
断念したつもりが(IPウーマン・35歳)
高校生の頃から法律の仕事をしたいと思っていたのに、国語の成績がふるわず法学部受験を断念し、工学部へ進学。卒業後は当然のようにメーカーに就職し、このまま研究者人生を送るのかな、と思っていました。ところが、ひょんなことから「特許」という理・文の中間のような仕事があることを知り、必死に勉強して資格を取り、いま念願の「法律のお仕事」をしています。永年の夢がかなったうえ、やればやる程奥の深い仕事内容に、毎日楽しく働いています。社会を知らないひよっこの頃に思い描いていた夢ですが、あの頃の方がよっぽど自分と向き合う時間も多かったし、自分自身を良く理解していたのかもしれないな、と思います。
心の中でやりたいことを持ち続けた(まゆちゃん・長野・パートナー有・35歳)
メーカーで広告制作の仕事を7年したあと退職し、英語を2年間集中して勉強し、現在は英会話学校の教師と自宅では翻訳の仕事をしています。社会人になって3年目くらいに、「自分の働き方はこれでよいのか」と悶々としていました。ある日、夜中に「やっぱり私は英語が好き。訳したり話したりするのが好き。いつかその道に身を置こう」と心が決まり、その日から翻訳学校へ通ったり自分で英語を勉強したりし始めました。仕事をしながら目標を達成するのには時間がかかりましたが、ずっと心の中でやりたいことを持ち続けていた結果、あるタイミングで以前の会社を辞めることになり、その2年後に英会話学校に教師として採用され、翻訳の仕事もコンスタントに入ってくるようになりました。その後はつらいこともたくさんありましたが、睡眠時間を削ってでもやりがいのある仕事に就けたことの喜びの方が大きく、毎日happyです。仕事は人生の多くを占めますので、やはり好きなことをするのが一番だと思っています。
8年かかって(空まめ・東京・パートナー有・42歳)
8年かかってやっといまの会社を見つけました。その期間の前半はひたすら建築とインテリアの資格取得に没頭、後半はその中での専門分野探しでした。きっかけは義母の「頑張って勉強してみたら?」の一言でした。いまでは本当に感謝しています。あるドラマで「本当に好きな仕事だったら、疲れてもその疲れが違うものだ」とありましたが、本当にそれしかないです。体は疲れても、気持ちが疲れないんです。私は建築やインテリア関係が子どもの頃から好きでしたから、いまでは仕事がイコール趣味になっています。自分の「好き」を見つけるポイントは、一日そればかり考えていても飽きないような、そんなものかなぁと思います。
やっと出会いました(めたぼ・大阪・パートナー有・35歳)
好きな仕事を見つけて半年。10年以上続けたシステムエンジニアを辞めて起業準備をしています。その職業は「コーチ」。日本に上陸してまだ8年ほどで、去年まで存在すら知りませんでした。でもシステムエンジニアの仕事を通じて出会い天職と感じました。軌道に乗るのはまだまだ先だと思いますが、頑張りたいです。

楽しむことに専念したい(xxxmiyazixxx・東京・パートナー有・31歳)
好きなことを仕事にするのは羨ましくもありますが、私はしたくないです。なぜなら、好きなことを仕事にしたら、きっと好きなことを楽しめなくなってしまうから……。仕事は楽しいことも楽しくないこともあります。でも、仕事なら自分なりに好きになり、楽しむ術をみつけていけます。また、割り切ることもできます。好きなことを「稼ぐための」仕事にしてしまうと、楽しむことに専念できなくなってしまいそうです。
ラクに働こうと思ったのですが……(happyking・東京・33歳)
正直イヤイヤ仕事してます。何回か転職してきてやりたい事を探しても、思うようにはいかず、「好きなことを仕事にするなんて無理」とあきらめて、「だったら、ラクに働いて、プライベートで充実させよう」と、いまの事務職に就きました。しかし、案外OLもラクではなく……選択ミスだった、と反省してます。いまからでも、自分らしさが生かせる仕事・自分らしい働き方を本気で探しています。そうしないと、自分で自分に納得できないと分かったので。好きな仕事にチャレンジして、苦労はしても輝いている方々がまぶしいです。
好きなことは趣味に(ヨシエリアン・アメリカ合衆国)
好きなことは「趣味」だと捉えています。もし、趣味を仕事にしてしまうと、オンとオフの区別がなくなり、気分の切り替えが出来ないと「仕事」に支障が出てくるような気がします。また、仕事を終えた後に、何もやることがないとか、好きだったはずのことが仕事になったらプレッシャーになってしまうとか、そうなると本末転倒だと思います。「好きなこと」はあくまで、趣味にしておいたほうが、生活にメリハリがつくのではないでしょうか。