では、ETFを買うとき、どの銘柄を選べばよいのでしょうか。東京証券取引所に上場しているETFの一覧(表2)を見ると、「対象指数」とあります。みなさんがよくご存じなのは、TOPIXと日経225ですよね。
TOPIXの欄をみると、4種類の商品が並んでいます。この中でどれを買ったらいいか、迷いますよね。
ETFは、運用の成績が悪い(対象指数にきちんと連動しなくなってしまうこと)と上場廃止になってしまうので、ここに名前を連ねていれば、運用成績が極端に悪いことはありません。信託報酬もそれほど変わりません。一番気にしたいのは、どのくらい売れているか、取り引きされているかという流動性です。
銘柄ごとの出来高は、インターネットを使えば簡単に探すことができます。毎日の出来高をチェックして、極端に取引の少ない銘柄は避けるようにしましょう。通常時に取引が少ない銘柄は売買する時の取引コストが高くなり、売りたい時に売れないという流動性の問題が発生するリスクがあります。