アクティブファンドは、ファンドマネージャーが「Aというファンドよりもうまく運用します」とルールを決めて競争するファンドです。このAに当たるファンドを「ベンチマーク」と呼び、Aは通常インデックスの中から選ばれます。
インデックスファンドは、インデックスが10%上がったらファンドも10%上がる。5%下がったらファンドも5%下がる。インデックスの動きを見ておけば値動きがわかるわけです。一方、アクティブファンドは、インデックスをどれぐらい上回るかが勝負。TOPIXなどのインデックスを上回るリターンを狙って、ファンドマネージャーがさまざまな企業を調査し、財務諸表分析なども行った結果、いいと思われる銘柄を選んで投資しています。
一般に、アクティブ運用をやっている会社にはアナリストが何百人もいて、企業の調査をしています。リサーチコストがかかるため、信託報酬がちょっと高くなる場合が多いようです。
アクティブ運用は、銘柄が絞り込まれているほど自信があるということになります。(もちろん運用方針にもよりますが……) もし何百銘柄もあったら、インデックスと変わらなくなってしまいますよね。だったらわざわざアナリストを雇う必要もない。コストをかけて高いリターンを求める、それなりにリスクが高い、というのがアクティブ運用の特長です。