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2005/2/21(月) - 2005/2/25(金)
1日め:テーマの背景 | 2日め | 3日め | 4日め | まとめとリポート
3日め

テーマ少子化は世界の経済と社会にとって大きな脅威だと思いますか?

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凡例
キャスター
竹田圭吾
竹田圭吾 ニューズウィーク日本版編集長

少子化が世界にとって脅威かどうかは、少子化によって生じる問題が「解決できるのかどうか」「どう対処するべきか」の2点をどう考えるかによって変わってくると思います。 経済が縮小するのはやはり防ぐべき……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

次の世代を育てるという考え方(周)

世界中(特に先進国)では、晩婚化やシングルで子供を持たない人が増えているというニュースを聞いたことがあります。身近にも結婚していても子供を自分達の意思で持たないケースもあるようです。誰かの本で、現代人は、自分の夢をかなえること、自分の欲求を満たすことにだけ思考が集中しているし、そういう生き方が全てのようになっているけれど、本来の本能に従えば、子孫を残し、次の世代へ託すという考えを持った方が良いと読んだことがあります。私自身もきっと出産し、子供を育てることはないなと感じているので、この本を読んだ時にはもう少し自分の生きている時代だけを考えるのではなく、長いスパンを考えるべきだなと思いました。将来、どんどん人口が減少していくのを考えればやはり異常な事態であり、脅威ではないでしょうか?私たちが生きているうちにどうこうとはならなくても2、3代後の世代には大きな問題になると思います。

少ない人口で持続可能に(momo-can・福岡・パートナー無・32歳)

経済生活だけを考えると、絶対的な生産量が落ちたり、消費量が減ったりという点で将来経済社会が上手く回っていくのだろうか?という不安はあります。ただし、それは子どもたちが同じように成長することが前提であって、子どもが育つ環境に大きな格差があるままだと、子どもはたくさんいるけれども単純労働力が増えるだけにとどまる可能性もあります。環境保全などの面から考えると、地球は人類を抱えすぎているかもしれません。そうなると少ない人口でも地球を支えていける人物・産業界を支えるテクノロジーを生み出すことが出来るような人物を育てていけば、少子化も脅威ではないかもしれません。単純に数だけで考えるのは危険ではないかとも思います。

経済的な影響はあるが(アンヘルカーサ・東京・パートナー有)

少子化の何が問題か……と考えた時、日本のみならず経済的な影響がとても大きいと思います。少子化を予想せずに立案された法律のもとに現在の日本経済がなりたっているからです。それは皆様周知の事実です。故に個人レベルで予想できる経済リスクマネジメントはすべきだと思います。また違う視点から見ると少子化も地球という視点から見たら悪い事ではないかもしれません。京都議定書も施行され、二酸化炭素削減が先進国の課題となっています。そのことを考えたら、人口が減ることは悪いことばかりではないかもしれません。

「人口増加」の前提が崩れるとき(ぺなん・東京・パートナー有・27歳)

経済オンチな私なので、詳しいことはわかりませんが、社会保障など現在の社会の制度が「人口は増えていくものだ」という前提のもので作られたものだと考えると、その前提が覆された状況では多くの不具合が起こると思います。

第1次産業のみの社会に?(千早)

経済にとってはもちろん脅威だと思います。消費する人間が少なくなり、生産も流通も脆弱になります。第1次産業のみの時代に移行しそうだと想像するのですけれど。そうすると、二酸化炭素の排出量は減って、よい環境の社会になる……かも?

NO

人口減少も自然の摂理では?(IPウーマン・35歳)

生物は、自分たちの個体数を自然に調節しているらしい。例えば鳥はぴぃぴぃさえずることにより、自分たちの個体数が多すぎると認識するとえさ不足を危惧して産卵数を自然に減らす、というのだ。ヒトにもそれぞれ「他の個体に入られると不快に感じる」という範囲(名前を失念)があるそうで、これを侵される回数が増えてくると、「自分たちの個体数は多すぎる」と認識するのだそうだ(某生物学者の受け売り)。近年の少子化は、ヒトが自然に個体数を調節している結果なのではないかと思っている。事実、人口の増大で危惧されるのは、えさならぬ食糧不足、化石燃料の枯渇、環境汚染等々。少子化を嘆くより、少ない人口で生活していく手段を考える方が、今いる人を大事にするという意味では重要なのではないか。そのためには老齢の人々には、若者におんぶに抱っこという認識を改めてもらい、もっと生産活動に加わっていただくことが大前提である。国民はもっと健康になり、年をとってもしっかり働き、医療機関にかかることなく老衰で死んでいく、という理想的な保健状態を作り上げなければならない。遠回りなようだが、医療や薬に頼らない、健康な体作りの推進こそが今必要なのではないか。

社会全体で子育てを推進すべき(summerfield・東京・パートナー有)

