以前にも触れたように、CSR(Corporate Social Responsibility)に取り組むためには、トップの意気込みだけでは成り立ちません。業績のように数値としてあらわれるものなら目標値を定めることもできますが、トップがただ漠然と旗を振っていただけでは、大企業であればあるほど意味を成しません。 そこで、社員への教育、特に「なぜ環境問題やCSRに取り組まなければいけないのか」という、日々の意識付けが必要になってきます。今回は、社員への教育・啓蒙という面から富士通株式会社を取り上げてみたいと思います。 同社では特に環境問題に関して、社員が自らヤゴを放流したり、花を植えたり、リサイクル体験ツアーを実施したりなど、数々の環境啓発活動を設け、例年行事として行っています。それに加えて、2004年度は新たな取り組みとして、「環境経営報告書を読む会」「環境講談」も実施し、環境に対しての意識が高い企業の一つです。 日々の通常業務に加えて行われるこうした活動ですが、社員一人ひとりが環境問題を身近な課題と実感する大変貴重なチャンスとなっていることは間違いありません。 その他には「かみごみでんきキャンペーン」と題して、「紙」「ごみ」「電気」などをテーマにオフィスで身近に取り組める環境活動のヒントをイントラネット上で公開したり、「環境貢献賞」「環境コンテスト(フォト部門・ボランティア部門)を開催しています。 この現代社会で、私たちは環境問題について考える時間が少なくなりました。日々の仕事に追われて環境問題を忘れがちですが、このような機会が与えられることによって、自発的に問題に取り組む意識が芽生えてくることと思います。
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