テレビなどでよく目にするボーダフォングループは、あまりにも有名ですが、創業は23年前、1982年のイギリスで、今や260カ国で3億4010万人以上の加入者を持っている大企業です。それと同時に、同社は日本で最初にCSR(Corporate Social Responsibility)を導入した企業として評価されている有名な企業です。 同社は「移動体通信のグローバルリーダーとして顧客の生活を豊かにし、移動体通信の世界で、個人、企業、社会のつながりをいっそう強化すること」を目標にしています。そしてこのことを実現するために「私たちを取り巻く社会への情熱」ということを企業価値として設定しています。言い換えれば、企業を取り巻くステークホルダー(利害関係者)への課題を明確に理解し、そのために力を注いでいます。 同社は最優先課題に焦点をあてて活動していくことをホームページでも宣言しています。エネルギー効率の改善はもとより、携帯電話端末をリサイクルして、リサイクルで得た収益を寄付することも課題に含まれています。このような動きは利益主義であった高度成長期には決してありえないことでした。 日本におけるCSR活動は、社会貢献ではなく社会責任へと社員の意識が変わつつあります。社員一人ひとりがビジネス上の目標だけではなく、まず社会の一員であることを自覚して幅広い役割を視野に入れて意思決定し、行動しています。そうすることにより、社会からの信頼が得られ、同時にグローバル企業としての優位性が増し、ブランド価値を向上させています。
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