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World Money Report〜世界のマネー事情〜

【第25回】 中国 中国/北京
松井美幸さん
京都府生まれ。高校時代から中国の歴史が好きで、大学は中国文学科に進み、中国語と中国現代文学を学ぶ。卒業後、電子機器関連の商社で中国、台湾、韓国の貿易の仕事をする。90年代後半に中国・北京に留学後、今のパートナーとともに翻訳や翻訳から派生するさまざまな業務を請け負う小さな会社を立ち上げて現在に至る。趣味として学んでいる裏千家の茶道や日々接触する中国語やハングルから中国〜韓国〜日本との歴史的なつながりを感じるように。今後はこうしたことも勉強していきたいと考えています。
松井美幸さん

海外を目指した理由とこれから挑戦する方へのアドバイス

私のオフィスが入ったビル付近

私のオフィスが入ったビル付近

大学や商社時代の勉強を経て中国語で日常会話は話せ、仕事でも簡単な通訳はしていたけれど、実際に住んで肌で感じてみないとわからないニュアンスや意味が多いのが中国語。語学的にワンランク上をめざしたい、中国の文化をもっと知りたい、そう思って20代の後半、北京にやってきました。

私が学んだ80〜90年代の最初の頃は、まだ中国ブームではなく中国語の教材が少なかったため、北京に来てからむさぼるようにテレビ(中国語の字幕付きなのです)を"聞き"ました(=中国語で"聴力":聞き取り能力の意味)。中国ドラマなどを見ながら、また周りの人の話し声を耳で聞いて中国語の言い回しを覚え、すぐに使ってみる。中国語はこの微妙なニュアンスが聞き取れるようになるととてもおもしろい。今ではこの"聴力"が中国人消費者の動向を調査する「グループインタビュー」の同時通訳の仕事に活かされ、生の中国人の発言を聞けるおもしろい仕事の一つ、となっています。

北京に来たもう一つの目標は日本でできなかったことをしたい、なんでもいいから会社を作ってみたい。……そんな単純な理由。90年代後半は中国でも起業ブーム。国営企業が成り立たなくなり、実質の失業者があふれ、また所得の格差も出始めてきた頃、普通の人が会社を辞めて(辞めざるを得ず)起業するということは当たり前だったのです。でもやはり実際は大変なこと。その当時会社を興した知り合いの中国人のなかには、今では会社が立ち行かなくなっている人も多い。私の会社も相変わらず小さいままなので人のことは言えないのですが……。
 
北京も特にこの2年ほどで随分変わりました。中国という国も中国語も知らないのに抵抗もなくやってきて、フリーで仕事をしたり、お店を立ち上げたりする若い人たちが増えました。また英語圏で生活をして、中国が今ブームだからと中国に留学にやってきてそのまま仕事をする、という人も増えました。日本人は漢字を使う文化のためか簡単な中国語なら割合とすぐに話せるようになります。お金さえだせば簡単に中国の超有名大学へ留学できます。選ばなければ現地採用としての就職先もたくさんあります。

でも実際は日系企業だと現地採用者に対する扱いは中国人と同等レベル、待遇も日本より低い設定のところがほとんどなのに、中国人職員と中国の事情がわからない日本人社員との間で苦労することもしばしばのようです。現地採用の場合、日本での待遇と同等レベルと北京での安い物価、生活しやすい環境、その両方を享受するというのは難しいでしょう。現地採用で働いている友人に聞くと、他に目標があるから多少低い待遇でもやっていけるのだということでした。

特に北京や上海は日本に比べて生活しやすく、日本と同じような環境が容易に手に入るため(物価が日本よりは安い、日本人も多く、日本食もたくさん、日本へも飛行機ですぐに行ける距離、ビザも「F(訪問)」ビザを取得すれば長期滞在が可能)、気がつけばいつも日本人とばかり。いようと思えばいくらでもずるずると生活できてしまうのが北京。ご自分の中国へ来た目標や目的はしっかりと持って、絶えず思い出して自分を点検しないといけないなと思います、私も含めて、ですが。

それとできれば、特に北京に滞在するなら中国の歴史を少し頭に入れていてほしいです。北京は社会主義中国の首都、政治の街。中国の近現代史を知ることで余計な軋轢は避けることができるかもしれないし、なにより今の中国を観察するための基礎的な要素になると思います。


How much? 各地の住まい
自宅リビング

自宅リビング

日本人の住まいは主に4種類

北京の中国人の住まいの情報は上海の萬里紅さんがご紹介くださった通り、北京も上海とほとんど同じような状況です。市中心部の住まいだと1平米当たり8,000元から10,000元は普通、最近(2006年9月現在)はそれ以上。これだと普通のサラリーマン家庭では購入できないため、地下鉄沿線などの郊外に購入することが多くなっていますが、それでも1平米5,000元前後くらいにはなります。北京では地下鉄などの公共交通が発達していないため、郊外に住むと自家用車で出勤しようとする人が多くなります。自動車は日本よりも高いです。軽タイプでも10万元前後。ドイツなどとの合弁(中国で生産した)車だと20万元前後となります。

