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規制改革メルマガ

小学校改革の第一歩

2001年10月10日(水)配信

保育に関してはかなりの意見がまとまりましたので、最終に向けて「小学校のこと」を取り上げたいと思います。26日には、小学校教師の評価制度についてなど、規制改革会議のワーキンググループにて発表をする機会があります。良い先生たちの評価もそうですが、「最悪」の先生たちをどう評価し、どうしていくのか。小学校は、どんなふうに変わっていったら、たちにとって、将来の社会にとってよい方向へ向かうのか、ご意見お待ちしています。

ewoman:規制改革メルマガ編集長
佐々木かをり

今回のテーマと背景

小学校改革の第一歩

A:

3〜4年前ぐらいかな。「学級崩壊」が新聞や雑誌でさかんに取り上げられたことがあったよね。私語や授業中の立ち歩きで、授業が成立しない学級がかなりの数で存在するという記事をたくさん読んだっけ。

B:

いまでは、学級崩壊は公立小学校の低学年でも起きていると報告されています。それに「学級崩壊」とまで呼ばれなくても、「うまくいっていない」学校が多くあるように思います。
本当にたちは、ちゃんと教えられているのか。
公立小学校の先生の評価や、授業の持ち方に提案をしていきたいのです。

A:

どういうこと?

B:

多くの公立小学校では、授業科目の大半を「ひとり」の担任の先生が教えますよね。担任の先生は、そのほかにも、生活指導、父母との連絡や、分担されている校務、家庭訪問など、数え上げればキリがないぐらいたくさんの仕事を一人でこなすわけです。これらをきちんと行うのは、教師としても社会人としても、相当の経験や技術がないと難しいと思うんです。

A:

たしかにいまの学校の先生って、負担が大きすぎるところはあるわね。でも、先生だって優秀な先生とそうでない先生がいるわけだから、仕事ができない先生は、担任を持たせないとか、クビにするとかできないのかしら。

B:

それが、現状では簡単にはできないんです。まず校長先生に、人事権がない。つまり、自分の学校の先生を選べない。
先生に対する勤務評価制度もないし、給与も決まっている。企業であれば、 当然のように行っている部下を評価するシステムが、公立の小学校にはまったくないんです。

A:

それは逆に言えば、仕事をする上でのインセンティブを持ちにくいってことでもあるよね。だって、自分に対する評価もないし、クビもかかってないんだから、先生のヤル気って、先生自身に任せるしかないってことになるもの。

B:

そうなんです。ただでさえ一人で行うには厳しい仕事なのに、それをチェックする仕組みがない。それに、先生は、一度も大人の世界で仕事をしたことのない人たちの集団。大学を出てから、を相手に一人舞台に立っている。「評価されることを知らない集団」でもあるんですよね。

A:

うーん、それはどうしたらいいの?

B:

まず先生の負担を減らして、一定の業務に集中する専門性を高められるようにすることと、先生の評価制度の充実の両面が必要だと考えています。現在でも行なっているところがありますが、たとえば、一クラスのの人数を減らしたり、複数の先生が組んで教えるチームティーチング(TT)制度、教科担任制を原則にするのは、基本的な環境作りとして必要だと思います。

A:

言葉が悪いけど、新学期で担任の先生が変わるときって、「当たりハズレ」という言葉をやお母さんが使うじゃない。やっぱり相性ってあると思うから仕方ないと思うけど、たちにとって、いろんな先生に普段から接することができる仕組みになっていたら、そういう博打的な要素は薄れるしね。

B:

できれば教科だけじゃなくて、心のケアの必要性という意味で、スクールカウンセラーなど、臨床心理士や心理学者の配置も検討課題だとも思う。 そして評価システムという点では、現場の長である校長先生が、人事権を持つべきだと思います。教員を校長先生が指名できる裁量権を認めるとか。そして授業参観などを通じて、先生がいい意味で緊張感を持ってスキルを磨くことができるような環境にしたいですよね。教員免許の更新テストも導入するとか。
公立小学校の先生の質を高めるにはどうしたらいいか、評価制度はどんな風にしたらいいか、みなさんからの斬新かつ具体的なアイデアをお待ちしています。

今回のご意見テーマ

「公立小学校の先生の質を高めるにはどうすればいい?」

参考サイト

総合規制改革会議
2001年7月24日に提出された中間とりまとめを読むことができます。

最後に

事実と違う! とか、実態を知らないのでは! もっと根が深い!といった意見も、是非お寄せください。
ただ、ご意見をいただく際にお願いしたいのは、「たち」にとって一番よい環境を作るために、いままでの既成概念を捨てて、新しく考えること、そして違う意見にも耳を傾けて、前向きに、建設的に話し合うことです。

このメルマガは毎週水曜日に発行し、同じ週の金曜日に、みなさんからのご意見をewomanサイトで掲載します。それを読んで、また続けてご意見いただければと思います。

サイトへの掲載をするか否か、編集権、2次使用権はewomanに帰属することをお許しください。個人名を書いていただきますが、サイト掲載または2次使用の際は、個人名ではなくewomanニックネームを掲載させていただくことでみなさんのプライバシーを守りたいと思います。いただいたご意見は、サイトに掲載されない分も含めて、すべて佐々木が内閣府に届け、届けたことをサイトにてご報告いたします。批判ではなく、改革。

建設的に、意見を積み上げられたら、と思います。

このメルマガに寄せられた意見
現在ご覧の「規制改革メルマガ」は、2001年7月18日〜10月24日にメール配信したものです。


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