
「やらされ感」を持たないよう
(にっぽんのきりん・東京・34歳)
打診された仕事の内容・納期と、そのとき抱えている仕事量および納期を照らし合わせますが、優先順位の都合をつけて基本的には引き受けます。その上司を信頼していますし、多少背伸びが必要な仕事も、自分のためにやらせてくれるんだと思えます。「やらされ感」を持たないような受け方を心掛けています。
能力以上の仕事も積極的にチャレンジ
(kuniwaka2001・神奈川・既婚・32歳)
近々フリーで仕事を始めます。今まで会社員として仕事をしてきましたが、基本的には「自分のできる仕事」のみならず、「自分がしたいと思う仕事」、もしくは「能力以上の仕事」をやらせてもらえるように仕向けてきました。もちろん、自分の現在のレベルよりも、はるかにその仕事のレベルが高い場合は躊躇(ちゅうちょ)しました。でも、やれる見込みが少しでもあれば挑戦してきたつもりです。
これからフリーで仕事をしていく上では、何でも一人でこなさねばならないと思うので、下手に能力以上の仕事に手を出すと自分の首を締めることになるかもしれませんが、少しでも勝算があれば、どんどんチャレンジしていこうと思います。そうする上での勉強や努力は惜しみません。
謙虚に自分を振り返る気持ちは忘れずに
(mojiko・東京・既婚・31歳)
10年続けた業界から、今年キャリアチェンジを図りました。前職ではそれなりのプライドがあったのか、上司の依頼でも「それはわたしがする必要がありますか?」などとすごいことも言ってました。ああ恥ずかしい。自分や周りの状況にとってプラスとならない業務については「雑務」と片付けていたのだと思います。
現在は未経験からのスタートのため、10年ぶりの謙虚な気持ちを思い出しながら、与えられた業務に取り組んでいます。今は新鮮な気持ちですが、じきに慣れて、より貪欲に難しい仕事にチャレンジしたくなり、同時に無駄と思える作業は省きたくなっていくと思います。その判断が適確にできるようになれば進歩と言えるのでしょうが、謙虚に自分を振り返る気持ちは忘れずにいたいと思っています。
直接取引のメリットはたくさん(梶本洋子)
「代理店などを介さずに直接仕事を受ける」。これが仕事を引き受ける第一の基準。ただ、これをクリアするまでに、10年はかかっただろうか。直接取引のメリットはたくさんあります。まず受注額もさることながら、不必要に納期を縮められることもなければ、理不尽と思われるような指示もなくなることです。一番大きなメリットは、いったん信頼関係ができ上がると、安定した受注が見込めること。なぜなら代理店など介して受注した仕事は、納品した内容が最高レベルのものであり、クライアントも非常に満足したとしても、ほぼ同様のレベルを実現できる廉価な業者が名乗りを上げた途端、自分への発注は露と消えてしまうから。第二の基準は営業戦略だと位置付けた仕事には、採算を度外視してでも全力投球することです。わたしたちの場合、書籍や雑誌の執筆と古着和服のWebオンラインショップは、今のところ営業と位置付けています。
常にキャパオーバー状態(いまいくん・埼玉・既婚・40歳)
自分のキャパやスキルに照らし合わせ、受けるべきではないと判断したら断ります。その他の基準として、物件の金額の大小や、取引先のプライオリティ、受注確率が高いかどうか、などが判断基準になりますね。と言っても、常にキャパオーバー状態で、日常的に長時間残業や休日出勤して仕事をこなしているのが現状です。
基本的には仕事は断れない(ごまたま)
会社員なので基本的に上司から依頼された仕事は断りづらいです。が、受ける前に内容をよく確認することと、自分の抱えている仕事の量がいっぱいの時は、納期をもらうか、自分より手が空いてそうな人に振ってもらうようお願いします。
わたしの場合、ベスト5(KAORU・千葉・未婚・39歳)
仕事を引き受ける基準、わたしの場合ベスト5です。
1.自分の担当の仕事であること
2.担当外でも興味のある仕事であること
3.自分の能力範囲の仕事であること
4.時間に余裕があるとき
5.報酬内容により
仕事内容より、わたしをやる気にさせること(matissee)
フリーランスなので、まさに、ご指摘のように選べるようで選べない、苦しい状況ではあります。ですが基本的に好きな仕事をしているので、よほど報酬が見合わなかったり、人間関係の相性が悪かったりしない限り、お断りはしません。どうしても気が進まないとき、あるいは、業界であまりいい評判を聞かないい依頼主の場合、わたしからは絶対に断りを入れませんが、断られるように、仕向けます。急ぎの仕事なら、かなり前もって請け負う、少し高めの報酬を希望する、面倒な契約書を希望する、などです。
仕事内容よりも、圧倒的にやる気になるのは、将来の展望に向かって、参加させてもらえていて、楽しみや期待を持たせてもらえるところです。そんな仕事は気持ちよく進むことが多いものです。
価値のある仕事は多少の犠牲をしても(まりい)
自分を広げるために少しオーバーワーク気味になっています。市の子育て支援をやっていますが、加えて府全域のことも少し協力することになりました。あと個人的に受ける仕事も増えています。ただそれらはすべて関連した分野の仕事なので、やっていて楽しいし、ネットワークも広がります。また専門分野の知識も経験も深まるので、少々プライベートを犠牲にしてもやる価値はあると判断しました。逆に内部の仕事でも、やる意味がないような内容(はっきりいうと雑用)であれば、締め切りをたくさん抱えている現状をお話しし、丁重にお断りしております。
友人が回してくれる仕事が悩み(moremore)
フリーランスとして働いて5年です。前に働いていた会社の仕事を継続的に受けているので、仕事選びに悩んだことはあまりありません。しかし、わたしがそのような形態で仕事をしていると知った友人は、何かと仕事を回してくれようとするのですが、わたしが本来引き受けている業務とは少し趣きの違うものばかり。ただ、他の業界の方にはそのあたりの細かい仕事の違いは難しいのでしょうがないのですが。友だちの好意と得意でない仕事、この選択に困ることが何回かありました。
自らのブランディングを検討(nonche-p)
フリーの仕事なので、外注しない限りは、体は一つ。そんなわけで、いくらオーダーがあっても、スケジュール調整できなければ、どうしても受けることができません。たいてい、忙しいときは、同じ時期に集中するので、もう少し分散されれば、コンスタントに仕事が入ってくるのにな、と思うこともしばしばあります。あとは、やはり内容です。ギャランティはよかったとしても、なんでもやります、という姿勢をつくりたくない、という思いがあります。たった一人でやっているので、自らがブランディングしなければならない立場にいる現状です。