今までご紹介してきたように、企業ではCSR(Corporate Social Responsibility)に関する部署をつくることがブームになりつつあります。しかし当然のことながら企業側がCSR推進部署を立ち上げる場合に、他社がやっているからうちもやる、といった安易な発想で取組むべきではないと思います。 ブームにのって組織を立ち上げてもCSRは多方面に気を配って活動しなくてはいけませんし、その活動結果が業績のように具体的な数値になって現れてくるわけでもないので、ただ漠然としていたのでは意味がありません。 仮に、実状からかけ離れた高い目標を定めていてもそれだけでは無駄に終わってしまいます。何事にもいえる話ですが、それぞれの会社の事業内容や規模によって最適なテーマを選択し、細かく実施項目を明文化すべきだと思います。 今回ご紹介する凸版印刷の場合はまず「凸版におけるCSRとは何か」という軸になるものを考え、その「企業理念」「経営信条」「行動指針」にそって取組むべき段階を決定しています。そして、重視すべきテーマであると定めたものが、「コーポレート・ガバナンス」「コンプライアンス」「顧客満足の向上」「人材の尊重と活用」「社会文化貢献活動」「環境への取り組み」です。 その中でも実施項目が細かく決まっており、同社のCSRに対する意気込みがわかります。実施項目や、それに対する報告書が充実しているほど、CSRに意欲的に取組んでいる証拠です。それと同時に、これらのことに目を向けられる企業は、本業にも余裕があるということであり、業績にもプラスに現れてくると思います。 みなさんも投資対象を決める際には、CSRに対する活動報告などに注目して投資してみるのはいかかでしょうか。
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