サポートのプラグラムと人員配置が重要になるでしょう。同時に、すべての人々が前科のある人の保護&更正に協力、サポートできる資質を身につける教育プログラムも必要となります。そういう資質を国民が基本的に身につけるという条件での犯罪歴公開でなければ、「正義の人々」による私刑や新たな人権侵害が続出するのではないかと思います。

死角をなくす努力も必要かもしれません(mixjelly・大阪・パートナー無・34歳)

早急に公開する必要はないと思います。性犯罪者の罪を重くしたり、予防プログラムを開発したりとまだまだやるべきことが多く残っています。

もし個人情報が公開され、犯罪者の住む地域が特定されるようになると、第二の被差別地区が生まれかねません。

田舎では不審者情報はみなが共有し、監視体制が自然とできています。特別な予防プログラムはありませんでしたが、親から知らない人には絶対について行ってはいけないと何度も言い聞かされていたので、防衛本能がしっかり根付いていたような気がします。

犯罪は誰かの目の届かない場所でおこります。常に誰かに見られていると意識させる環境作りも大切かも知れません。

心が健全に育つ社会を(Lio・東京・29歳)

「予防」について、漠然としているかもしれませんが思うことを書きたいと思います。最近感じるのは、心が健全に育つ環境が少しずつなくなってきているのではということです。私が子どものころは、いまのような陰湿ないじめも少なかったし、お受験(悪いというわけではありません)によるストレスもなかったし、いま毎日のように報じられている親による虐待のようなニュースも耳にすることはありませんでした。世の中が便利になるにつれて、失っているものがあると思います。そのひとつが、心が健全に育つ社会や環境ではないでしょうか? 心が正常に育たないから、性犯罪のような犯罪が起こってしまうと思います。体だけではなく心も成熟できる環境が必要だと思います。

更生教育がもっとも重要(春菜・埼玉・パートナー無・32歳)

情報がたれ流しになって、好奇心や差別の対象となるのは言語道断ですが、現状では、警察など限られた機関が所在を把握していることで、いまよりましな状況が少しでも得られるのではないかと思います。ただそれよりも、先日のTV番組で、性犯罪者に対する更生教育がほとんどなされていないということに衝撃を受けました。悪いということがわからない人に、わかるような教育をすることのほうが、もっとも重要なことだと思います。

NO

厳罰化と矯正教育内容の検討を(さんせい・東京・パートナー有・42歳)

厳密には「前科のある人の個人情報を公表したら犯罪が減る」というデータは存在していないとか。それでも前科のある性犯罪者は個人情報を公開すべき、というご意見が多いのは、どういう理由からなのかが、私にはよくわかりません。

性犯罪はもっと厳罰化すべきと思いますし、子ども相手の場合、誘拐と同等の罪科に該当するのではないかと個人的にはとらえています。が、幼児性愛者すなわち性犯罪者としてもいいのか? もわからない方が多いのでは? 実は、私自身もそのひとりです。

そもそも日本の刑務所は更生するための施設ではありませんし、どう矯正教育をするか、というところから議論したほうが建設的ではないでしょうか? このままでは、旧オウムの子どもたちの就学拒否のような、「善意の住民達」による感情的な対応になってしまいそうなのが、一番気掛かりです。

3つの問題点がクリアされれば賛成(ありる)

女児2人を育てる母として、本当は公表して欲しいという願いはあります。しかし、現状ではNOです。

第一には、個人情報の取扱いというものが、まだまだずさんな実態が社会にあるということ。警察にしても、一般市民にしても然り。2つめは、性犯罪者の更生の阻害要因にならないような仕組みが必要だということ。3つめは、性犯罪者の親戚や家族への差別―社会的制裁―が心配されること。

この3点がクリアされなければ、諸手を挙げて賛成! とは言いかねる、という思いです。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

犯罪を未然に防ぐことの難しさ

何回もこのキャスターを務めてきましたが、今回ほど熱心な議論が行われたことはいままでなかったような気がします。奈良の事件は、衝撃的な事件でしたし、全国的に犯人に対する憎しみも強かったと思います。それだけにみなさんが、このような事件が再び起こらないようにするために、本気で考えている様子が伝わってきました。

犯罪を未然に防ぐということはむずかしいと言わざるを得ません。ディスカバリーチャンネルを見ておりましたら、犯罪を犯しそうなリスクのある遺伝子という話があるそうです。そうすると遺伝子の個人情報によって犯罪者予備軍が発見できる可能性があるのだとか。起こしそうだから予防的に拘束するなんていう話になったら、それこそ大問題だし、人間は遺伝子によって人生をコントロールされているわけではないだろうとも思います。とはいえ、社会の安全という観点からいうと、犯罪者および犯罪者予備軍をスクリーニングできたら、被害者もぐっと減るし、取り締まりも楽だと思うかもしれません。

『マイノリティリポート』という映画を覚えておられるでしょうか。この映画では、犯罪を予知し、実際の犯罪が行われる直前で逮捕します。逮捕された犯人はまだ殺していないのに逮捕されるのですから当然抗議しますが、「人を殺すところだったんだ」と警官に言われてしまいます。予防というのはこういうことなのでしょう。もちろん、犯罪を犯した人々の社会復帰とか、再犯させないための教育とかいうことも、広い意味では「予防」ではありますが、これは時間のかかる話です。また犯行を思いとどまらせるという意味で、厳罰化や個人情報の公開も「予防」のひとつと位置づけられるのでしょう。

ただ予防であるかぎり、実際に犯罪が「行われていない」ときに、犯罪を防ぐのですから、しょせん警察にせよ市民団体にせよ無理があります。神戸の大学院生殺害事件と桶川の女子大生ストーカー殺人事件で、いずれも警察を相手取って民事訴訟が提起されていますが、判決には大きな差が出ました。神戸が「目の前の事件」だったのに、桶川は「これからの事件」だったからです。この差は、予防がいかにむずかしいかを如実に物語っていると思います。

性犯罪者の情報公開については、まだまだ問題は続くと思います。またどこかで議論しましょう。

藤田正美

藤田正美

元『ニューズウィーク日本版』編集長

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