
maria・東京 2001年9月15日(土) 10時 50分 48秒 報復が解決になりますか?
「なぜ報復がいけないのか?」・・・これは、殴られたら殴り返せってことでしょうか?なぜ「報復」でなく、「テロリズムの根絶」という発想にならないのでしょう?価値観の違い、主張することの違い、そんなことは有史以来ずっと人類が経験していることです。だからこそ有史以来戦争が絶えたことがないのですから。私は、WTCで一番被害を受けた日系企業に以前勤務していました。同期はまだ在職しています。現在は米系企業に勤務しています。仕事でも多大な損害を受けていますし、未だに連絡がつかない知人もいます。でも「アメリカだって悪いんじゃないか?」「やり返して当然だ」といった議論には決して加わりたくありません。個人や組織、国家を憎悪しても悲劇は無くならない。人間同士が傷つけあうこと自体、種として異常なんじゃないか。人には其々の事情もあるし、視点も、育った環境もみんな違う。でも、人類として同じ地球号に乗っているのです。その視点を取り戻してもらうことは、本当に永遠に不可能なのでしょうか?今私に出来ることは、一刻も早く損害を回復出来る様現地と連絡をとり平常業務を目指すこと。NY在住の友人とは、ネットを通じて精神的サポートを続けています。そして(私は特定の宗教を持ちませんが)平和への「祈り」だと思っています。救世軍などが義援金の受付を始めていますが、状況をみてこういったボランティア活動にも参加するつもりです。
ふかひれ@岩手 2001年9月15日(土) 10時 22分 32秒 報復できる相手
来年、出産の予定です。ツワリのむかつきを抑えながら、悲惨な映像を見ました。自分がもっとヤワくできていたら、いまここで流産してもおかしくないと思った。むかつきこそひどくて15分でテレビを消したけれど、お腹は何ともありません。元気で産まれてきて欲しいと思います。アメリカは"徹底報復"を決めているようですね。アフガニスタンの、砂漠のまんなかの、内戦でぼろぼろになっている街に原爆を落とすのでしょうか。本当に?憤りや悲しみはわかるとしても、なぜそんな気違いじみた(としか思えない)手段をとろうとするのか。私はここに怒りだけではない、アメリカの、アジアやイスラムに対する嫌悪感や差別意識を感じます。事実はともかくとして、60年前のパールハーバーの報復は広島、長崎への原爆投下ということになっています。そういう強力な最終兵器を持っていた国が、あのヒトラーの国には原爆を使いませんでした。もしかしたら計画はあったのかもしれませんが、、、アジアの辺境の国に2個も落としたのに比べて、扱いの差は歴然です。ヒトラーやナチスの罪はそれほど軽いものだったのでしょうか?おそらく、そういうことではなく、原爆の落とされるべき場所に、犯罪者以外に「無実の人がいる」という認識が、ドイツないしはヨーロッパに対しては、アメリカ側にきちんとあったためだと私は思っています。広島、長崎に対して、そういう認識はあまりなかった。罪悪感が薄いから、人を殺すという意識が薄いから、原爆投下を実行できた。日本人は白人じゃないから。アラブ人は白人じゃないから。国を滅ぼすほど徹底的に報復してもいいと思っている。そんな気がして、私は心配しています。頭のおかしい奴や過激派は、世界じゅうのどこにもいます。このテロを引き起こしたのが、アメリカ国内の組織ならいいのにと、心のどこかで願ってしまうんですが。(アメリカの皆さん、ごめんなさい)なんにせよ、こういう時に犠牲になるのは、普通に生きてる人間です。大西洋に戦争物資を供給しているヒマやお金があるなら、世界中のレスキュー隊をかき集めてでも、ガレキの下にいる人を助けるべきです。どんな支援でもすると言ってるウチの首相は、このへん、どういう認識でいるのでしょうか。
ライン・京都 2001年9月15日(土) 8時 31分 36秒 いくつかの参考書
下の方に「何か参考書のご教示を」と書きましたが、うちの家にも何冊かありました。どこの本屋でも手に入り、短い時間で読めるものです。ぜひ手にとって見てください。他にも日本にいながら参考になる本はたくさんあるはずです。ぜひ皆さんも教えてください。「パレスチナへ帰る」エドワード・サイード(作品社)「一億の地雷 ひとりの私」犬養道子(岩波書店)特にサイードは、「最も先鋭的なアラブ系知識人」「現代最高の知性」にして、「NYの」コロンビア大教授です。日本に対する発言は、年初の朝日新聞に掲載されたロング・インタビューが印象的でした。パレスチナとは、イスラエルとは?そして反ユダヤ主義とは?それらを知ってもなお、「互いに話し合って、生きることを共に分かちあえるように努力することが、ただひとつの方法であるということである」という言葉が、ずしりとひびきます。
MICO・福岡 2001年9月15日(土) 7時 51分 45秒 何が正で、何が誤?