ここでは日本人が北京に住んだ場合の住まいについてご紹介したいと思います。北京にいる日本人は大きく分けて、
(1)日本企業から派遣された駐在員とその家族、
(2)留学が目的の留学生、
(3)現地採用or起業等で働いている人、
(4)中国人配偶者を持つ人(現地採用で働いていることも多い)、でしょうか。それぞれの階層で収入が違うため、住まいも格段に違います。

自宅マンション

自宅マンション

(1)の層は会社がほぼ全額負担。セキュリティもしっかりし、日本語のできるスタッフがいるところ、買い物、子どもの通学・遊び場に便利、かつ面積の広いマンションです。2,000米ドルから4,000米ドルの2LDK〜4LDK(100平米〜200数十平米)にお住まいというのが一般的です。但し(4)の層でも中国人配偶者がお金持ちだったりすると、このクラスのお部屋を購入・お住まいの方もいます。

留学生寮

留学生寮

(2)の留学生は基本的に大学の寮に住むことになります。外国人留学生が住む一般的な部屋だと2人部屋、トイレ・洗面所・シャワーは共同です。このスタイルの部屋、実はこの20数年変化なしかも。私が大学時代に初めて北京・上海に短期留学に来た時も、衝撃的なぐらい質素な部屋でした。1カ月3,000元くらいです(部屋も質素、トイレも共同なのにこの値段は高い。中国では外国人に対して料金を高く設定する傾向があります)。最近は1人部屋でトイレ付きなど設備の整った寮の部屋も増えているそうです。

(3)や(4)の現地密着型の方が一番バラエティに富んだところにお住まいでしょう。普通の中国人が住むアパートだと1LDK:1,000元代から。外国人向けだけど年数を経た古い部屋、もしくは中国人のお金を持った人たちが投資・賃貸目的で購入した新しい(建築の作りが雑な)部屋だと1LDK:4,000元前後から。私が住んでいるところは(1)と、(3)または(4)の間くらいのランクの部屋です。北京市中心部に近く、私のオフィスへも車で5分ほどの至近距離にあります。

もともとは外交官向けのアパートで、敷地内は緑も多く、建物は古いのですが内装は新しく、天井が高く、リビングと食堂が広いのが特徴です。外国人に貸し出すような部屋だと中国では家具・電化製品付きの部屋がほとんどですが、私たちは家具を一式所有しているため、部屋のみの代金で、と交渉して、120平米2LDK(+2バスルーム)で1カ月1,000米ドルです。


COLUMN/暮らしの中から

中国 松井美幸さん

中国大都市で増えつつある「白領」たち

中国語は日本語のカタカナのようなものがないため外来語はすべて漢字でさまざまな方法で表されます。この「白領」とは英語の「ホワイト・カラー」を意味から訳したもの。つまり「白」は"ホワイト"、「領」は"カラー:襟"の意味なのです。この「白領」(ホワイトカラー)、中国では事務に従事する人たちという意味よりも、外資系やIT関連など職場の環境や待遇がちょっと良いところにお勤めの層を指す言葉にもなってきています。彼女たちの所得や生活は私たち日本人の働く女性に匹敵する充実ぶり。私の茶道仲間の友人をご紹介しましょう。

茶道仲間の友人の車(白い車)。この車に私も乗せてもらい、一緒に茶道の稽古場に通っています
茶道仲間の友人の車(白い車)。この車に私も乗せてもらい、一緒に茶道の稽古場に通っています

彼女は外資系IT関連会社の社長秘書、20代後半。英語は大学で独学、留学経験はなし。大学で商学や英語を学びながらたまたま裏千家の茶道クラスが開講されていた大学だったためクラブ活動の一環で茶道教室に通ううち、日本語ができないにも関わらず茶道の稽古にのめりこむ。卒業後中国系や外資系の会社で秘書として働き、ヘッドハンティングで今のIT関連企業に移って2年。給与は推定1万3,000元くらい(北京の普通程度の学歴を持った人の初任給は2,000元くらい)。北京市南部に両親と約100平米の2LDKのマンションを購入(1平米5,600元だそう)、自宅が遠いためマイカーも購入し(約11万元)、現在マイカー通勤しています。ちなみにオフィスビル地下にある駐車場代は月700元ほど。外の一般的な駐車場だと2元/時間で、繁華街だと更に高くなります。