世界全体を考えたら少子化が進行しているとはいえず、人口は増えています。食料自給率が異常に低い日本ですが、食料不足の波は日本にもくるはずです。年金制度の崩壊なんていっていますが、根本的に国の予算の使い方、配分を見直さないとどうにもならないのはずっとわかりきっていたことでは?でもどうして日本で特に出生率がさがっているのか、ということを政治家が認識していないし、社会全体の認識もまだまだ低すぎると思います。女性が子どもを産んでもきちんと職場復帰できる制度や支援がなくてはこのまま出生率は上がらないと思います。夫が取らないと消えてしまう育児休暇の日数をもうけたり(スウェーデンで実施されている)いろんな後押しは必要です。もっと社会全体で子どもを大切にはぐくんでいこう、という機運を起こさないと変わらないでしょう。ヨーロッパで出生率が上がっている国は国からも自治体からもサポートがしっかりしています。日本は税金をどぶにすてるような使い方で今も無駄にしていますが(ハコモノ、不必要な開発等)、出産費用の無料化、子育て支援、有給の産休育児制度、希望者に100%保育園確保、といったことは急務です。政治にまっとうな人材がいかない、というのが日本にとって痛烈な弱みだとおもいます。

女性が生殖をコントロールする権利(ピオーネ・静岡・パートナー有・33歳)

従来の先進国式の消費文化的価値観では少子化は脅威でしょう。しかし、地球の未来全体から考えると決してマイナスとばかりはいえないと思います。人口が減少すれば消費エネルギーが減り、資源問題に明るい兆しが見え始めるでしょう。また、人口の問題は、先進国の少子化問題だけでなく、非先進国における人口増加問題まで含めてトータルで考えるべきなのに、今さかんに言われている「少子化」は、地球の一面しか考えていないなあと感じます。女性である一個人としていえば、女性が自分自身の意志で生殖をコントロールできるようになったことは喜ぶべきことだと思います。働きながら産み育てられる社会になればよいという単純な問題ではありません。専業主婦だからといって4人も5人も産みたいわけではないし、女性の高学歴化、社会進出に伴い出産を望む年齢があがっているのですから現在の女性は不妊傾向が強いのです。男性や男性社会の価値観に縛られている女性には、そのことの意味をもっと考えてもらいたいし、今までより少ない人口での世界像を前向きに検討したらいいと思います。世界は決して、後戻りはしないと思います。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

人口を維持しようとするのか、それとも……

少子化が世界にとって脅威かどうかは、少子化によって生じる問題が「解決できるのかどうか」「どう対処するべきか」の2点をどう考えるかによって変わってくると思います。

経済が縮小するのはやはり防ぐべきだという視点に立てば、summerfieldさんが言うように女性が子どもを産んでもきちんと職場復帰できる制度や支援を作ることで解決できるかもしれません。少子化が進んでも経済や社会にひずみが生じないようにすべきだと考えれば、ぺなんさんが指摘するような人口増加を前提とした社会保障制度を改革したり、アンヘルカーサさんが言うように少子化を前提としていない法律を修正することで解決できるかもしれません。

一方で、制度やシステムを直すくらいでは解決できなさそうな問題もあります。労働力の不足はいずれロボットで補えるようになるかもしれませんが、ロボットは生身の労働者とちがって消費してくれません。自分の生きている時代だけでなく将来世代のことを考えるべきではないかという意見もありましたが、出産や育児を男性が自分も当事者であると認識し、女性が社会で活躍する機会が損なわれないような仕組みをきちんと作らずに意識改革だけ求めれば、女性は子どもを産み育てるだけの存在になりかねません。

さらにもう一歩踏み込んで考えると、みなさんの投稿にあるように、そもそも少子化は本当に悪いことなのかという疑問もあります。Momo-canさんが言うように、環境保全を考えると地球は人類をかかえすぎているのかもしれません。ピオーネさんが指摘するように、人口が減少すれば消費エネルギーが減るのは確かでしょう。人口の問題は途上国のとくに貧困層で人口が増加していることも含めてトータルに考えなくてはいけない、というのもその通りだと思います。

人類が子どもを産むのは、もともとは子孫を残して種を保存するという生物としての本能です。世界的な少子化は、農村部から都市部への人口流入、女性の識字率や就学率の上昇、離婚や人工妊娠中絶の増加、世界的に進む晩婚化、生活水準の上昇など、さまざまな流れが合流して津波のような減少になったと、社会学者のベン・ワッテンバーグは指摘しています。生物としての本能に逆らってまで人類が子どもを産まなくなったのは、IPウーマンさんが指摘するように、資源の枯渇や環境汚染など地球の「傷み」をかぎとったヒトが自然に個体数を調節している結果なのかもしれません。

だから少子化問題は、私たちに問うています。人口の増加または維持を前提とした今の生き方をできるかぎり望むのか、あるいは地球を守るためには人口が減って今より窮屈な暮らしになることにも耐えるのか、と。あなたはどう思われますか。

竹田圭吾

竹田圭吾

ニューズウィーク日本版編集長

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