今回のテロ事件、10時ごろのニュースを見ていて突然臨時ニュースとして流れてきました。初めは何が起こったのか?という感じでしたが、2機目が衝突したときにはなんとも言えない、背中が凍りつくような震えが起こりました。なんと残酷なことを…。と、人間同士が傷付け合うことにむなしさと落胆と色々なものが混ざってなかなか寝付けませんでした。もちろん、今回の無差別テロ事件はとてもひどいことですし、あってはならないことだと思います。しかし、たろーさんがおっしゃってるように『歴史的背景』は何も知りません。パレスチナの人々がアメリカに対しどのように思っているのか、何も知りません。テロの域を越えて、まさに戦争そのものだと思います。私は、戦争を知らない世代です。今は、何が正しく、何が間違っているのかわからなくなってしまいました。でも、一つだけ願うことは、できるだけこれ以上血を流すようなことが起こって欲しくないということです。
sayaka・石川 2001年9月15日(土) 6時 36分 28秒 武力戦争はやめて!!
どんなに悲しみ怒り狂っても、強い米国を見せつけるとかなどと、大義名分をかかげて、行おうとしている武力戦争はやめて!!。本当にやめてほしい。戦争はもうたくさん!!このまま行ったら原子爆弾も落としかねない米国。パキスタン、アフガン、イラク、に爆撃して喜んでしまう米国が恐ろしい。今でも、広島、長崎の原爆に何百万人もの民間人を殺したことをよかったと思っている米国。その体質そのものが、恐ろしい。悲しみ、泣くのは、どんな国も、民間人なのだから。戦争に、正当化はない。戦争は、犯罪ではないのか。どの国からも、戦争はやめようという声が、聞こえない。ブレーキをかける国がいない。戦争の恐ろしさを知る日本は、戦争に賛同してそれで良いのだろうか。
フレーバーママ・愛知 2001年9月15日(土) 3時 28分 40秒 手代木 麻生さんの現地レポートについて
このレポートを見て、TVニュースでは分からない現地の状況が良く分かりました。パレスチナのアラファト議長が自らも献血した、とか、キューバのカストロ首相が、輸血用の血液が足りなければキューバからも送る、といった、ン?と思っていた新聞記事についても合点がいきました。
たろー、横浜 2001年9月15日(土) 2時 44分 49秒 なぜ報復はいけないの?
「報復はよくない」って意見が圧倒的なので、あえて書きますけど、なんでアメリカは報復しちゃいけないんでしょうか? 理性ある行動ってなんだ?そして、もうひとつ。価値相対主義ってコトバがあります。いろんな民族には、それぞれ価値観が違うんだから、それを尊重しよー、って考え方です。だったら、パレスチナの笑顔を非難するのは、いかがなものか? あの笑顔がなんであるのか、説明できますか?いろんな意見を言うのはいいけど、まずはどうしてあんなことが起こったのか、考えなきゃ。パレスチナをさんざん痛めつけたイスラエルを、アメリカがどんな態度で接したか、という歴史的事実を踏まえなきゃ。凄惨な事件だっただけに、人は思考から逃げようとする。僕は、まず「考える」ことから始めたいと思う。
はたけ・ブルックリン 2001年9月15日(土) 2時 28分 21秒 ニューヨーク救援にかんして
きのう(現地時間9月13日)、事件以来はじめてマンハッタンに行きました。地下鉄は、ワールドトレードセンター付近を走るライン以外は再開されていました。普段よりは時間はかかったものの、思ったより早く地下鉄が機能しはじめてよかったと思っていた矢先、今朝の友人からの電話で背筋が寒くなりました。彼女が顔見知りの地下鉄職員から聞いた話によると、ツインタワーも含めたまわりのビルの相次ぐ倒壊のために、マンハッタンのダウンタウンはさながら地震にみまわれた状態になっており、地下鉄は完全な安全確認がされないままに運行されているというのです。こちらの建築物は日本のように耐震構造にはなっていません。そのうえ、地下鉄は敷設されてから百年ちかくたつています。地下鉄ばかりではなく、橋やその他のビルも含めて、今後安全確認と補強・建て直しなどが必要になってくるでしょう。そこで、わたしは日本の地震国としての経験とノウハウが役にたつのではないかと思うのです。専門家や技術者の派遣を日本の側から提案してみてはどうかと考えますが、いかがでしょうか?
nokko・東京 2001年9月15日(土) 1時 18分 20秒 惨い・・・!
