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規制改革メルマガ

保育園の子ども、かわいそう?

2001年8月22日(水)配信

すっかり夏が終わりかけている感じがします。 台風の被害が少ないことを祈ります。

さて今週は、ズバリ「保育園の子ども、かわいそう?」。 のいる人も、いない人も、保育園の人も、幼稚園の人も、本音で発言してくれませんか?

このあたりから、のこと、家庭のこと、 女性が働くということ、保育サービスの在り方、 保育園と幼稚園の関係、厚生労働省か文部科学省か…… など、いろいろと見えてくるはず。たくさんの投稿お待ちしています。

ewoman:規制改革メルマガ編集長
佐々木かをり

今回のテーマと背景

保育園の子ども、かわいそう?

A:

ちょっと聞いて。昨日、が帰ってきてわたしになんて言ったと思う?

B:

あわててどうしたんですか?

A:

帰るなり「僕ってかわいそう?」と言うのよ。事情を聞いてみると、わたし、保育園に迎えに行くのがいつも遅いのね。それで、わりと年配の先生が、に「かわいそうね」と言ったらしいの。

B:

それであなたはにどう言ったんですか?

A:

うん、「○○君は、自分がかわいそうだと思う?」と逆に問い返してみたの。そうしたら、「そんなことない、保育園は友だちがいっぱいいて楽しいし、日曜日だって行きたい」って。だから、それならかわいそうじゃないね、って言ったわ。あなた、保育園のをかわいそうだと思う?

B:

そう尋ねられたら「No」です。そうであってはいけない、という意味も込めて。でも、いままでの日本では、「Yes」が主流派だったような気がします。

A:

どうして?

B:

まず、子育ては家庭でするもの、極論で言えば、母親がするものという考えがずっと続いてきたでしょう? 戦後、日本では都市部を中心に核家族化が進行しました。その中で、「夫は外で仕事、妻は家事と子育て」という役割分担をあたりまえに思うようになってしまった。

A:

そうか。でも、いままで寄せられた投稿には、「子育ては社会でするもの」という意見も複数あったわ。だんだん、考え方が変わってきたのかしら。

B:

昔は、核家族じゃなかったから、家の中といっても周りにたくさん家族がいたし、隣近所の人たちも、助け合って育ててきたでしょう?
それが、核家族化して、母親だけの役割のように考えられるようになったのが、そもそもの間違いのような気がします。ひとりでは育てられないのですから。
それに、一方で女性の社会進出が進み、これまでのように母親だけが子育てをすることに無理が出てきました。子育てをする男性は、まだまだ少数派。そこで、保育サービスも含めた意味で[社会が子育てを支援する]ということが、ようやく大きな論点として出てきたわけです。

A:

でも、どうなんだろう。正直なところ、「保育園の子どもはかわいそう」という見方はまだ根強くあるような気がするわ。

B:

そうなんですね。わたしも、「仕事と子育ての両立大変ね」とよく言われるんです。考えすぎかもしれないけれど、「大変ね」という言葉の中に、「なにかしら義性をともなっている」というニュアンスを感じます。
たしかに、保育園に子どもを預けていて、今日は一緒にいてあげたいな、と思うときがまったくないと言ったらウソになる。でも、そこで悩んでも仕方ない。
だから、わたしの場合は、夫、地域の人、保育園の先生、みんなに子育てに協力してもらおう、と思い定めました。

A:

一種の意識改革かもね。たしかに心の奥底を覗き込んだら、「かわいそう」とまではいかないけれど、この子は寂しがっているかしらと思ったり、おかえりなさいと言ってあげたい、という気持ちがあったりするもの。

B:

そこがすごく難しいところですね。かといって、24時間ずっとのそばにいることが正しいのか、というと、そんなこともないとも思うし。

A:

そうすると、答えはないってこと?

B:

一人ひとりが自分の中で出すしかないと思うんです。
でもそれは、いまの自分の生活に納得がいっているかどうかってことでもあるんじゃないかと思います。たとえば仕事がうまくいってない、夫の理解がない、というときに、他人をうらやんだり、保育園に行くがかわいそうだと思う気持ちをもって自分を正当化するとか。でもそれは、がかわいそうなんじゃなくて、自分自身に対する不満や不安を、に投影しているだけかもしれませんよね。
いまの自分とを肯定できていれば、他人がどう思おうと不安を感じる必要はないと思うんですけど。どうでしょう?

今回のご意見テーマ

「保育園のは、かわいそうですか?」

参考サイト

総合規制改革会議
2001年7月24日に提出された中間とりまとめを読むことができます。

最後に

事実と違う! とか、実態を知らないのでは! もっと根が深い!といった意見も、是非お寄せください。
ただ、ご意見をいただく際にお願いしたいのは、「たち」にとって一番よい環境を作るために、いままでの既成概念を捨てて、新しく考えること、そして違う意見にも耳を傾けて、前向きに、建設的に話し合うことです。

このメルマガは毎週水曜日に発行し、同じ週の金曜日に、みなさんからのご意見をewomanサイトで掲載します。それを読んで、また続けてご意見いただければと思います。

サイトへの掲載をするか否か、編集権、2次使用権はewomanに帰属することをお許しください。個人名を書いていただきますが、サイト掲載または2次使用の際は、個人名ではなくewomanニックネームを掲載させていただくことでみなさんのプライバシーを守りたいと思います。いただいたご意見は、サイトに掲載されない分も含めて、すべて佐々木が内閣府に届け、届けたことをサイトにてご報告いたします。批判ではなく、改革。

建設的に、意見を積み上げられたら、と思います。

このメルマガに寄せられた意見
現在ご覧の「規制改革メルマガ」は、2001年7月18日〜10月24日にメール配信したものです。


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