ホーム > クルマ@ > 変革の旗手たち> 中島敬氏


今までは、デザイナーがデザインしても、製造コストを専門とする部署が、ワーッと計算して、具体的な仕様決定までの互いのコミュニケーションが少なかったんですよね。
それが、最近の改革で、他の部署の人たちとデザインコンセプトを共有することができるようになって、その過程で、デザイナーも、深く関与できるようになったのです。
コストテーブル握っている人たちとデザイナーとが日常の業務が終わると集まって、毎日毎日ここはもうちょっと安くならないか、ここはなくしてここをとってとか、計算をいちいちしながら仕様を決めていく作業をしました。
プロジェクトがキックオフされてモデル凍結といってそれ以上形をいじらなくなるというところまで……1年位だったかな、そこまでは事実上それらの積み重ねなんですよ。
例えばご自分で家とか建てたりするとビス1本でも、釘1本の値段でもやるじゃないですか。あれと同じですよね。最初にデザインとして「こうやりたい」とコンセプトを伝えることができていたので、「ティアナ」ではそれに準じたように他の部門の人たちも考えてくれたんです。
|
 |
プロダクトチーフデザイナー 中島 敬氏
変革の旗手たち へ
 |