あのビルがあそこには、もう・・・この大惨事、最初私も映画のワンシーンかと。そして激突した飛行機が旅客機だと知った時の衝撃。背筋が凍り、呆然自失状態となりました。あまりのショッキングに、毎日寝られません。先ほど、このサイトのNYとワシントン現地レポートを拝見し、ペンタゴンに激突した旅客機に小学生が多数乗っていたことを知り、同じ世代の子供を持つ親として背筋が凍りついてます。惨すぎる。血も涙もない犯人達。メディアで、パレスチナの子供達の笑顔とピースサイン。洗脳って恐ろしい。宗教って何でしょう。異なる「神」が存在したって、お互いそれを認めあうくらいの広い心ってないのでしょうか。(私がどこの信者でもないから、こんな発言をしてしまうのかもしれませんが。)過去、歴史上でも「宗教戦争」は繰り返され続けてますが、「殺人」を推奨する「神」っているのでしょうか。「神」って、大きい、広い心を持ってないのでしょうか。人命ってものは「神」にとって、宗教が異なると「紙くずのようなもの」になるのでしょうか。テロって何?無差別殺人のこと?子供達に聞かれたら、どう答えるべきでしょう。私も中東のことは、よく理解できてません。だけど、血で血を洗うのはもうENDにしてほしい。「目には目を」には断固反対です。犯人達には許せない気持ちでいっぱいですが、「報復」は絶対避けてほしいし、すべきでない。あのパレスチナの子供達と同じ表情をさせたくない、民主主義の子供達に。「報復という行為」が正当化されてしまうのが最も恐ろしいことだと私は思います。救助に携わっている消防士さんたちの疲労も心配です。ペンタゴンは機密書類が散乱しているから?無理でも、NYや墜落してしまったピッツバーグの救助を他国(日本も含め)に何故依頼してくれないのでしょう。一刻一秒を争うはずなのに。一刻も早く、皆が救助されますように。無念ながら、尊い命を奪われてしまった方々、ご冥福をお祈りします。
Duck・千葉 2001年9月15日(土) 1時 11分 4秒 ネットの力
事件を見て、何をどう自分の中で消化し整頓して行けばいいのかわからなくなった時、いち早くこのページが立ち上がったことを知りました。メンバーの皆さんの意見を毎日読んで、何より示唆に富んだもの、説得力のあるものが多いことに大変刺激を受けています。こういうサイトがあるということが今、私にとってとても心強く感じられます。 このページがWOMANを銘打ってるのであえて、女性と男性の違いとして書かせていただきますが、先日ある方のお話の中で、前に進む力が男性とすれば、それにストップ、ブレーキをかける力が女性にはあるし、その為の大きな力が必要だとありました。まさにこのサイトがそうではないでしょうか。 ストップを何にかけるのか、テロリストに?報復に?難しいことだと思いますが、やはり否応無く世界が戦争へなだれ込むことになんとかブレーキをかけられるのならばと思います。私も皆さんにならって、私に今何が出きるのか真剣に考えていきたいと思いますし、ぜひみなさんの意見を伺いたいです。
sachi・山口 2001年9月15日(土) 0時 35分 42秒 すぐできる事と継続する事
今朝書き込んでいたので 今再び開いています。できる事 さがしていると書き込みましたが報道されているように献血もアメリカの私たちと同じ痛みをわかる人の行動がもう充分供給できると発表させるのですからこれは国内の為にとして。 まだテロリストが何か表に出る行動を起こそうとしている事を偽パイロットが捕まった等今日のニュースからも読み取れ自分自身を守る事 家族を安心させる事等から現地に向う事も 考えてはいませんが(神戸の地震と違う事ははっきりしています)現在人にある事を教えるボランティアをしている私はN.Y在住のmasuminさんが書き込んでいらっしゃるいかなる時であっても、生命の尊さを認識しておくべきです・・・少なくとも 日本は(できれば世界中が)最低限で最大の心の教育をできる社会であってほしいという願いを自分の生活で意識していたい、自分の生活範囲が平和でも意識することを忘れにようにと改めて自分に言い聞かせたりアメリカへの全面的な協力の意味は?国としての小泉さんの発言は具体的に何をさすか出来るかを 一般民間人である私は直ちに考えなかった事実から(何を含むのかとか今は考えていますが ワンテンポ遅れていました。)もし小泉さんが「〜。」