ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第57回 茂木 健一郎さん
今、テレビや雑誌で頻繁に取り上げられている「脳」。まだ解明されていないことが多く、また年齢に関係なく鍛えることができるという無限の可能性を秘めていることなどから、多くの人々の関心を惹きつけています。今回お話をお聞きしたのは、脳科学者の茂木健一郎さんです。自分を知るために脳科学の研究を始めたという茂木さんに、脳を鍛える方法、「クオリア」との出会い、記憶力についてなど、お話していただきました。
茂木 健一郎(モギケンイチロウ) 脳科学者 ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー東京工業大学大学院客員助教授(脳科学、認知科学)、東京芸術大学(美術解剖学)、東京大学、大阪大学、早稲田大学、聖心女子大学などの非常勤講師もつとめる。1962年10月20日東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。主な著書に『脳とクオリア』(日経サイエンス社)、『意識とはなにか--<私>を生成する脳』(ちくま新書)などがある。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究するとともに、文芸評論、美術評論にも取り組んでいる。ソニーのQUALIAプロジェクト・コンセプターとしての活動も行っている。
※プロフィールは対談公開時(2005年07月)のものです。