海外をめざした理由とこれから挑戦する方へのアドバイス
小さい頃から海外文学ばかり読み漁り、いつかは海外に住むんだという夢を抱いていました。そこでまず中学・高校では英語の勉強に力を入れ、英語とスペイン語ができれば、少なくともアメリカ大陸だったらどこでも行ける、という単純な理由から大学でスペイン語を専攻。
海外に「住む」ことを夢見ましたが、目指したのはそこで仕事をすることでした。ただ、闇雲に海外に飛び出す前に、海外と何らかの形で関係のある日本の企業で、しっかり仕事の経験を積んでおいたことは、正解だったと思っています。
海外を「目指す」とか、「挑戦する」という表現は、本当はあまり好きではありません。目指したり挑戦したりすると、何らかの「結果」を出さなければと肩に力が入ってしまい、そういう人は傍で見ていてもつらいです。
海外も永く住むと、人の日常生活なんて世界中どこでも基本的なところは同じなんだなというのがわかってきます。「住む」ことだけを夢見ているならば、日本で生活上手な人は、世界中どこに行っても生活上手になれるはず。
もっと具体的な目標をもって海外に「挑戦」しようとしている人は、そのこと自体、とても勇気とファイトがあると思います。その自信を失わなければ、きっとうまくやっていけます。自分自身に対する挑戦であって、他人と争うことではないことさえ心掛けていれば。
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