彼女はスキルアップを図るため、毎週末の土曜日は社会人大学院(学費:1万5,000元。週末のみの開講、1〜2年通学)に通い、心理学を勉強中で、日曜日は日本語学校に通っています。趣味は茶道、ゴルフ、テニス、そして最近飼い始めた愛猫と遊ぶこと(血統書付きで800元だったそう)。茶道のお点前は日本人の私を遥かに超えた優美さ(茶道の月謝は月350元プラス年会費や特別稽古に別途費用)。会社から社員に福利厚生としてオフィスビル地下にあるフィットネスセンターの会員チケット(年4,500元程度)が配布されているため、昼休みはヨガをしたりジムで汗を流しています。彼女は美人で、英語もでき、また細かな心配りができ、礼儀正しく、物事をなおざりにすることができない性格。そのためか、人材派遣会社のヘッドハンティング担当から、外資系有名企業の社長秘書にならないかという誘いが常にあるそうです。

彼女の素敵なところは、高給取りなのに、ムダ使いをせず倹約すべきところは倹約することを守って、普段は質素に暮らしていること。というのも最近のお金を持った中国人女性たちのなかには、お金の使い方が豪快な人がいるからです。他にも安いところはたくさんあるにも関わらず、デパートでしか洋服、化粧品を買わない、エステにも毎週1回は通うなどなど。「月光族(Yue Guang Zu)」といって、毎月のお給料を貯蓄することなく買い物などですべて使い果たしてしまう、といったバブル期の日本のような女性達も現れてきています。

地方出身者や大学に行けなかった人たちは一攫千金を夢見て北京などの大都会に出てくるものの、理想とは程遠い生活をしているのが現状。貧富の差、持てる者と持たざる者との差がますます大きくなって社会的な不安要素の一つになっているのがとても心配です。


→ ワールドマネーリポート 目次
アメリカ・ワシントンD.C. 1.アメリカ/ワシントンD.C.
イギリス

2.イギリス/ロンドン

カナダ 3.カナダ/トロント
中国 4.中国/上海
オーストラリア 5.オーストラリア/メルボルン
イタリア 6.イタリア/ミラノ
タイ 7.タイ/バンコク
ブラジル 8.ブラジル/サンパウロ
フランス 9.フランス/パリ
ニュージーランド 10.ニュージーランド/オークランド
香港 11.中国/香港島
アメリカ・カリフォルニア 12.アメリカ/シリコンバレー
パキスタン 13.パキスタン/イスラマバード
ドイツ 14.ドイツ/フランクフルト
ナイジェリア 15.ナイジェリア/アブジャ
韓国 16.韓国/ソウル
メキシコ 17.メキシコ/モンテレイ
インドネシア 18.インドネシア/バリ島
オランダ国旗 19.オランダ/ハーグ
エクアドル国旗 20.エクアドル/キト
シンガポール国旗 21.シンガポール/トロブランガ地区
ベルギー国旗 22.ベルギー/ブリュッセル
フィンランド国旗 23.フィンランド/ヘルシンキ
オーストラリア 24.オーストラリア/パース
中国 25.中国/北京
イギリス 26.イギリス/ウエストブリッジフォード
アメリカ・ロサンゼルス 27.アメリカ/Coto De Caza new
〜マネー&リーガル@の記事〜
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■価格定点調査
 お住まいの地区名は? その地区の消費税は何%?

北京市朝陽区。
日本のような消費税はなし

 タクシー初乗りはおいくら?
10元/3km、3kmを超えると1km毎に1元up
 最近食べたランチ代とそのメニュは?
1.私のオフィスの入っているビルの従業員食堂で食べた日:宮保鶏丁(鶏肉とピーナッツのぴり辛炒め)とインゲンの炒め物+白ご飯:6.5元

2.オフィスの近くにある韓国風食堂からのデリバリー:「鶏湯飯」鶏肉スープごはん:12元

ランチ「鶏湯飯」

3.現地採用で働いている友人とイタリアンレストランでのランチ:60元

4.オフィス近くに最近できたコンビニエンスストアでテイクアウト、オフィスで食べた日:おでん+中華まん:7元

コンビニのランチ
 1人あたりGDP
1,700ドル(2005年)
(数値は中国国家統計局)
外務省ホームページより
 外国為替レート
通貨は中国元
1元=約14.8円
(2006/09/21現在)

■その他
 映画鑑賞料金
25元くらいから100元くらいまで(映画によって料金が変わります)
 タバコ1箱の価格
ブランドによってばらつきあり。日本人がよく吸う中国のタバコ「中南海」の8rなら4.5元、5rなら10元。
 ガソリン小売価格
種類にもよりますが、1リットル5元前後(4.7元〜5.9元)
 米の小売価格
ピンきりです。自由市場で買えばとても安いけれど品質の保証はなし(2元前後/斤=500g)。スーパーで品質保証のある普通の米(天津産や東北産)を買うと15元前後/3kg。日本食を売っている外国人向けスーパーで河北省産こしひかりを買うと28元前後/3kg。
 起業の最低資本金
中国資本の会社だと業種にもよりますが10万元から。外国人が起業するには合弁か独資になるが、合弁だと15万米ドル。


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