通常の市場取引は朝9時から午後3時までなので、夜に入れた注文は翌日の取引になりますよね。でも、通称「マネックスナイター」と呼ばれる夜間取引だと、マネックス証券が「私設取引所」というのを設け、月曜から金曜の夕方5時30分〜夜11時59分まで行っています。
「明日の朝まで待っていたら、何が起きるかわからないし、海外の市場が大きく動くかもしれない。それなら今日のうちに売買したほうが安心だ」と考える人は、今日の終値で売買したい。その「売りたい人」と「買いたい人」を、マネックスがマッチングさせるわけです。
夜11時59分に閉まった時点で、取引がどれだけ成立して、未成立はどれか、全部一覧することができます。これを見ると、投資家が何を考えているかが垣間見えるんですよ。たとえば、Aという株はすごく売りがあるな、明日の寄付きは売りから入るな、と予測できる。みなさんが株を買う時にも参考になるでしょう。