と発言したらどう思うか等既に発言された言葉、行動に対する意見のほかこれからを仮定して自分の考え、意識を推敲したり…その中で ひとりでなく… マナーでは政治と宗教の話は公共の場では しないものだと言いますが 秩序もって話せる場所、仲間がいる事も 大切ではないのでかな と思ったり…また テロリストは今私が書き込んでいるこのネットの世界を利用して連絡を取り合ってる事実も深く意識しています。もちろん考えるだけではなく行動です。その為に この掲示板で多くの人の意見発言を読むと同時に投げかけている人への回答や賛否を 言葉・会話のテロリスト=秩序ないものにならずつづけられたら これからの事具体的にみえそうな気がするのですが…もちろん ショックの大きさをはっきりと伝える為に自分の思いをまず書く事が大切で今の掲示板のスタイルも残しておく事も賛成の上で…またちがう意味でなにができるのかさがしながら…
ライン・京都 2001年9月15日(土) 0時 16分 5秒 報復の具体性
アメリカによる報復の具体的な内容がかなり明らかになってきました。と同時に、何故軍事力による報復が必要なのかも明らかにされています。ニュース解説を見る限りでは、世界各地に潜伏するテロ集団を局地攻撃により絶滅させるのは困難(というよりも不可能)→しかしここでテロを徹底的に叩いておかないと際限もなく凶悪なテロ行為が世界中で繰り返される→一番効果的なのは彼らの支援の根源となる地域を壊滅させること→タリバーンへの総力攻撃しかないという論理展開になっています。これは確かに説得力のある理論で、このとおりに思えます。実際に世界中に散らばるテロ集団を「草の根を分けても探し出し」「絶滅させる」ようなことは不可能に思えます。それにくらべ、彼らの支援をする本拠地を一気に壊滅させるしかない・・・これが最悪の手段だとわかっていても、「他に選択の余地がない」、その事実によって直ちに実行されようとしています。そのときの構図は、アメリカVSアフガニスタン、ではなく、(国際的に合意を得た)国際社会VSテロ集団です。これを「新しい戦い」「新しい敵」と言っているようです。頭をフル回転させなければなりません。「罪もない人を巻き込むのは許されない」なるほどそれはそうです。しかし「罪もない人」・・・一体全体それはありえるのでしょうか?イスラエルとパレスチナ双方にとってお互いの罪というのは一意的ではありません。もどかしいのは、日本にいては実感としてわかりにくいことばかりだ、ということです。こういった中東問題の理解に役立つ書籍をご教示いただく方がおられると大変ありがたいのですが。イスラエルが建国された時、そこに移り住んだユダヤ人は「どこから」移住したのか。(アメリカから移住したのでは?)そしてイスラエルは、何故あんなに豊かなのか?テロ行為に対して「話し合いで解決」ができるわけがありません。合法的に解決しないからテロリストがテロ行為に出ているのです。しかし「国際社会」が最悪の手段しか選べないならば、何故そうなのか、という構造を徹底的に理解しておくべきです。すぐできることというのはそういうことではないでしょうか。
norikom/ボストン 2001年9月15日(土) 0時 3分 11秒 子供達との対話
今回の衝撃的な出来事は、ヨーロッパとアメリカで多感な中学・高校生時代を送ってきた息子たちには、大変なショックでした。現地のハイスクールでは、2時間目から急遽全授業でテレビの報道(CNN)を生徒たちに見せたようです。人類学の先生は、コメンテイターの意見の時にすぐヴォリュームを下げ、『彼らの言っていることは、不確実な事がたくさんある。全てを鵜呑みにしてはいけない』と注意されたり、スペイン語の先生は、黙って生徒を裏山に連れて行き、30分かけて上まで歩かせ、上で少し事件について話をした後、また黙って降りてきた、とのこと。教師それぞれも様々な受け止め方をする中で、多感な高校生にどう対処するか、彼ら自身にとってもチャレンジだったことでしょう。二人の息子(12年生と9年生)は、帰宅してからもテレビのニュースをじっと見つめていました。ハイスクール最高学年の12年生の息子は、人々が互いを理解しようとせずに殺戮しあうその不条理さに憤りを感じつつ、自分は何が出来るかを真剣に考えているようでした。来年進学希望をしているNYの大学のすぐそばで起きた世紀の悲劇は、彼の心に衝撃を与え、将来国際的な仕事がしたいという彼の希望を更に堅固な物にしたようです。その後、親子で様々な話をしました。まだまだ知りたい事や考えたい事がたくさんあるようですが、同時にまた新鮮な発想もできる息子たちとの対話が火曜日以降続いています。しばらく続くであろうこの対話を通して、私達自身も『人間』『平和』『政治』についての考察が続くことでしょう。