為替保証金取引の特徴の一つに、「スワップ」があります。
ドルの場合、今だと「買スワップが+31、売スワップが−35」となっています。この数値は毎日、アメリカと日本の金利差によって変わってきます。もし金利差が変わらなかったとして、1年持っていれば31円×365日、約1万1000円ほどの金利がつくことになります。
外貨預金を100万円したところで、これだけの金利をもらえるでしょうか。ドルの外貨預金の金利は大体0.6%ぐらいですから、もっと安いですね。しかも、為替保証金取引なら、実際に投資する金額は10万円でいいわけです。
10万円の投資で、1年で1万1000円の金利がもらえる。投下元本に対するリターンは11%ぐらいです。ただし、リスクは100万円分ですが。
10万円の保証金が半分を割り込むと、「お金を入れてください」というメールが送られます。5円円高になると維持率は50%になります。そこでお金を入れないと、強制ロスカットと言って自動的に保証を切ってしまいます。もし20%を切れば瞬時にロスカットされます。最初に保証金を10万でなく20万ぐらい入れておけば、余裕を持って取引できますね。
100万円を外貨で運用しようと思ったら、外貨預金やMMFに投資するよりは為替保証金取引を買ってスワップを稼いだほうが、為替の手数料も安いし金利もいい。そういう外貨預金的な使い方が、まず一つあります。でももちろん商品の仕組みの違いには充分注意してください。
そのほかにもおもしろい活用法があるんですよ。