みなさん、ローソク足という分析法があるのをご存じですか? 始値、終値、高値、安値の四つの値段から作られる、ローソクの足のような図のことを言います。テクニカル分析の基本の一つです。
始値より終値が高い、つまり上昇して終わった時は陽線、白のローソクになります。逆に下落して終わった時は陰線、黒のローソクになります。上下に出ているヒゲの長さで、その日の値幅の動きがわかります。長ければ相場のエネルギーが高いことになります。
日足、週足、月足と、期間によってパターンが作られます。月曜から金曜まで日足を並べていくと、一週間の動きが出ます。ローソク足のパターンを見てチャート分析をやっている人もいるようですが、あまり当たったという話は聞きません。「三空」、「ヘッド&ショルダー」、「半値戻し」など、さまざまなパターンがあって、ある意味マニアックな世界。みなさんにとっては、相場の感覚をつかむ一つの見方としておもしろいかもしれませんね。